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妊娠6ヶ月のタイミングで、会社の業績悪化で社長から「休職をしてほしい」と言われた|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
ソフトウエア制作
職種
事務
従業員規模
35人
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
WEB制作会社
職種
Webエンジニア
従業員規模
5人
年収
150万円

目次

ASさんの転職ストーリー

1これまでの私

社内結婚、倒産、そして再就職をして──の、30代前半。

これまで、ずっと都内で暮らしてきました。

当時の勤め先で今の夫と出会い、社内結婚をしました。

ですがその1年後、勤めていた会社が倒産してしまい、夫とは別々の会社に転職しました。

転職前はとにかく忙しい会社でした。ですので、

(これからは、年収どうこうよりも、少しゆったりと勤められる会社が良いな)

という思いで転職先を選びました。

新しい勤務先は小さなソフトハウスで、事務職のポジションがなく、社長が兼任していました。
少し業績が伸びてきたため、事務職を新たに雇うことになり、私が採用されたのです。

ソフトハウスとは

ソフトウェアの開発・販売を行う企業のこと。メーカー系、ユーザー系、独立系の3タイプの企業があり、企業規模は従業員数名〜数万名まで多種多様。ソフトウェア開発を専業とするソフトハウスは中小企業がほとんど。

少しゆったりと勤められる会社を…」と選んだはずでしたが、仕事内容は本当に多種多様で、かなり雑多でした。

受注から請求書を出力する営業事務、社員の勤怠管理、労務や福利厚生の手続きをこなす一般事務だけでなく、切手も買いに行くし、法務省へのお使い、植木の水やり、接待や飲み会のお店予約まで。庶務全般と言ったほうがいいぐらいの、本当に「なんでも屋さん」でした。

鍵を持たされ、会社に一番に出社し、開店の準備まで。──それでも、仕事は楽しかったです。

信頼してもらって、良い人たちに恵まれ——。そんな「お母さん的なポジション」がとても居心地よく感じて、自分でも気に入っていました。

2転職のきっかけ

社長から「休職をしてほしい」と言われて。

そうして2年ほど勤めた頃、私は初めて妊娠をしました。

あまり経過が良くなく、妊娠初期に1週間ほど切迫流産でお休みすることがありました。

その後、安定期に入った6ヶ月頃、今度は会社の業績がどんどん悪化していったのです。

常駐に出ていたエンジニア達がことごとく契約満了になり、継続案件を取れずに社内に戻っていたり、営業企画で外部から採用した社長お気に入りの人材が、成果が出せなかったという理由で解雇されてしまったり──。

常駐とは

自社ではなく顧客先の現場でシステム開発を行う働き方のこと。一般派遣のように派遣会社に雇用されるのではなく、自社に在籍したまま顧客先で勤務する。プロジェクトが終了したり契約打ち切りとなったりした場合も、自社から給与が支払われる。そのため、受け入れ先のないエンジニアがリストラされるなどの問題点が指摘されることがある。

ほどなくして私も社長に呼ばれ、

社長

「(ちょうど出産の時期でもあるし、)翌年4月まで休職して欲しい」

と言われました。

更には、復職後は「月10日程、それも1日2時間程の出社」に勤怠を変更してほしい、と。
提示された給与は10万円の提示。
それが嫌だったら、退職も認めるとのことでした。

結局、今まで社長一人でもこなせていた事務処理ですから、業績が悪化した今、もう人員を雇ってはいられないという意味だと理解できました。

育児休暇制度がなかったこともあって、出産後に復帰して勤務するビジョンが社長には見えなかったのでしょう。

復帰後の働き方がイメージできないのは、私自身も同じでした。

これはもう仕方のないことだと事態を受け入れ、私は退職することにしました。

3転職中

出産間近での、転職活動。

退職後、まだ出産まで時間があったので、転職活動を始めようとしました。

しかし、身重な時期でしたので、さすがにどこも面接すらしてもらえませんでした。

(最悪のタイミングの転職活動になってしまった…)

そんな風に思っていた矢先、退職した会社で一緒に勤めていたWebデザイナーの女性が、知り合いの会社でWeb制作のポストを募集している、と紹介してくれたのです。

当時、私はWeb制作にも興味があって、時間が空いた時に彼女からPhotoshop(画像加工用デザインソフト)の使い方やHTML(Webサイトの記述言語)を教わっていました。

私自身も学校でプログラミングを習ったことがありましたので、

「実務経験はないけれど、きっと役に立てるはず!」

──と考え、面接に行きました。

そして、「見習いで」という条件で採用して頂けたのです。
紹介していただいた彼女(公私ともに親しくさせていただいていた方でした)には、感謝しかなかったですね。

4転職後

信頼を裏切りたくない。ただその一心で——。

新しい職場は、従業員たった数人の小さな会社でした。

産休の前後では、勤務時間等について大変融通をきかせてくれました。とてもありがたかったです。

その代わり、生産性が給与に直結するシビアな面もありまして。

まず、福利厚生が整っているとは言いがたい状態でした。
収入面ではかなり不安定で、年収100万円を切ることすらあります。

ですが、出勤の時間はかなりフレキシブルに決められ、仕事内容によっては在宅勤務も可能ですので、気持ちはかなり楽にはなりました。
自分のペースで仕事を進められますし。

今は、「もっともっとスキルを上げて、この働きやすい環境でチャレンジしていきたい」という向上心も芽生えています。

それでも最初の頃は、正直本当に「使えない社員」でしたし、わからないことだらけでした。

子供のことでも本当に迷惑をかけてしまい、自分の情けなさに涙が出たこともあります。

ですが、紹介してくれた彼女の信頼を裏切ることは絶対に出来ないと思い、気持ちを奮い立たせて続けました。

5その後、どうなったか。

リストラされた職場に、感謝の気持ちを持てたこと。

正直、前職でリストラを言い渡されたときはショックでした。

社員のみんなとも、フレンドリーすぎる社長とも本当に仲が良いと感じていたからです。

裏切られたような気持ちになったのも確かです。

しかし、そんな小さな会社だからこそ、無駄な人員を雇えないという実情も理解できました。

今思えば前職の社長も、大変悩んだ末、苦渋の決断を下したのでしょう。
在職中は、本当に色々な仕事を社長自ら私に教えてくださいました。

今の職場を紹介してくれた彼女とも、前職で出会えたわけですし。
そう思うと、結果的にリストラされてしまった職場でしたが、今は感謝の気持ちのほうが強いです。

無下にされたわけでもなく、とても丁寧に扱って頂いたことが実感できましたし、最終的には不信感は一切なく、感謝の気持ちを持って退職できました。

身重な体でのハローワーク通いは辛かったですが、今思えば良い経験だったと思います。きっと運動不足解消にもなっていたでしょう。

もしあのときキャリアチェンジをしていなかったら、今でも私は事務職だけにこだわっていただろうし、復職も難しかったと思います。

◇ ◇ ◇

──転職して、早4年が経ちました。

新しいキャリアを見つけ、スキルを習得しつつある今、私のこれからの目標は「独立」です。

家庭と仕事を両立していけるフリーランスとしての働き方が出来て、かつ多くの方に価値を提供していける──そんな状態を、目指していきたいですね。

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