私の転職体験談:IT企業でエンジニアスキルを高め、平均年齢50歳の中小企業に転職!
転職前
- 職業
- IT企業
- 職種
- システムエンジニア、Webデザイナー、Web系開発プログラマー
- 従業員規模
- 1500人
- 年収
- 300万弱
- 会社名
転職後
- 職業
- 建設機械販売
- 職種
- 総務
- 従業員規模
- 10名
- 年収
- 600万弱
- 会社名
目次
うりぼーさんの転職ストーリー
1これまでの私
三日三晩、会社に泊まりきりで働くこともあったけれど。

私は転職前は神戸三宮にありますIT企業で新卒より働いておりました。
1500人規模のうち、正社員は500名、パートアルバイトは1000名程の、ある程度大きな会社です。
転職について考えだしたのは、当時私は24歳のときです。
社内でもエリートと言われる部署に入り、業務に務めておりました。
主にWebサイトの新規開発、デザイン、CMSの導入、また社内にいたのでサーバーの管理も担当しておりました。
元々情報学科の出身ではありましたが、実務経験は当然なく、1から勉強しながらの業務だったので、三日三晩、会社に泊まりきりで働くこともありました。
大変しんどい思いもしましたが、パソコンを使った業務が好きでしたし、私のデザインしたWebサイトが世に出ることがとても嬉しくて頑張っていました。
そこで身につけたパソコンスキルは今でも重宝しています。
趣味でスポーツを幼いころよりしており、今では子供たちに教える先生をしております。
家族は妻と猫が一匹。
やりがい、生きがいはスポーツで子供たちを指導している時間と、妻もお酒や旅行が好きだったので、週末に様々な場所に一緒に飲み歩きに行くことでした。
2転職のきっかけ
社外の人に相談したら、「うちの会社に来ないか」と誘われて。

私が24歳の頃より会社の業績が悪化し、会社全体の仕事量も減り、時間を持て余すことが多くなってきました。
社内の雰囲気もピリピリしていて、仕事がとてもしづらい環境でした。
上司からの圧力も大きくなり、突然の無茶な納期の仕事が与えられ、帰る時間が終電近くなる日が突然増えたりと、生活が不規則になることが増えました。
ある日、私は、私の教えているスポーツ教室で、私の先生に当たる方にその時の状況を相談してみました。
その方は会社を経営されているのですが、ちょうど若くてパソコンのスキルに長けている人を探していたところだったらしく、
- 教室の先生
-
「あなたが良ければ、ぜひうちの会社に来てくれませんか」
と、言ってくれたのです。
あくまで相談程度にお話させてもらっていただけだったので、急に転職というフレーズが出てきて正直驚きました。
しかし、その当時の会社にいても、給料が上がる見込みも薄くなり、ましてやリストラの噂もたっていた頃でしたので、そのお誘いがきっかけとなって転職を決意しました。
3転職活動中
「人を大切にする会社」かどうか。

転職活動中と言っても、次の会社は決まっていたので、転職サイト等の登録は一切しませんでした。
しかし、転職に際して、注意することやアドバイスなどは、社会人の年配の友人や、親、妻に相談しました。
皆が心配していることは、「会社の雰囲気」だけでした。
転職先の会社については、当時の仕事が忙しかったので、平日の業務時間中の会社見学が出来ませんでしたが、経営者の方々にお休みの日などにお時間を頂戴して、何度か訪問させていただきました。
いつ伺っても大変良くしてくれて、
- 経営者の方々
-
「いつでも入社できるように準備を進めておきますね。」
と言ってくださり、手土産を持たせてくれたりと、とても人間味の溢れる会社だと感じました。
- 私
-
(人を大切にするこの会社なら、是非働きたい)
と思いました。
当時働いていた会社には、周りも少なからず退職者が出ていたので、私もその波に乗り、退職届を出しました。
多少の面談はありましたが、1時間程度の話し合いで上司も納得して頂き、すんなりと退職と入社に向けての計画を立てることが出来ました。
4転職後
転職先の新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しい職場は私が最年少で、平均年齢は50オーバーということもあり、息子の年代だと大変可愛がってくれました。
人数も少ないため、上司との話し合いも相談も素早くできとても仕事がしやすい環境でした。
また、社内のIT化を進めて欲しいと言われ、会社のIT部分に関しては一切任せて頂きました。
保管書類のペーパーレス化、契約書、請求書のデータ化、ホームページの作成等、やることが盛り沢山有り、日々が大変でした。
しかし、とても充実した毎日を送れ、一度として会社に行きたくないと思ったことはございません。
全社員にiPadを持たせ、情報伝達の効率化を成功させました。
社員みんなスマートフォンも持ったことがない人たちだったので、操作方法を教えるところから始まり、とても大変でしたが、社長からも太鼓判を押され、とてもやりがいのある結果を残せたと思っています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うことは。

今回の転職を行って感じたことは、一人で考え込まず誰かに相談することの大切さを学びました。
もし、あのタイミングで当時の相談をしていなければ、転職をしていなかったでしょうし、転職難民として、無職になっていたかもしれません。
また、前職で培ったスキルは今の会社では大変重宝されています。
当時は周りがプロのスキルの持ち主ばかりに埋もれていたため気付きませんでしたが、別の社会に出て、自分の力でも充分にやっていけることがわかり、自信が付きました。
会社の一部分を一任されることの喜びや、達成感のある仕事を自ら推し進めることがどれほど嬉しいことか、はっきりとわかることが出来ました。
前の会社にいたのであれば、与えられた仕事をするだけでしたが、「自分から仕事を見つけて達成する」大切さを気づかせてくれたのも今の会社でした。
◇ ◇ ◇
まだまだやり残している「私にしか出来ない仕事」は多くあります。
今は、それを拾い上げてはこなしている最中です。
今後、私がしている業務を、私の部下に任せられるように、社内のシステムの簡素化をしていきたいと思っています。
実は経営者からは、将来的には社員ではなく、経営者として働いてほしいと言われているので、少しずつそういった内容についても学んでいきたいと思っています。
最近は社員の高齢化の為、若手の人材採用及び教育も任されることになりました。
今の会社の良いところはやはり、人間味の溢れる、人とのつながりを大切にする点です。
そういった部分を大切にしてくれる社員と一緒に、気持ちよく働いて貰えるように会社を守っていきたいと思っています。
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