私の転職体験談:忙しさに疲れ果てて実家にUターン。そこで得た医療事務の仕事で、新たに感じたことは。
転職前
- 職業
- 医療事務インストラクター
- 職種
- 医療事務インストラクター
- 従業員規模
- 30名程
- 年収
- 250万~300万くらい
- 会社名
転職後
- 職業
- 医療事務
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 約100名
- 年収
- 200万円~250万円
- 会社名
目次
あんりさんの転職ストーリー
1これまでの私
当時の私は26歳、親元を離れて一人暮らしをしていました。

元々それほど賢くもないし、特別明るいタイプの人間でもありません。
ダメだと凹むし、仕事が溜まると「あ~」と叫びたくなるタイプで、この時やっていた「医療事務インストラクター」の仕事も、身の丈に合わない仕事を始めたなという自覚はありました。
だけど収入がいいからという一点の理由から、私はこの会社で働き出したのです。
当時の仕事内容は、当社の扱うレセコンを使ってくれている病院やクリニックに車で行って、そこで働く医療事務さんたちにレセコンの使い方を指導する…等々です。
やりがいはありましたよ。
勉強すればするほど相手に分かりやすく指導できますからね。病院の事務さんたちにいろいろと教えて行くのは楽しいと一時は思いました。
自分が教える立場になれたということも自分の自信に繋がり、「今自分は人の役に立てている」という実感も持てました。
2転職のきっかけ
このままの生活を続けていたら、きっともっと体を悪くしてしまう。

頑張ってはいたのです。すごく頑張ってたくさんのことを吸収しようと必死でした。
しかし、その仕事は覚えることがありすぎて、覚えても覚えてもまた覚えることが増えていって。
正直、頭の中がパンクしそうになっていたのです。
レセコン(「レセプトコンピュータ」の略。レセプト(診療報酬明細書)を作成するコンピュータのことを指します)の使い方を一通り覚えるだけでも一苦労なのにそれをさらに分かりやすく指導しないといけません。
やることが山ほどあっていつも私は残業組でした。
毎日毎日残業の日々。周りは有能な職員ばかりでその人たちと比べてしまうことも多々ありました。そうやって悩んでいたのです。
さらに一人暮らしなので、家に帰っても誰も待ってくれている人はおらず、食生活は最悪でした。
そんな生活を1年程続けていたのですが、やがて体調が悪化してきてしまって…
それで、仕事を転職しようと決めました。
- 私
-
(このままの生活を続けていたら、きっともっと体を悪くしてしまう…)
──そう、思ったのです。
3転職中
実家に戻っての、転職活動

転職するというときに地元の両親に相談したら、
- 母親
-
「部屋を引き払って帰って来なさい」
と母親が私を迎えてくれました。
そのおかげで気持ちが楽になって、実家に帰ることにしたのです。
ですが、実家はかなりの田舎で企業も求人も少なく、転職活動は容易には行きそうにありませんでした。
- 私
-
(どうしよう…今のままでは、転職も決まらなそう…)
──そう悩んでいたときに、幸運が舞い降りました。
私の家の近くに丁度病院ができていまして、母の知り合いのつてでその病院を紹介してもらったのです。
早速面談を受けたところ、
- 面談の方
-
「この病院で、医療事務してみませんか?」
と言ってくれて。──それで、私はこの地で医療事務として働くことができるようになったのです。
転職活動中はすごく苦労するだろうと思っていたけど、このような幸運があったおかげで、私は非常にスムーズに転職が決まりました。
4転職後
転職後の職場は、良くも悪くも「女性社会」でした。

転職後に待ち受けていたもの──ですか?
それは、人間関係トラブルでした。
具体的には、「派閥」だったり、「陰険な陰口」で、女性が多い職場ということもあって、──入社当時は結構苦労しました。
変な噂話に付き合わされたと思ったら、他の人から「あなたがそう言ってた」と聞かされたり・・・。
私自身も噂の種にされたこともありました。
ですが、それでも何とかやって行けています。
給料も思っていたよりはずっと良かったですし、実家から通える距離なので、賃貸料金がかからないのが非常にプラスに働いていて、その点では「転職できて良かったな」と思います。
最高の職場とは言い難いですが、それでも私の出来る範囲の仕事ですし、前のように残業で真夜中まで働くことはなくなりました。
食事も両親が作ってくれて栄養満点です笑。これだけでも幸せです。
5その後、どうなったか。
医療事務の仕事を極めていきたい。

転職をして一番に、親の存在のありがたみを感じました。
人間は一人では生きて行けません。助け合って生きていくもんなんだなと思ったら心が楽になりました。
あと、転職活動では以前の仕事の経験がすごく役立ちました。
面接のときに前の仕事がインストラクターと話したら、面接の方がしきりにすごく褒めてくださって、少し嬉しかったです。
前の仕事をしていたことでレセコンに慣れるのも非常にスムーズで、これまでの仕事は無駄ではなかったと思えました。
偶然にもこちらの病院のレセコンが以前の会社のものだったのも、幸運のひとつでした。
◇ ◇ ◇
今考えていること、ですか?
そうですね・・・「今後、医療事務の仕事を極めたい」と思っています。
以前の仕事を辞めたのは、結局インストラクターの能力が追い付けずに…ということでしたし。
医療事務だったら、このまま続けられると思っています。
ですので、「病院の顔」として恥ずかしくない働きをして、いつかは事務長クラスまでは登りつめたい──そんな夢を持っています。
医療事務は毎日同じ仕事を行っていきます。前のように詰め込んで詰め込んでやる必要はあまりありません。
少々やりがいは弱く感じてしまうときもありますが、その中でもしっかりと目標を持って、どんどんスキルアップしていくことが大切だと思っています。
転職を振り返って、親をはじめ「人に感謝すること」の大切さを身に染みて感じました。
あと、どうせ実家にいるのですから、これからは転職活動を手伝ってくれた親への恩返しもしていきたいですね。
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