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ベンチャーの人事・経営企画の役員から「新しいチャレンジ」を目指して|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
ITサービス
職種
CFO(人事・経営企画役員)
従業員規模
150名
年収
非公開

転職後

AFTER
職業
ITサービス
職種
監査役
従業員規模
40名
年収
非公開

目次

oboさんの転職ストーリー

1これまでの私

やりがいは「会社に貢献すること」と「家族の幸せ」

40歳になってからの、見える風景

転職前は、40歳。「不惑」の歳ですね。

丁度その頃、糸井重里さんが、ほぼ日刊糸井新聞で「40歳は、惑う」という記事を書いていて、「なるほどな…」と思っていました。

参照元:40歳は、惑う。 – AERA × ほぼ日

現代日本の40歳は、きっと惑う時期なのでしょう。私も色々なことに惑い、迷いながら、日々を送っていました。

仕事は、従業員規模150名ほどのITベンチャー企業の人事、経営企画担当の役員です。
部下は10人ほどいました。

当時の会社のイメージですか?──「自分を成長させてくれた会社」ですかね。
今までにやったことの無い役割を任せてもらいましたし、期待も沢山かけてくれましたから。

これまで財務・経理専門だった私に人事の仕事をさせてくれたり、役員に抜擢してくれたり。

当時、私が抱いていたミッションは、「会社を守ること」でした。

会社を取りまくリスクは色々あるじゃないですか。訴訟や、従業員の不正とか、人事に関わる様々な問題。
それらは数値には見えづらいかもしれませんが、確実に会社にダメージを与えていきます。
それを起さないようにして、万一起きてしまった場合は迅速に対応していくのが、管理部門の役員としての、私の役割だと。

家族構成は、結婚していて、子供が二人いました。

やりがいは、──そうですね。「会社に貢献していること」でしょうか。あとは、「家族の幸せ」。
そんな想いを抱きながら、忙しくも充実した毎日を送っていました。

2転職のきっかけ

親会社から役員がやってきて。

親会社から役員がやってきて。

転職しようと思ったいきさつは…なかなか言い表しにくいんですが、まあ、端的に言うと、「仕事が面白くなくなった」ということでしょうか。

丁度その頃から、出来る仕事の範囲が限られてきたのです。

なぜかというと、親会社から役員が入ってきまして、その方は管理部門のスペシャリスト──つまり、私が担っている業務に直接関わるポストで。

これまで得意としてきた、財務・経理といったファイナンス部門はその役員の方が行うことになって、私の仕事は人事がメインになりました。
でも正直、人事の仕事は、それ程興味が持てなかったのです。

そして私は、これからのキャリアを創っていくイメージががどんどん見えなくなっていきました。

あと、その親会社の役員の方と「相性が合わなかった」というのもありました。

業務柄、二人でミーティングをすることが多かったのですが、何と言いますか、「会話の中で、逃げ道がない」という感じでしょうか。

これについてどう思う?」と訊かれて、私が答えると、「いやでもさ、それってこうじゃない?」と反論され、確かにそういう見方もあるな、と思っていると「それじゃダメでしょ」と畳み込まれて。──すでに、会話の筋書きがもう決まっているんですよね。それに沿って進められていく、そんなミーティングばかりでした。

それまでは、いわば上司のいないような状態(代表を除けば)で、比較的自由にやっていたのですが、その役員の方が入ってきて、正直、

(やりにくいな…)

という想いもありました。

そして私は、前段の自身のキャリアアップの不安も重なって、「転職したほうが良いかもしれない…」と思うようになっていきました。

3転職中

自分の知らない「自分のこと」に気付けた転職活動期。

自分の知らない「自分のこと」に気付けた転職活動期。

転職活動は、──相当頑張りましたね。

その時期一番印象に残っているのは、転職先を一緒に探してくれたヘッドハンターの方からの支援でした。

そのヘッドハンターの方は知人から紹介してもらった方だったのですが、私の適性を考えたうえで、沢山のアドバイスをしてくれました。

自分の知らない、「自分のこと」を色々教えてくれた、という感じでした。
例えば私が「ベンチャーキャピタル系の仕事をしたい」と言ったときに、

ヘッドハンター

「確かにその方面でもやれる可能性はあります。でも、〇〇さん(私の名前)は、企業側で働いていたほうが満足感持って取り組めると思いますよ」

という風に言ってくれたのです。
考えてみると、たしかにその通りでした。私が本当にやりたいのは、やっぱり仲間と組織を盛り上げていくことでしたので。
本当はこっちだよ」というのを言ってくれて、迷っていることに対して道筋を立ててくれました。

