職場の人たちとの温度差から「辞めよう」という気持ちに。介護士から看護師に|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 介護士
- 職種
- 医療・福祉
- 従業員規模
- 200人
- 年収
- 320万円
転職後
- 職業
- 看護師
- 職種
- 医療・福祉
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 350万円
目次
タコの目さんの転職ストーリー
1これまでの私
学生時代からの縁で介護士に。

県内の特別養護老人ホームで介護士として働いていました。
大学も医療福祉系の出で、もともとそういった方面に進もうと思っていましたので、仕事にはやりがいを感じていました。
その老人ホームへの就職も、学生時代からの縁で入った感じです。
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性格は冷静沈着だと思っています。
体を動かすことも好きでしたので、介護士としての激務もそこまで苦ではありませんでした。
趣味は映画鑑賞・読書などです。
実家暮らしで、両親は家業を営んでおり、休日はその手伝いなどもしていました。
2転職のきっかけ
介護士の仕事を、低く見られたような気がして。

お年寄りの方と接するのはとても優しい気持ちになれます。
「ありがとう」と感謝の言葉をいただけるのも、大きな励みになっていました。
しかし、転職への思いは日に日に増してもいきました。
職場環境が、あまり恵まれているとはいえない状況になっていったのです。
というのも、介護士には国家資格が必要ですが、ヘルパーには特別な資格を有さなくてもなることができます。
職場にヘルパーの方が増えたのですが、全体的に仕事にやる気の無い人が多かったです。
一度「この仕事は腰かけ程度だから」とヘルパーの方が漏らす声を聞いたこともあります。
信念を持って働く私たち介護士を愚弄するような言葉に思いました。
このような場所で働くことは、私にとってまったく本意では無かったので、しかるべき手順を踏んだのちに退職いたしました。
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3転職活動中
学生時代の恩師からの提案。

転職は初めての経験でした。
勝手がわからず、無職の状態でもありましたので、不安だけが日に日に大きくなっていく状態でした。
そんな中、大学の時に懇意にしていただいていた教授に連絡を取ってみようと思ったことは、おそらく私の中で「誰かにすがりたい」という思いが強くなっていたからでしょう。
そこでその教授から
- 教授
-
「大学と提携している病院があって、そこでなら口利きができるかもしれない」
という、ありがたい提案をいただけたのです。
介護士ではなく、看護師の求人でしたが、学生時代に併せて取得していた資格でしたので、私としては一も二もなく飛びつきたい話でした。
- 教授
-
「君ならきっとやていけるよ」
教授の背中押しもあり、決断しました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

さらに幸いなことに、学生の頃の先輩が勤めている病院でした。
看護師として勤務を始めてからも、その先輩が良き相談相手になってくれました。
資格は持っているとはいえ未経験の仕事でしたので、勝手がわからない部分も多く、先輩の存在には本当に救われました。
職場はやはり女性が多く、はじめのうちは遠慮が勝っていました。
しかし慣れてしまえばとても気さくな方が多く、職場環境はとても良かったです。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

人間関係の大切さを、改めて思い知らされた転職活動でした。
学生の頃の関係性は、社会に出てから途絶えてしまったものの方が多かったですが、こうして救われることもあるのです。
あのまま転職活動の勝手がわからず、むやみやたらに効率の悪い毎日を過ごしていたかもしれないことを思うと、
本当に、自分の体裁など関係なく人に助けを求めて良かったな、と思っています。
人を助ける仕事に従事しているからこそ、自分自身も誰かに助けてもらうことの必要さを実感できたのは良い機会でした。
◇ ◇ ◇
職場の飲み会はほとんど「女子会」といった様相で、
はじめの一度以降、なんとなく気が引けて参加できていません。
たかが飲み会でも、そこで深まる絆もあることでしょう。
今度からは、勇気を振り絞って参加したいと思います。
(男子禁制なら自重しますが笑)
仕事にも慣れてきて余裕が生まれたら、ぜひ別の医療系の資格取得も視野に入れたいと考えています。
そうして、自分自身の可能性の幅を広げていきたいです。