『みんなの転職「体験談」。』
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20代で昇進ルート一直線だった私が社内の悪者役に。「仕事がすべて」人生からの転換。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
通信業
職種
営業
従業員規模
60名
年収
500万円

転職後

AFTER
職業
製造業
職種
経理事務
従業員規模
50名
年収
500万円

目次

takahiro60さんの転職ストーリー

1これまでの私

仕事、順調。人生、イージーモード。

イメージ図:20代男性

転職前は独身で、埼玉県で一人暮らしをしていましたね。

休みは月に2、3日しかなく、その休日も疲れを取るために家で寝ているという生活。まさに仕事の為に生きている感じ。

ただ、仕事は非常に順調。

マネージャーの役職を入社1年で勝ち取り、メンバーをまとめ上げる立場になりました。

まあ、とはいっても「プレイングマネージャー」として自分もも営業活動もしてましたけど。それにプラスして、新人教育やら評価面談やらの業務もこなして。
とうぜん、これだけ仕事をすれば収入も上げてもらわないと。その部分の交渉も抜かりなしでした。順当に、年収も上がっていきました。

まあ、ときに会社に対して不満を持つこともありました。

でも、仕事内容に対しての不満は一切なかった。私にとって、仕事は趣味のようなものでしたから。

なんて言えばいいのか──。「仕事で自分が、こうなったらいいな」が、実現してしまう。ゲームで言えば、イージーモード。

──わかってますよ。わかってます。当時の私がいかに「井の中の蛙」だったかというのは。
だって、これから、「思うようにいかない人生」がやってくるんですから。

2転職のきっかけ

驕れるものは、ひさしからず。

イメージ図:不穏な会社

ある日、役員からこんな話がありました。

幹部社員

「新たな事業を立ち上げる予定なんだけど、君にその責任者として就任してほしいと思っている。」

「はい、ぜひ、やらせてください!」

更なる昇進のチャンスと捉えて、私は二つ返事で承諾。

自身のチームからメンバーを引き入れ、事業立ち上げに関わらせてもらいました。

しかし、その矢先に事件が起こります。

メンバーが不正をはたらき、クライアントから業務停止処分を受けることになってしまったのです。

そのメンバーは、幹部のお気に入りであったこともあり、何のお咎めもなしでした。

新規事業立ち上げは主要クライアントを失い頓挫。リカバリーの目途は全くつきませんでした。

宙に浮いた事業と、誰も責任も取らずにいる状態。
それは、会社としてあまりにも不自然な状態でした。

その状態は、段々と社内の私の強い風当たりへと変わっていきました。

──大切なことを言います。会社で何かトラブルや被害が起きたときに、会社は何を求めるでしょう?

「対策立て?」「計画の修正?」違います。
答えは、「悪者」。つまり、「今回のトラブルは結局、誰が悪かったか」を明確にして安心したいんです。
そしてその役割に抜擢されたのが、私でした。

3転職活動中

「今の会社を辞めたい」、その一心。

イメージ図:転職活動中の男性

とにかく、もうこの会社から離れて、新天地で頑張ろう

その一心でした。

転職活動は在職中から始めましたが、これが非常にしんどかったです。

営業の成績やマネジメント業務、引継ぎ業務、睡眠時間を削って準備にいそしみました。

会社には退職の意向を伝え、休みを1ヶ月で5日確保させてもらいました。

その5日で、面接から内定獲得までを目標にスケジュールを自分で組み、企業研究など夜に出来ることは仕事が終わってから行いました。

当時付き合っていた彼女にもハローワークなどで情報収集してもらい、「ここ良さそうだよ」といわれた求人は片っ端から応募して。

その結果、1ヶ月で約6社ほど面接までこぎつけることができて、そのうち1社から採用通知が届いて。

いやあ、怒涛の転職活動でしたね。

「今の会社を辞めたい」一心でしたから。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:製造業のデスクワーク職場

通信業界という、先進的かつ若い社員が多い業界から製造業の老舗企業への転職でした。

入社してまず思ったのは、

(なんて、前時代的な仕事のやり方をするんだこの会社は…!)

ということでした。

夢に向かって生き生きと仕事をする社員の姿は、どこにも見えませんでした。

平均年齢50歳後半の社員が揃う社内の雰囲気はどこかまったりとしていて、前職と180度違う世界だったのが非常に印象的でした。

絶望感を持ったのは、評価がほとんど年功序列制だったこと。
当時私は28歳で、社員の殆どはオーバー50ですから笑。

これはもう、昇給は諦めて長期投資運用に精を出したほうがよいかしら)と本気で悩みました。

良かったことは、17時になればほぼ残業なしで帰宅できたこと。

これは逆に新鮮でしたね。
なんせ、平日に自分の時間が持てるんです。

仕事に慣れてきたころ、「こういう生活リズムの人生も、悪くないな」と思えるようになりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:これからのキャリアを考える20代男性

充実した働き方というのは、様々な形があるのだと気づきました。

忙しく毎日を1分1秒無駄にせず駆け回り、自分の価値や仕事の成績を上げること。

決まった仕事を気持ちに余裕を持ってこなし、お給料を頂き、私生活を充実したものにすること。

今私がしている働き方は後者ですが、以前はそんな働き方に立強いて否定的でした。

もともとは、他人に認められるべく、仕事中心の生活をして私生活がないような働き方が正しいと感じていました。

しかし、今回の転職で、私のその考えは一変した。

気持ちに余裕を持ち、私生活が楽しめる程度の収入を得ることで、生活も充実させる

自分が希望する仕事でなくても、充実感を得ることができるんだと思いました。

私生活も充実した結果、結婚もすることができてプライベートも非常に充実した生活を送れています。

◇ ◇ ◇

今後は私生活も充実したので、仕事では新たな分野に挑戦するべく資格取得に挑戦したいと考えています。

この会社で関連してくる事業展開で不動産業があります。

ですので、宅地建物取引士FP資格を取得し、今従事している仕事に加えて新たな分野でも活躍できることを目指しています。

宅地建物取引士とは

宅地建物取引士、不動産関係の資格。

不動産取引におけるトラブルを減らし、宅地や建物の取引を安全で、スムーズに行われるためにある資格制度です。

住宅の購入したりする際は、様々な契約などで、一般の人には専門的で理解しづらい面があります。そこで、一般消費者の利益を守るために宅地建物取引士が存在するのです。

参考:「宅建の資格は転職に有利?メリットと仕事に活かせる業界、勉強方法を詳しく紹介」

FP(ファイナンシャルプランナー)とは

FPとは、簡単に言うと、「お金のエキスパート」。

人生の梅や目標を叶えていくための総合的な資金計画を立て、経済的側面から実現させていくための資格です。

資格では、お金に関わってくる金融や税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度などの様々な知識を習得できます。

参考:FP(ファイナンシャルプランナー)の資格は転職に有利?気になる働き方・年収イメージは

将来は経験、コネクションを確立して資金を確保し、いずれは独立できるようなスキルを持つことが目標です。

そのためにまず、知識の習得や仕事の幅を広げることに尽力し、今の会社で責任ある立場での仕事を任せられる立場に慣れればと思っています。

非常に多くの課題がありますが、生活に余裕ができたからこそできることだと、自分に期待しています。

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