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看護師として働くなかで、自分が「発達障害」であることを知った私|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
医療サービス業
職種
看護師
従業員規模
1,000人以上
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
サービス業
職種
接骨院スタッフ
従業員規模
6名
年収
150万円

目次

ろーくさんの転職ストーリー

1これまでの私

看護師で、「ちょっと変わりもの」の私。

看護師で、「ちょっと変わりもの」の私。

転職前の私は看護師でした。

初めて就職したのも同じ職場です。
そこで経験を積んで、いずれは保健師として地元に戻りたい──そんなことを考えていました。

一人暮らしは学生生活から引き続きだったので、家族もあまり心配せずに送り出してくれたのを覚えています。

家族もその時はいろいろなことが重なって、父親は海外に単身赴任、母親は一人で地元で生活しており、兄弟たちもそれぞれ東京で生活をしていたので、前向きな一家離散状態でした。

性格は「ちょっと変わりもの」というか、良い意味で個性的、悪い意味でこだわりが強い──といった感じです。

一つの物事にひたすら打ち込むのはとても好きでした。

なんというか、「目の前の課題が一つずつ減っていくこと」に嬉しく感じたり、やりがいになったり。

勤務先の病院も福利厚生はしっかりしていて、休日も(ほかの病院の看護師さんと比べたら)しっかり取れていたと思います。

たまの連休の日には大好きな「着物」を着て出かけることが生きがいでした。

2転職のきっかけ

看護師の仕事を続けることが、困難になってきて。

看護師の仕事を続けることが、困難になってきて。

転職しようと思ったきっかけは、看護師として続けるには自分の性格があまりにも「職人気質」だったことです。

一つのことを完璧にやり遂げるために手順を考えるのは得意なのですが、複数の物事が重なるとそれが全くできなくなってしまうのです。

一方、看護師は同時に複数のことに意識をしつつ行動しなければなりません。

段々と責任のある業務を任されるにつれ、仕事を続けることがとても困難になっていきました。

また、看護師になってしばらくしてからは不眠に悩むようになりました。

あるとき、心療内科に受診しにいったとき、

先生

「発達障害の可能性があります」

とお医者様から指摘されて。──それも、看護師を辞めようと考えた大きなきっかけになりました。

看護師の職場は、いつ何が起きるか分かりません。
臨機応変に対応することを、強く求められます。

しかし自分が指摘された発達障害は、その臨機応変な対応が人よりずっと難しいことがだんだんと分かってきました。

看護師という責任ある職業にある以上、自分がもし本当に発達障害だったら、防げる危険も防げなくなるかもしれません。

そうした不安が高まっていって、私は転職を決意しました。

3転職活動中

友人たちに支えられた転職活動。

友人たちに支えられた転職活動。

転職活動をする前に自分がまず行ったのは、「本当に発達障害と言えるのかどうか」という検査でした。

結果的に、今現段階では薬での治療法などがない発達障害の1つであると分かり、その点を踏まえた転職活動をすることにしました。

ハローワークへの相談はもちろんですが、ひとつのことに打ち込める環境を求めて幾つかの転職サイトも利用しました。

dodaなど、転職エージェントが付いてくれるサイトを中心に利用しましたが、なかなか決まりませんでした。

しかしその間、同じ地域に就職していた友人達が、定期的にLINEなどでメッセージをくれて、励ましてくれました。

その友人達も慣れない環境で一生懸命働いている最中でした。

そんな中、私のことを心配してくれることがとてもうれしく、幸運でした。

しばらくの転職活動期間を経過して、私はようやく一社、内定をもらえることが出来ました。

4転職後

転職先の新しい職場で、待ち受けていた環境は──。

私の転職先の職場は、「整骨院」

私の転職先の職場は、「整骨院」でした。

整骨院のスタッフを選んだのは、自分のこれまでの知識を生かせるであろうこと、また、業務が一日の流れに沿って行えるので、「集中して取り組める」という自分の強みを発揮しやすいと考えたからです。

給料は以前より下がりましたが、心境はとても楽でした。

ですが一方で、人との距離感がうまく掴みづらく、自分ではそんなつもりはなかったのにお客様から「偉そう」と思われることがすごく多かったです。

言われたときは、とてもビックリしました。

病院でも高齢の方とは話す機会が多かったので大丈夫だと、慢心していたところもあったと思います。

そうしたことは大切なご意見だと考えて、自分が出来る範囲で治せるように意識しました。

また、以前はできなかった、友人達と愚痴の吐き合いができるようになったのもこの頃からです。

これまで「愚痴なんて言ってはいけない」、──そう自分を抑え込んでいたことがその時はじめて気づきました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これから挑戦したいと思っていること。

今回の転職で学んだこと

今回の転職で学んだことですか?

色々ありますが、「たとえ努力して得た資格だとしても、その資格を生かせる職場が自分に本当にあっているかどうかは分からない」ということは強く感じました。

職場は職場であり、資格は資格でしかないのです。

ただそれでも、資格があることで選べる職場が増えるのは事実で、少しでも自分が働きやすい場所を選ぶ手段にはなるのでしょう。

それと、転職自体に後悔はありませんが、職場の選び方はもっと悩んでも良かったという思いがあります。

というのも、自分の発達障害の特性を理解してもらうことは難しく、それを踏まえた上で受け入れてくれる職場がとても限られてくるからです。

その中で頑張って働いても、ちょっとしたことをすごく気にしてしまうという性質が、業務そのものを滞らせてしまったり、自分で予防線を張っても対処しきれないことがありました。

もう少し、「自分とちゃんと向き合う時間」があればよかったと思います。

◇ ◇ ◇

これから挑戦していきたいことは、自分の特性をカバーしながら、少しでも長く働けるようになっていくことです。

自分はこういうところが苦手だ」、「こんな時が困りやすい」、といったことがだんだん分かるようになってきました。

でもその気づきも、おそらく他の人よりずっと遅くて、行動を直すのも時間がかかってしまっているのが現状です。

もしかしたら遠くない将来、今の職場も居づらい状態になって、退職を迫られたり職を変える必要性が出てくるかもしれません。

その時を考えると、少しでも自分の特性の生かし方を学んでおくことが必要だと思っています。

そして一人だけで悩まずに、もっと相談できる人や、人に気持ちを伝えられる機会を増やしていければと考えています。

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