私の転職体験談:航空業界で働きたい!夢の「キャビンアテンダント」を目指した苦悩の日々。
転職前
- 職業
- グランドスタッフ
- 職種
- 航空業界
- 従業員規模
- 1,900人
- 年収
- 360万円
転職後
- 職業
- キャビンアテンダント
- 職種
- 航空業界
- 従業員規模
- 11,000人
- 年収
- 480万円
目次
ステーシィさんの転職ストーリー
1これまでの私
航空業界で働きたい!という夢。

私は大学を卒業後に就職活動を始めたので、就職したのは24歳の時になります。
特別なスキルも持ち合わせていなかったことが不安でしたので、「女性でもキャリアを順調に積み上げていける」職場に勤めたかったのです。
そのため就活は慎重になっていて、──やや慎重になりすぎて決まらなかった…というのもあると思います。
最終的に掲げた目標は、「航空業界」で働くことでした。
しかし、当時はあまり好景気とは言えず、求人はほとんどありませんでしたし、必要な語学力なども満足に身についていない状況でした。
希望していた「客室乗務員」の職には就けず、航空会社のグランドスタッフとして、「旅客ハンドリング」を担当していました。
旅客ハンドリングとは、様々な航空会社のチェックイン業務・到着管理業務など、お客様の旅の始まりと終わりをサポートする役割です。
飛行機が好きな私は、間近で飛行機を見ることができるこの仕事にやりがいを感じていました。
様々な国籍のお客様に出会ったり、突然のトラブル解決に奔走したり、毎日が刺激に満ち溢れていました。
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2転職のきっかけ
憧れのCA(キャビンアテンダント)へ。

そんな旅客ハンドリングの仕事でしたが、それでも私の中には「キャビンアテンダントになりたい!」という気持ちが残っていました。
業務で客室乗務員の皆さんと関わる機会もあるのですが、そのたびに「私もいつかあの制服を着て働きたい」という気持ちを募らせていったのです。
転職を目指すまでに、あまり時間はかかりませんでした。
転職を決意した私ですが、「現職を全力で取り組む」ことも決して忘れないようにしました。
同じ航空業界の仕事です。役割は別でも、すべての業務が「お客様に安心して旅に出てもらえる」ために繋がっています。
誠心誠意、旅客ハンドリングの仕事をこなしつつ、転職活動に向けた準備を行いました。
空港にはたくさんの航空会社が就航しています。
様々な会社の飛行機や乗務員の方々の姿を見ることは、転職への意志を固めるきっかけにもなりました。
前向きに、誠実に、転職に向けて活動を始めました。
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3転職活動中
TOEICスコアアップに悪戦苦闘。

転職にあたっては、勤務地や会社規模などの条件はあまり絞らずに臨みました。
たとえば外資系の会社と一口に言っても、アジア圏を中心にしていたりヨーロッパ圏を中心にしていたり、各社によって求められるスキルも変わってきます。
企業研究はもちろんのこと、各国の文化を学んだりなど、必要そうなことはすべて学びました。
そうした研究のために作成したオリジナルの「転職ノート」は何冊にも上ります。
専門職なので一般の転職サイトには掲載されないことも多く、苦労はしましたが、複数のエージェントを利用するなどして違った情報を得ることもできました。
一番苦労したのはTOEICの勉強です。
最初に受験した際のスコアが、なんと290点でしたので、とにかく英語に触れる時間を多く持つように努めました。
その甲斐もあって、半年後に受けた際のスコアは700点台でした。
転職に成功した今でも勉強は続けており、950点を獲得できるまでに成長しました!
今では職場の英語指導を任せてもらうこともあります。
それ以外にも、必死に学んだ様々な知識は決して無駄にはなっておらず、とても役に立っています。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

無事に客室乗務員への採用が決まったのは本当に嬉しかったですが、英語や中国語の習得は予想以上に苦労もしました。
業務に就いてからも、長時間のフライトなど、想像していた以上の重労働にくじけそうになったこともあります。
そんな時は、「常に初心でいること」を何度も自分に言い聞かせていました。
様々な国の人と働くことは、新しい発見や刺激の連続です。
また、お客様の命をお預かりしている仕事であるということ。他の乗務員の方の姿勢から多くを学ばせてもらっています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

自身のキャリアを積んでいくためには、大なり小なり「常に目標を持つこと」が大切だと思います。
転職を考えている方の中には、うまくいくかという不安や現職との両立などの懸念から一歩を踏み出せずにいる方もいるかもしれません。
しかし、まずは行動あるのみだと私は思います。
勇気を持って一歩を踏み出すことで、今の自分に必要なことが見えてくると思います。
そうした課題を一つ一つ、確実にこなしていくことが転職の一番の近道なのだと学びました。
そして目標を叶えた後も、現職に力を尽くすのはもちろんのこと、次の目標を見つけ自分自身を高める努力を持ち続けることが重要だと考えています。
◇ ◇ ◇
これからは客室乗務員として、エアラインスクールで指導する立場にも携わりたいと思っています。
指導者としての立場で、客室乗務員としてのマインドを備えた人材の育成に努めていきたいと考えています。
今後も、東京オリンピックなどの影響で、日本を訪れる外国人が増えていくと思います。
多様性に対応できるサービスの提供と、お客様とのコミュニケーションも大切にしていきたいです。