結局、転職先はそのヘッドハンターの方の紹介ではなく、私は知人の会社に入ることを決めました。
その知人は、旧知の中で、「人となり」を良く知ってましたから、安心だなと思ったのが一番の理由です。

でも、そのヘッドハンターの方については今でも感謝してます。
その方のアドバイスがあって、気付けたことが本当にたくさんありましたから。

4転職後

「変えていきたい」という気持ちと、そしてジレンマ。

「変えていきたい」という気持ちと、そしてジレンマ。

知人の会社に入って感じたことは、

(とても安定しているけれど、自分の仕事のスピード感と合わないことが多いな…)

ということでした。

例えば、「何かをやりたいですね」というと、皆「やりましょう」となる。
とすると、すぐ始まると思うじゃないですか。でも、「来週やろう」とか「今度やりましょう」となって。──「今度っていつ?」って思ったりして苦笑。

その他にも、役員の方が「これってずっと問題だと思ってたんだよね」と言って、他の人も「そうだよね」と言って、…それで終わってしまうんです。そこからのアクションが無い。

変えていきたい」──いつもそう思っていましたね。

ひとつ、大きな取り組みで行えたのが、「ワークフローの電子化」でした。
この会社では、様々な申請処理が全部紙でやっていました。それによって、年間紙が1万枚発生してたんです。

それを全部、電子化しました。誰も手を付けていなかったのを、色々根回しして、調査しながら、実施に取り掛くんで。
電子化を終えた後、皆からとても感謝されました。

──でも、それに6ヵ月も掛かったんです。

これまでの申請手続きのフローを紙から電子化するだけで、半年かかりました。「これはとてもスピード感が合わない」と、改めて思いました。

5その後、どうなったか。

当時の転職を振り返って、良かったこと、後悔していること、新たに気付けたこと。

転職後のオフィスイメージ

当時、「辞めなきゃよかった」と結構思いましたね。

転職前は、「自分の仕事の領域が減る」と思ったし、また、新しいことをチャレンジしたいと思っていました。
もっと自分のキャリアを培っていかないと──そんな思いが強くありました。

そして、転職先は、正直年収もかなり下がっての入社だったんです。

でも、ここで本当にキャリアが積みあがるのかが見えなかった。とにかく良い意味でも悪い意味でも安定しすぎている会社でしたから。

いつも夕方6時には仕事が終わりました。
たまに昼間外出して、帰社しようとしても、「あれ、戻ってからやることって特にないな…」という日もあったり。

その頃、時間をよく持て余すようになりました。
その時間で「自分が働くことによる、会社に対する価値、社会に対する価値ってなんだろう」と、すごく考えましたね。

そして、私はその会社に1年9ヵ月いた後、退職しました。

◇ ◇ ◇

その後どうなったか、ですか?
──バリバリ働いてます笑。

新しい会社は、スタートアップのITベンチャーで、私はその会社の役員──CFOとして参画しています。
去年から今年にかけて、従業員もどんどん増えてきていて、今、ちょうど大変な時期です。

感覚としては、「ゼロスタート」ですね。

今までの経験ややってきたことにとらわれることなく、自分がここで何をできるかだけに徹して、仕事をしようと。

仕事内容は本当に幅広いです。社員の伝票切ったりといった一般経理の仕事から、総務業務、もちろん役員として事業戦略、資金調達、更には飲み会の手配まで、全部やる。

──とにかく自分の領域を決めずにやろうと。

これは私の考えですが、ベンチャーの役職や役割って、任命されてやるものでhあなく、自分から率先してなるものだと思うんですよね。

誰かが「これ、やれる人いない」って言ったら一目散に手を上げる感じですかね。

今回の転職が、気付かせてくれたことは沢山あります。

仕事が安定して自分の時間を持て余していた頃、大分色々考えました。

自分が求められてることは何なのか。そして、自分はどうしていきたいのか。

そして、辿りついたのは、「やれることをやろう」ということでした。そして、それが最大限許容される環境に身を置こうと。

今年、43歳になりました。
70歳までは、現役で働きたいと思っています。

そして、いつの歳になっても、「できることが沢山ある」と思っていられるような、そんな人生を進めていきたいですね。

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