私の転職体験談:月の残業時間150時間越えの広告映像制作から、ITの法人営業に未経験転職!
転職前
- 職業
- 広告映像制作
- 職種
- プロダクションマネージャー
- 従業員規模
- 600人程度
- 年収
- 440万
- 会社名
転職後
- 職業
- IT・コンピューター
- 職種
- 法人営業
- 従業員規模
- 500人規模
- 年収
- 375万円
- 会社名
目次
りーくんさんの転職ストーリー
1これまでの私
2016年の春まで、広告制作会社で制作進行の仕事をやっていました。

私は2016年の春まで、広告制作会社で制作進行の仕事をやっていました。
「制作進行」というのは、作品の制作費・スケジュールの管理や、撮影現場の仕切りを行う仕事です。
出身は関西です。就職とともに東京に出てきました。
元々広告には興味がありましたね。就職活動の時はも、その業界に絞って就職先を探していました。
とはいっても、「広告代理店で働く」というよりも、もっと現場を仕切って最前線に立てるような仕事がしたいと考えていて。
だから、「広告制作会社」を中心に就職活動を行いました。
いくつか内定を頂いて、その中でも事業規模が大きく、実績も豊富な会社を選び、入社しました。
「入社して感じたこと」──ですか?・・・「忙しさ」と「拘束時間の長さ」ですかね。。
給料はそこそこもらえましたが、明らかに釣り合わないくらいのハードさで。
それでも、有名な広告映像の制作に携われることはとてもやりがいを感じられましたし、学べることも多かったですし、辛い毎日も、なんとか乗り切っていました。
2転職のきっかけ
入社して3年の歳月が過ぎて──

毎日の業務に伴う拘束時間は異常に長く、月の残業時間は150時間を超えていました。
仕事が立て込んでいる時は3、4日ほど会社に泊り込むこともありました。
とくに、撮影日当日は24時間不眠不休で働く事もザラでした。
──ずっと必死に働いていました。
ですが、段々と、これから先のビジョンが見えなくなっていきました。
これから先、三十代、四十代となったときに、私はこんな感じで働き続けられているんだろうか・・・と。
そんな気持ちを更にに加速させたのは、恋人から言われた一言でした。
- 彼女
-
あなたの生活リズムには、ついていけない
ショックでしたね、とても。
でも、彼女から言われたことで、気付いたこともありました。
家にいてもいつ仕事の連絡が入るか分からなく、なかなか自分自身の予定を立てられない──そんな毎日を過ごしていた私は、同時に一緒に過ごそうとしてくれる恋人の予定も縛っていたのです。
当時は休日や深夜の時間に会社に引っ張り出されて働く事もしばしばありました。
1年を通して実家に帰る余裕もなく、冠婚葬祭もほとんど欠席で、、、家族にも心配されていましたね。
彼女から言われた一言でふと我に返った時に、私と付き合っていくことに不安を感じている彼女がいて、そして、私の消息を常に気に掛ける両親がいて。
- 私
-
(このままではいけない)
私はそう気づき、そして「転職」をしようと決めました。
3転職中
大変な中で、学びも得られた転職活動

私は、自分の時間をしっかり確保できる、マスコミ業界以外への転職を考えました。
他の業界に対する知識が全くなく、何から転職活動を始めればいいかもわからなかったため、序盤から「dodaエージェントサービス」の転職エージェントのサポートを受けて転職活動を行いました。
転職エージェントを利用した感想ですか?──そうですね、自分よりはるかに企業情報、就労の知識を持っているキャリアアドバイザーに相談できたのは良かったなと思いましたね。あと、エージェントが企業に求職者を紹介という形で選考が進んでいくため、書類選考を普通に受けるよりは非常に楽でした。
また、企業に即した面接アドバイスやフィードバックをしっかりくれるので、面接での失敗や成功を今後に活かしやすかったのもありがたかったです。
そのほか、新卒の頃の就職活動とは違い、場合によっては面接に落ちた理由を企業側からはっきり聞けるのも勉強になりました。
あとは──、就職エージェントの方も人間なので、当然自分と合う合わないがありました。
何人かの転職エージェントとお話しさせてもらい、自分と相性が合う方と積極的に話し、情報を得るようにしていました。
そうして、私は何度かの応募を重ねて、ようやく一社、内定を獲得できたのです。
4転職後
転職後の新しい職場で、待ち受けていたものは──

新しく入った会社はIT系の法人営業を行う会社でした。
同期入社の方も多く、研修制度がかなり充実しており、最初の数週間で未経験の人間も営業職についての知識を深めることができました。
また、前職との違いで印象的だったのは、社内システムが充実していたことですね。
経費精算や各種申請といった面倒な事務処理も、パソコンの画面上からサクサク進められて。初めて使ったときは感銘を受けました。
大企業のグループ会社であることもあり、勤務時間の管理や福利厚生面の配慮もしっかりしていました。
残業もほとんど無く、営業職にしてはかなり働きやすい環境が整っていました。
──ここまでは良かった点です。逆に、大変なところも沢山ありました。
例えば、仕事自体は「テレアポ」や「飛び込み営業」などやや古典的な営業手法なものも多く、「いきなり何だ君は」と、とても冷たい反応をしてくるお客様が殆どで。未経験の馴れない業務だったこともあって、かなりキツかったです。
また、扱っている商材は価格が高いものが比較的多くて、
- お客様
-
そんな高いの、うちではいらないよ
と断られることも多く、新規のお客様の開拓は非常に難しかったです。
そして、私はこの会社には正社員ではなく、契約社員として採用されました。
正社員になるまでは、あと2~3年はかかる見込みです。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、気付けたこと、感じたことは──

「転職して、学べたこと」ですか?・・・そうですね、、
仕事には、「辛い環境で好きな仕事をする」、または「辛い仕事を整った労働環境で行う」のかの2通りがあることを知れた──ということでしょうか。
私は「辛い仕事を整った労働環境で行う」ことを選びましたが、どちらが正解だったのかは、──正直わかりませんね。
やはり、前職は自分の好きな業界であったので、仕事は楽しくやれていました。自分の仕事が大きな作品となって人前に公開されるので、非常にやりがいもありました。
それに比べると今の仕事はかなり辛く、目に見えるのような達成感もないため、毎日ストレスに耐えるのが大変です。
しかし、今では毎日8、9時頃には帰宅し、しっかりと休息を取ることができてます。彼女との時間も、ちゃんと持てるようになりましたし。
──どちらが自分にとって良かったのか・・・どうなんでしょうね。きっとこれから何年か働いて、段々とわかってくるのかもしれません。
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