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私の転職体験談:長年住んだ北海道から東京への転職。家族4人を養うために。

転職前

BEFORE
職業
不動産住宅メーカー
職種
営業
従業員規模
20名
年収
400万円

転職後

AFTER
職業
医療機器メーカー
職種
営業
従業員規模
500名
年収
450万

目次

やまちゃんさんの転職ストーリー

1これまでの私

在学中に結婚して、一人目の子供も産まれて──。

在学中に結婚して、一人目の子供も産まれて──。

家族構成は、大学卒業と同時に子供が1人産まれまして。そして1年後に2人目が産まれて、今は4人家族です。

大学在学中、ボランティアサークルで今の嫁と知り合いまして、共に研究論文を作成して付き合うように、話のテンポが合い、すぐに意気投合し1年足らずで結婚へ。
子供もすぐに授かりました。嫁はしばらく専業主婦になって、その後2人目の子供を妊娠して。

私は大学卒業後は不動産会社に勤務しました。

入社して4年くらいまでの頃は、家に帰る時間も無いくらい忙しくて。
ただただ「金を稼がなければ」という不安ばかりでした。

そんな状況でしたので、家庭は常にギクシャクしてましたね。

嫁はよく実家に帰りましたし、私は仕事人間で他のことには全然目をかけられてませんでしたから。

2転職のきっかけ

給料、そして就労環境。──今の状況を、もう一度見直したい。

給料、そして就労環境。──今の状況を、もう一度見直したい。

転職のきっかけは、家庭を今一度見直して後悔したくないと思ったからです。

お金のことで嫁と喧嘩している毎日を打破したい、そんな気持ちになったのです。

また、昇給も賞与も変わらない会社で勤めていたため、自身の甲斐性のなさもなんとかしたいという気持ちでいました。
不動産会社の営業で、歩合でも稼いでいましたし、私も月の小遣いを2万に切り詰めてやりくりしていたのですが、貯金は一向にできませんでした。

(なぜこんなにも、毎日残業しているのに給料が少なくて、気持ちも落ち着かないんだ。そもそも、北海道の賃金が安すぎるのではないか。)

このように考える事が多くなりました。

実際に、インターネットや経済誌でいろいろ企業情報を見ていても、やはり地域によって最低賃金も違います。

また、北海道では雪国でもあり、冬場の暖房費が多く、光熱費がかかることがわかり、「他の地域引っ越して、出費の基盤を作りなおせるのでは」という想いも大きくなっていきました。

──それが、私が転職を検討し始めたきっかけでした。

3転職中

まずはフィールドを変えよう。

まずはフィールドを変えよう。

転職活動を始めて、最初のうちは楽しかったですね。

東京の求人情報を見れば、今まで見たことがないような膨大な求人数、北海道と比べると何十倍だと思うほどの需要があり、給料も高いところも多い。

更には、資格者も多く、仕事にまじめな方も多い。マーケットも大きい。

──ここまでは良かったのですが、現実は甘くありませんでした。「じゃあ東京まで転職面談に行こう」となったら、片道約2~3時間、交通費は往復で数万ですから。

ましてや、自己負担で家族まるめて東京へ引っ越すとなると莫大な費用がかかります。

それで、「どこでもいい」とまでは言いませんが、「まずはフィールドを変えよう」と、願わくば面談にかかる諸経費も会社で多少の負担をしていただけるところを徹底的に探し、約20社を受けました。

新卒の頃が懐かしく感じましたね。転職サイトは、dodaや、リクナビNEXT等たくさん見ました。

結果、面接まで行けたのは2社。10分の1です。
そして、その2社から内定を貰えました。

医療機器メーカーの営業職の仕事でした。

4転職後

北海道から東京へ移って、新生活が始まって──

北海道から東京へ移って、新生活が始まって──

転職先が決まり、私たち家族は、北海道の雪が積もる前に引っ越しました。

そこで最初の冬を越すことになって、まず一番に感動したことは、「雪が積もらないこと」でした笑。
これは今でも感じますね。

以前でしたら、毎朝、家族のためにもストーブを早くつけ、手袋をして雪かきして車の雪を落とすこと約30分。
家に戻ってモーニングコーヒーで冷め切った身体を温めて…そんな生活でしたから。

業務開始時間は少し朝早くなりましたが、もともと早起きする習慣があったので、不満はありませんでした。

ただ、通勤する際のラッシュは唯一「大変だ」と思いました。
すでに人がぎゅうぎゅうな電車のなかに、押し込まれるように入っていって…。いつも隣の人達が皆至近距離で、匂いも感じますし。
通勤はあまり良いものではありませんでした。

仕事については、申し分ないです。

北海道からの引っ越し費用について、今の会社で面倒をみて下さり、とても恩を感じています。

その分営業の数字で頑張らなくては…!」と思っています。

5その後、どうなったか。

今後、取り組みたいことは、「恩を返す・育てる」こと

今後、取り組みたいことは、「恩を返す・育てる」こと

転職して気付けてよかったことは、「いつ転職するタイミングが良かったのか。そもそも転職すべきだったのか」ということですね。
そのことについてじっくり検討出来て、自分なりに解を出せたのが、良かったです。

転職するタイミングは、やはり若いうちが良いのでしょう。

転職の際には、いろんな友人や、仲のいい上司にも相談しました。

それで「ああ、そうだったんだ」と驚いたのは、「20社受けて、2社受かり、更には引っ越し費用も面倒みてもらえた」というのは稀なケースらしいということです。

また、「まだぎりぎりの年齢だからよかったんじゃないか」と言われることが多かったですね。

確かに、ある程度中堅の歳になってしまってからは、任せられる仕事も多く、責任もあり、他への転職を意識するのは難しいと思います。

やはり転職は、「いかに現状を打破したいと思っているか」に目を向けて、そして「自分は何がしたいのか。結果どうなりたいのか」を考察することが大事だと感じました。

◇ ◇ ◇

今後、取り組みたいことは、「恩を返す・育てる」ことです。

今回の島国からの引っ越しは相当、骨が折れました。

家族も巻き込み、実家からも離れ、友人とは離れ離れ、誰も知らない土地で(出張では何度か来ていましたが)新たに、生活基盤を作る。
また同じことをやれるかというと、「さすがに二度目はちょっと…」と思いますね笑

ですが、この機会は私自身を大きく成長させたと思っています。

単身赴任が必要とされるのも、会社がその個人に対しての評価方法のひとつだとも今は思えるようになりました。

そのため、私もマネジメントをこれから行うにあたり、若い人へはどんどんチャレンジしてもらえるような、「チャレンジしやすい環境」を提案できたらと思っています。

まだ私も若いですが、これまでの想いも含めると、今の会社が「私に求めているものを自分自身で見つけ出す」きっかけを創ってくれたと感じています。

ですので、会社へは「恩を返す」こと。

そして、新しい芽は「恩で育てる」。──これをモットーに、頑張っていきたいです。

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