キャリアアップと安定した収入を目標に、派遣から正社員を目指した私の転職活動。|転職体験談
やや失敗
転職前
- 職業
- 貿易会社
- 職種
- 貿易事務(派遣)
- 従業員規模
- 5,000人程度
- 年収
- 290万円
転職後
- 職業
- ITサービス
- 職種
- 営業事務
- 従業員規模
- 300人
- 年収
- 340万円
目次
ちゃむさんの転職ストーリー
1これまでの私
新卒で入社した会社を一年で退職。その後、英語を用いる仕事に就いて。

転職活動をしたのは26歳、社会人5年目の時でした。
実は、正社員として新卒で入社した商社を1年で退職してしまい、その後は派遣社員として海外営業事務や貿易事務の仕事を転々としていました。
派遣社員となってからは、海外と英語を使用したやりとりを初めて経験しました。
最初のころは、業務を覚えるのが大変でした。
派遣社員とはいえ、正社員と同じように裁量の高い仕事を任されることも多くやりがいはありました。
しかし、あくまで非正規で契約していたので、いつ仕事が終了になっても次の仕事が見つかるようなスキルのある人間になりたいと、常々考えていました。
また、仕事だけでなくプライベートも充実させようと、励んでいました。ちなみに、趣味はヨガやピラティスです。
2転職のきっかけ
いつ仕事が無くなるか分からない怖さ。

一人暮らしをしていたので、収入が途絶えることは死活問題でした。
スキルを磨くために、英語の勉強をして、TOEIC800点を取得したり、英会話教室に通って、電話の取次ぎや簡単な日常会話ができるように取り組みました。
また、派遣会社の貿易講座を受講し、貿易実務検定を取得しました。
そうしてスキルアップを図りながら派遣社員として勤務を続け、輸入・輸出取引両方を経験する内に自信と実績がついてきたのがちょうど社会人5年目の頃でした。
趣味のヨガやピラティスが楽しくて、そちらを極めたい気持ちもあったのですが、もう一度正社員として働きたいという思いが強く、転職活動をしようと決めました。
派遣法改正でどんな業務であっても、派遣就労には最長3年という期間制限がついたことや、業務のアウトソーシングが進み、これまで担当していた業務が海外の外注先で行われることになったことがきっかけです。
契約終了ということではなく、別の部署での業務を提案されましたが、派遣社員という働き方は就業先の状況に左右されやすく、何かあったときに真っ先に首を切られる対象だと認識していたからです。
また、年齢が27になる年だったことも転職しようと考えた理由です。
転職活動をするなら少しでも年齢が若いほうが有利ではないかと思いました。
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3転職活動中
転職活動は、万全の体制で。

転職エージェントを利用して転職活動を行いました。
利用したエージェントはリクルートエージェントです。
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リクルートエージェントでは応募書類の添削や模擬面接を利用して、対策を万全にして臨みました。
全体として、紹介される求人は優良企業が多い印象を受けました。
個人としても、貿易実務の経験が3年以上あったこと、TOEICスコアをアップさせたり、貿易実務検定や秘書検定などの資格を取得していたことから、興味のある企業の応募条件や歓迎条件を満たしていたので、エージェントさんからの紹介数や求人企業については満足でした。
最初の会社を1年弱で退職したことについて、面接で深堀りした質問をされることが多く辛かったのですが、エージェントの方のアドバイス通りなるべく前向きな理由で回答するようにして乗り越えました。
内定後の条件交渉の場面では、内定先企業の対応にスピード感がなく不安になることがあったのですが、エージェントの担当アドバイザーが親身になって企業とやりとりして下さり、安心して入社を決めることができました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

入社から2か月後にオフィスが移転し、その1か月後に会社が合併・統合しました。
会社統合については、求人に応募した段階では発表されていませんでした。
採用活動中に統合が発表され、内定の段階では分かっていましたが、私の入社する企業が吸収する側の会社ということもあり、納得したうえで入社を決めました。
しかし、移転については全く知らされておらず戸惑いました。
転職に伴って関西から東京に上京し、大きく環境が変わったので、ただでさえ不安定なところにオフィス移転が重なり、精神的にしんどい状況でした。
また、合併相手先の従業員の方が給与条件が良いことにもとても不満を感じました。
同じオフィスで同じような仕事をしているのに出身会社によって給料や手当が違うことに不平等を感じました。
仕事内容にも入社前後のギャップがあり、やりがいが少なく思い悩むことが多かったです。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

反省点が2点あります。
1点目は、会社統合のリスクについて調べた上で入社するべきだったことです。
存続企業側だったとしても、少なからず従業員に影響があるということをしっかりと自覚できていませんでした。
もっと長い目で自身の社会人人生を捉え、入社企業の今後の先行きを確認した方が良いということを学びました。
2点目は、入社前に昇給幅を聞くべきだったことです。
想定年収や福利厚生については確認していましたが、毎年どれくらい給与が上がるかや評価基準についての確認が抜けていました。
会社の評価制度はあまり良いものではなく、頑張りや成果が昇給に反映しにくいものでした。これを知って仕事へのモチベーションが大分下がってしまいました。
数年後、年収がいくらくらい必要かなど自分の中でもっと明確にしておけばよかったです。
◇ ◇ ◇
所属企業に影響されることなく、フリーランスとして働いていきたいと思っています。
これまでの経験から、正規雇用・非正規雇用に関わらず、会社員は会社にいいように使われると感じました。
また成果を出した人と不真面目な人の給与に差が出にくく、全うに働いている人間が損をしてしまうように感じました。
現在は、働きながらフリーライターとして自宅で文章作成をしています。
また、趣味のヨガやピラティスを深めてフリーランスのフィットネストレーナーとして働けるように準備しています。
もしくは今後、再び正社員として転職する機会があれば、フレックス制やリモートワークなど自由な勤務形態が認められる会社で働きたいです。
毎日込み合う時間帯に電車で通勤するという非効率な生活は避けたいです。
自分らしい働き方を極め、幸せな人生を歩んでいくための努力をしていきたいです。
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