『みんなの転職「体験談」。』
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「アパレル業界で働きたい」から「デスクワークの仕事に就きたい」へ|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
アパレル
職種
販売職(契約社員)
従業員規模
500名
年収
300万円

転職後

AFTER
職業
設計事務所
職種
設計アシスタント
従業員規模
100名
年収
300万円

目次

みみずくさんの転職ストーリー

1これまでの私

私の職業選択肢は、「アパレル業界」一択だった。

イメージ図:アパレル販売員として働く女性

大学を卒業後、アパレル販売の仕事をしていました。

アパレル業界は学生の頃から興味があって、もっと言ってしまうとその業界以外には全く興味を持てることができず、他の選択肢はありませんでした。

私は昔から、「これ!」と決めたらそれ以外が見えなくなってしまうところがあるのです。

両親は離婚しており母と2人で暮らしでしたが、大学にも通わせてくれました。

母親は私が希望の仕事に就けたことをとても喜んでおり、友人にも自慢していた様でした。
──ですが、当時は契約社員でしたので、それほど自慢できるような状況ではなかったのですけど。

就職してからは、社会人のいろはを学びました。
仕事はとても忙しかったです。1年で3割以上の人が辞めていく、離職率の高い職場でした。

そこで2年、3年と働いていくうち、だんだんと先輩が少なくなっていき、職場では私が年配者になって、後輩を指導するような立場になっていきました。

2転職のきっかけ

「このままでいいのか」という、将来への不安。

イメージ図:毎日の電車通勤に疲れテイル女性

アパレル販売職としては、6年間働きました。
でも5年目あたりからは肉体労働で腰を痛めてしまったり、早朝や深夜の勤務もあった影響でとにかくコンディションを崩しがちでした。

いつしか毎日の接客で人と話すことや、そして通勤電車に乗ること自体が憂鬱になることが多くなりました。

なぜ私はこんなにストレスが溜まっているんだろう?

よく、そのことについて考えました。

職場内の人間関係は良かったんです。
でも、それ以外に「ここがいい」と思えるところがなかった。

販売職もある程度やると特に新たなスキルが身につくこともなく、本社勤務などの異動や昇格といった話は派遣社員であった私のところには一切やってきませんでした。

そう、私が感じていたストレスは、「このままでいいのか」という将来への不安だったのです。

それを自覚してからはもう居ても立っても居られない気持ちになっていきました。
ここでもしアパレル販売以外の未経験職に転職するとしたら、20代のうちのほうがいいだろうと考えたからです。

かつては「働くなら、アパレル以外に考えらえれない」と思っていたのに、今では「アパレル以外の職に就きたい」と考えている自分。
それを考えても、やはりやるせない気持ちになりました。

ですが、だからといってこのままの状況でい続けるつもりはなく、私はとうとう契約満了のタイミングで更新をせず、

「辞めます」

と上長に伝えました。

3転職活動中

目指したのはデスクワーク。だけど一向に決まらない。

イメージ図:転職活動をする20代女性

仕事を辞めてからは、「なるべく間を空けずに新しい仕事に就こう」とすぐに転職活動を始めました。

私が目指したのは、デスクワークの仕事。
デスクワークの仕事の方が、将来的なスキルアップも果たしやすいと考えたからです。

dodaリクナビNEXT、それからマイナビ転職などの転職サイトに登録して、「未経験 デスクワーク」で求人を探し、良さそうと思ったところにどんどん応募していきました。

ですが、結果は芳しいものではありませんでした。
殆どが書類選考で落とされてしまい、いくつかの求人は面接選考まで進んだのですが、まったく手ごたえを感じられず、その数日後には不採用通知が届きました。

デスクワークの経験がなく、PCスキルも基本操作程度だったことが要因だったと思います。

当時はかなり甘く考えていました。
「未経験可」という文言につられ、SEの面接にも行きました。
そこで渡されたヒアリングシートには当時の私には全く理解できないスキル項目が記載されており、身の程知らずを実感しました。

ちょうどその頃同じように転職活動をしていた先輩がいて、「派遣会社に登録して未経験でデスクワークの仕事に就くことができた」という話を聞きました。

それで私もさっそく派遣会社にも登録しましたが、それでも私の希望条件だと「未経験だと厳しい」と言われてしまいました。

4転職後

転職後の新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:デスクワークの仕事

結局、私はアルバイトとして次の職を得ることになりました。

転職活動も3ヵ月が経過して少々焦り出したところ、設計会社の「未経験可・オフィスワーク」のアルバイトの求人を見付けたのです。

アパレル店舗のディスプレイ設計などの業務も行っているということだったので、これまでの経験も活かせるかもしれないとのお話もあり、入社しました。

最初はアルバイトの契約でしたが、契約社員への登用もあるとのことでした。

仕事内容は営業事務で、Excelや会社専用の業務システムにデータを入力していく仕事でした。

最初の3ヵ月間は「見習い」扱いでしたのでそれほど大変な業務は任されずになんとかこなせていましたが、4ヵ月目からは業務量が一気に跳ね上がりました。
その頃退職者が数人出た影響で、人員が足りなくなった部署の事務作業のフォローに回されたのです。

加えて私のPCスキルの低さが周囲の人たちの不満を買ったようで、人間関係もかなりギクシャクしていました。

それからはずっと残業ばかりで、周りからも評価をされない日々が続きました。

──つまり、今回の転職は失敗でした。

5その後、どうなったか。

今回の転職の顛末。そして、現在の私。

イメージ図:コーヒーブレイク。仕事の合間の休憩

結局、そこでの仕事は半年後に辞めることとなりました。

完全に、私の準備不足でした。
希望する職に就けなかったこともそうですし、何とか入社した職場でもほとんど戦力になりませんでした。

その後、私は半年の期間をかけてExcel、Wordの勉強、それからCADの資格を取りました。
資格を取得後に派遣会社に登録したところ、すんなりと派遣社員で仕事が決まったのです。

転職する際は将来の自分の姿をしっかり想像し、その為にどんな準備が必要なのかをじっくり考えて実行する時間を持つことが大切だということを、身に染みて理解しました。

◇ ◇ ◇

CADオペレーターの派遣社員として働きはじめて、4年が経ちました。
今ではスキル不足や経験不足で悩むことも少なくなりました。

大切にしていることは、「未来へのイメージ」を持つこと。そして、「そのために何をすべきか」を考えて行動に移すこと。

10年後に自分がどのようになっているか、仕事もプライベートも含めて、考えてみることはとても重要だと思います。

私が今考えている未来のイメージは、結婚して子どもができて、在宅で仕事をしている風景。

そのためにはCADのスキルをもっと上げる必要がありますし、ExcelやWordもまだまだ使いこなせていない機能があります。
それから、プログラミングもできるようになれば、仕事の幅も広げられるでしょう。

日常が忙しく、なかなか勉強をする時間を取ることが出来ませんが、こうなりたいと願う未来を常にイメージしながら、過ごしていきたいと思っています。

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