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自分の本当にやりたいことが分からない。19歳の転職で悩んだこと・気づけたこと|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
小売業
職種
3000名
従業員規模
事務・レジ接客
年収
200万

転職後

AFTER
職業
軽作業・製造業
職種
検査員
従業員規模
20名
年収
250万

目次

Mりかさんの転職ストーリー

1これまでの私

新社会人になって感じた、「働くことの大変さ」

イメージ図:物憂げな女性

高校を卒業後に、小売業の事務・レジ接客の仕事をしていました。

家族は母と姉と私の三人で、実家で暮らしています。

新社会人になって、はじめのうちは「働いてお金をもらえる」ことがとても嬉しかったのを覚えています。

ですが、次第に「働くことの大変さ」を感じることの方が多くなっていって。

大人しく地味な性格な私は、同期ともあまり仲良くなれず、会社では少し浮いた存在で。
いつも、職場に馴染めないままの自分に不安を感じていました。

また、高校生の時は旅行に行ったり友達と遊んだりできましたが、就職してからはそういった自由に扱える時間がなかなか持てなくなっていました

忙しいなかでも、時間を見つけては好きなアイドルグループのライブに行ったり、一人でパフェを食べにいったり、たまに自分へのご褒美を買ったり―─。

そうしたことで、毎日のストレスを発散していました。

2転職のきっかけ

自分の本当にやりたい仕事って?

イメージ図:心の鍵

私は、もともと就職する時に「料理の仕事がしたい」という希望がありました。

なので、前の会社も惣菜部希望で面接を受け内定をもらえていたのです。

ですが、入社後になってから

人事

「事務・レジ接客に異動してほしい」

と人事の方に言われました。

とても迷いましたが、退職してまた仕事を探すのが嫌だったので了承してしまったのです。

そうして事務とレジ接客に異動になったのですが、接客が苦手だったこともあり働いていく中でやりがいを持てずにいて。

段々と自分が本当にやりたいことが分からなくなってしまい、気分がふさぎ込むことが多くなっていって

どうしたらいいかわからず、家族に悩みを打ち明けました。

すると、

家族

「一度きりの人生だから、今の職場に固執することなく色々なことを経験するといいよ」

と言われて。

胸のつかえがとれるように、すごく安心しました。

こうして家族に後押しもされて、私は「転職しよう」と決意したのです。

3転職活動中

厳しい転職活動。唯一の味方は、ハローワークの相談員。

イメージ図:ハローワークの相談員

転職活動をはじめるにあたって、まずは求人雑誌を読みながらハローワークに通うことにしました。

当時、私は19歳と転職するにはまだ若い年齢でしたので、若者専用の相談窓口を利用しました。

相談員の方は、これまでの経験や性格などをこと細かに聞いてくれて。

たとえば、

「自分の本当にやりたいことが分からなくなってしまった」

と正直に伝えたところ、相談員の方は詳しく話を聴いてくれて、

相談員

「あなたはこういうことが得意なのかもね」

自分一人では分からない「ハッ」とするようなことを言ってくれたのです。

そうして相談していくうちに、段々と自分でも何が得意で何が苦手なのかがハッキリとしてきました。
そして、「今の状態なら、きっと満足いく職場選びができるだろう」と思い、私は求人企業への応募を始めました。

しかし、転職活動はまったく思うように進みませんでした。

書類選考すらなかなか通らず、そのたびに自分を否定されたような気になって落ち込んで泣いてしまった日もあります。

そんな時もハローワークの担当の方は、私の活動進捗を確認しながら「きっと大丈夫。次があるよ」励ましてくれました

そうして応募を繰り返し―─、大分時間はかかりましたが、私はなんとか内定を貰うことができました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:プリント基板の検査員

転職後の職場はプリント基板を製造している会社で、私は検査員として働くことになりました。

プリント基板とは

緑色の板状まはシート状の部品で、電子部品が取り付けられていない元の状態のプリント配線板、または電子部品がはんだ付けによって取り付けられたプリント回路板のことです。


検査員の仕事とは

検査員(製品検査員)は、工場で作られた製品の仕上がりを検査・確認する仕事です。

製品が規格通りに作られているか、傷や汚れが付いていないか、正常に動作するか等をチェックします。

検査の手法としては、製品を実際に目で確認する目視検査・外観検査のほか、製造過程をチェックするモニター検査、そのほか測定器を使った検査などがあります。

面接の時点では検査員とは別の職種を希望していました。ですが、前職と同じく希望と異なる仕事に就くことになったのです。

はじめは動揺と不安の毎日でした。

プリント基板自体あまり見たことがないですし、設備やマニュアルには専門用語がずらりと並んで、まるで他の世界の言語を読んでいるようで。

毎日が勉強の日々です。もちろん、家に帰っても復習しました。

それでも、ミスをしてしまうこともありました。

しかし、直属の上司はとても優しい方で。

私がミスをしてもミス自体を責めるのではなく、「どうしてそうなったか」の経緯と「これからそうならないため」の対策を一緒に考えてくれて、

「私もいつか、こういう人になりたい!」

と初めて思えた、非常に尊敬のできる方でした。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:カフェでくつろぐ女性

転職活動を行って感じたことは、「職を得ることは、こんなに大変だったのか」ということです。

高校在学中の初めての就職活動では書類では何度も落とされましたが、運良く面接は一回で転職前の会社に受かりました。

そのため、面接で何度も落とされることに慣れておらず、今回の転職活動では幾度となく挫けそうになりました。

また、そんな状況が続くと、不安や焦りから「もうなんでもいいや」と投げやりになってしまうこともあって。落ち着いて冷静に考えることが難しかったです。

実際に面接で希望とは違う職種に行ってほしいと言われても、落とされるのが怖くなってしまい「はい、大丈夫です」と言ってしまい―。
入社してからそのことに後悔している自分がいました。

結局、転職はゴールではなく、むしろ転職してからが始まりなんですよね。

そのことを、今回の転職で学びました。

◇ ◇ ◇

それから2年経って、私は新しく入ったこの会社も辞めることとなりました。
常に人手不足で残業も多かったため、業務の忙しさから体調を崩してしまったのです。

現在は自宅療養しながら、次の新しいステップに向けて準備中です。

この転職で、気づけたことはたくさんあります。

例えば、私は今回初めて「検査業務」を経験しました。

それをやっていく中で、私は「一つのことに集中して行うこと」が得意で好きなんだと気づけました。

それからパソコン業務に対しても、意外にすんなり覚えられていたという実感もあって。

現在は在宅ワークをしながら、独学でデザインやプログラミング言語の学習もしています。

そして、ゆくゆくはWebデザインに携わった仕事ができたらいいなと考えています。

今まではやりたいことがあっても「失敗したらどうしよう」という気持ちでやらずにいましたが、自分の好きなことを少しでも活かし、有意義な人生にしたいという気持ちが強まっています。

また、在宅ワークを経験したことで、フリーランスや副業にも興味ができました。

過去の経験も活かしつつ、これからは新しいことにどんどん挑戦していきたいと思います。

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