『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

転職体験談:これまでずっと事務職。漠然と「新しい場所に行きたい」という思いからの、転職活動。

転職前

BEFORE
職業
物流会社
職種
事務職
従業員規模
200人
年収
280万円

転職後

AFTER
職業
税理士事務所
職種
事務職
従業員規模
8人
年収
300万円

目次

前方さんの転職ストーリー

1これまでの私

漠然と「新しい場所に行きたい」という思いがあって。

ある物流会社で事務職をしていました。

私はそれまでにも、いくつかの企業で事務職を転々としてきた経緯があるのですが、
その物流会社はとても居心地が良く、仕事のストレスもほとんどありませんでした。

ただ、漠然と「新しい環境で仕事をしてみたい」という思いもあって。
今考えると、変わり映えのない単調な毎日に飽きがきていたのかもしれません。

でも、そんな曖昧な状態を相談できる相手も職場にはおらず、モヤモヤした思いを抱えたまま仕事をしていました。

家族構成は両親と姉の4人。
趣味は旅行でした。

2転職のきっかけ

友の言葉が後押しに。

会社の事務は、私を含めてたったの4人でした。

お互いに尊重し合い、仲良くできていたと思いますが、人数の少なさからくるマンネリ感というか、閉塞感というか、──そういった感情はずっと拭えずにいました。

ある時、学生時代の友人に久しぶりに会う機会があり、「転職を考えている」という相談をしたところ、こう言われました。

友人

「いいと思うよ。やりたいことがあったら、今のうちにどんどんチャレンジしないと」

そのとき、友人の言った「やりたいこと」・「今のうちに」という表現に、ハッとしました。

(「今のうち」とは、いつぐらいまでなら大丈夫なんだろう…?)と不安になったのです。

そして、私には「やりたいこと」自体は特になかったのです。このままの状態でいたら、いつかは「もう手遅れ」の状態になってしまうのだろうか。──とにかく、私は、

(悠長に構えていてはダメだ…!早く転職しないと)

──と、思うようになりました。友人の言葉が、非常に強い後押しになったというわけです。

とはいえ、「この仕事がしたい!」という明確な目標なしにに転職活動を始めて、果たしてうまくいくのだろうかという不安もありました。

しかし最後には、「このまま同じ場所で燻っていても仕方がない」という思いが勝ちました。

やや見切り発車の感は拭えませんでしたが、とにかくこうして、私の転職活動は幕を開けました。

3転職活動中

エージェントサービスのおかげで、転職に成功。

転職活動は退職してから始めました。

家族は突然会社を辞めてしまった私に戸惑っていたようです。
「ちゃんと考えているのか」「この先どうするんだ」ということを何度か訊かれました。

転職活動においては転職エージェントを利用しました。
担当エージェントの方は、たくさんの求人を紹介してくれました。

私が求人選びで取った作戦は、「職場見学をしてもらう」ということです。

これも友人からのアドバイスだったのですが、「会社はHPで調べるのと実際見るのでは全然違うから」と聞かされていました。

担当エージェントさんには、求人紹介の毎に「とにかく、自分の目で見ることが大事なので、職場見学をさせてください!」と言い続けました。

担当エージェントさんもいい人でしたので、そんな私をやさしく諭すように、「それでしたら、面接時に職場見学をお願いできる企業を優先して紹介しますね」と言ってくれました。

そうしていくつかの求人に応募して、面接を受けつつ職場見学をさせてもらい、2ヶ月後。
私は一社から内定を受けておりました。

税理士事務所の事務職としての求人でした。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しい職場は、社員8名の小じんまりとした職場でした。──前職の職場は4名でしたので倍にはなりましたが。

ただし、男性社員は私のほかもうひとりだけでしたので、若干気まずさもありました。

それから、職場内のルールを覚えるのも苦労しました。

たとえば毎日の掃除やゴミ出し。
少しでも掃き忘れなどがあったりすると、お局社員からの説教が延々と続きます。

飲み会も男性社員は呼んでもらえず、なかなか職場に馴染むことができませんでした。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

男性の多い職場を選べばよかったと思います。
女性の方が優しくて働きやすいかも、なんて思いがあったのですが、女性は女性で怖かったです。

今回、職場の男女比までは考慮せずに活動をしていました。

職場見学もしてたのにです。

企業研究はもっと慎重に、チェック項目をもって確認すべきだと思いました。

◇ ◇ ◇

今回、特にやりたいことの無い状態で「とりあえず新しい環境で働きたい」との思いだけで転職をしてしまいました。

正直に言うと、とても後悔しています。

たとえば将来、税理士になりたいなどの目標があれば今の職場でも良かったのですが、税理士の分野に、私はまったく興味がありません。

じきにまた、(転職したい)と耐えられなくなる時が来る気がします。

結局、私に欠けていたのは、「どんな自分になりたいか」というビジョンだったのでしょう。

いつも「どんな会社がいいか」という点ばかりで、職場見学はいっぱいしたけれど自己分析はほとんどしなかった──。それが私の問題であったと思います。

でも、だからといって「どんな自分になりたいか」というのは難しい問いです。──少なくとも、私にとって。

もうすぐ私は30代になります。社会人として、もっとも活躍が見込まれる時期でしょう。私が望んでいる活躍とは何か、それをしっかり探求して、これからの仕事人生を歩んで、ときに選択していきたいです。

レビューを書く
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

レビューを書く

レビューの平均:  
 0 レビュー
目次[ 閉じる ]