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29歳、大手都市銀行で働く「バリキャリ」から一転、事務職の契約社員へ|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
銀行
職種
法人営業
従業員規模
30,000名
年収
800万円

転職後

AFTER
職業
インフラ業
職種
事務職(契約社員)
従業員規模
20,000名
年収
250万円

目次

meganeさんの転職ストーリー

1これまでの私

大手都市銀行で働く「バリキャリ」でした。

イメージ図:バリキャリ女子

5年前まで、私は大手都市銀行で法人営業を担当する、いわゆる「バリキャリ」女子でした。

銀行員として堅実に着実に稼いで、一人でも生きていける自立した女になることが、私の夢だったのです。

新卒の22歳で入行して以来、ずっと仕事一筋。
頑張れば頑張っただけ数字で返ってくる営業の仕事が自分の性に合っており、朝から晩まで仕事にのめり込む日々が続いていました。

その結果、営業成績はうなぎ登りに上がっていき、念願だった社内賞を受賞して都心のより規模が大きい支店に異動することも出来ました。

そして、27歳で、自分でも想定外だった社内結婚をしました。

それでも家庭に入るつもりは更々なく、この先もずっと共働きで働き続ければ、

(世帯年収軽く2,000万超えるかも)

――と、給与明細を眺めながらほくそ笑んでおりました。

2転職のきっかけ

疲労とストレスが限界に達し、ある日トイレで吐血。

イメージ図:トイレで吐血する女性

28歳の誕生日を迎えたころから、体調が優れない日が続くようになりました。

健康だけが取り柄だった私ですが、毎日の激務からくる疲労とストレスの蓄積に耐えられなくなってきていたのかもしれません

それでも、当時の自分は「休む」や「病院に行く」という選択肢は取りませんでした。
限界まで働き続けた結果、ついに職場のトイレで吐血しまったのです。

病院での診断結果は、ストレスからくる胃潰瘍の症状でした。

結果として、数週間入院せざるを得ませんでした。

回復後にはすぐに復帰したものの、体力が落ちたことで非常に疲れやすくなっており、集中して仕事に取り組むことが出来なくなってしまいました。

(…前よりもミスが増えてるし、何より結果が出せてない…。)

私は焦り、どんどんと追い込まれていきました。

気付けば、身体だけでなく心もボロボロの状態になってしまったのです。

ある日夫が仕事を終え、家に帰ってきましたが、それすら気付かずに考え込んでいました。

膝を抱えて泣いている私を見て、夫はこう言いました。

「仕事、辞めた方が良いんじゃないか」

夫は更に、「健康が一番だと思うし、他の働き方も探してみたらどうか」と提案してくれました。

夫はもともとドライなタイプで、こうした労りの言葉をかけてくれたのは、このときが初めてでした。

だからこそ、私も私で(ああ、今まで無理してきたんだな)とこのとき初めて実感ができて。

その晩じっくり考えて、「今の仕事を辞めて転職しよう」と決めました。

3転職活動中

頑張り過ぎないで、自分らしく働けること。

イメージ図:ハローワークの相談員

夫ともよく相談し、次の会社では、「頑張り過ぎないで、自分らしく働けること」を重視しようと決めました。

また、夫が転勤になった場合には退職して付いていけるよう、正社員ではなく有期雇用で働くことに。

転職活動は、ハローワーク・転職サイト・転職エージェントを利用しました。

が一番お世話になったのが、ハローワークの窓口の方々でした

(こんなに親身になって話を聞いてくれる、とても参考になるアドバイスまでしてくれる。すごいな。)

転職先だけではなく、色々な悩みも聞いていただけて、とても感動したのです。

結果として、ハローワークの紹介で受けた大手インフラの事務職に、契約社員として内定をいただくことができました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:デスクワーク中の女性

銀行しか知らない私は、初日から衝撃の連続でした。

まず、社内の雰囲気がめちゃめちゃ緩かったです。

私の中ではお堅いイメージのあるインフラ系でしたが、適度に緩くて、誰もピリピリしていないのです。

前職では、そこら中で誰かが怒鳴っているような環境でした。

また、規則も全体的に大らかで、ルールでがんじがらめにされる銀行とは大違いです。

前職では細かくチェックもしていた癖が出て、最初はその緩さが気になってしまうところはありましたが、精神的にはとても楽になりました

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:女性のシステム手帳

「働く」と一言に言っても、「働き方には様々なスタイルがある」ということを学びました。

私は、前職ではとにかくがむしゃらに必死に働きました。

それなりのお給料を頂いていたし、誰もが知っている銀行で、総合職で働いているんだという自負もありました。
同時に、この会社で総合職として働くということは、「会社に全てを捧げ、全身全霊をもって戦う」ということでした。

でも、そんなジェットコースターのような毎日を過ごしていた結果、身体にはガタが来たし、心は病みました。

今は、仕事を急かされることもなく、のんびりした毎日です。
人事評価はないに等しく、給料は低いですが、今までの人生で一番穏やかな日々を過ごしています

働くことが辛くて仕方がない」「心が病んでしまいそうだ」という方がいたら、私は転職を勧めます。

「どこでどう働くか」を変えるだけで、全く違った世界が開けることを、身をもって経験しているので。

◇ ◇ ◇

私も今年で35を迎える歳となり、今後職場では「お局さま」的立ち位置になってくるんじゃないかと思います。

実現させたい未来像としてはあまりに小さいかもしれませんが、出来ればお局さまではない存在でいたいですね。

キャリアや恋愛で悩む若い女性のお悩み相談室」のおばちゃんだと思って、皆に接してもらえる存在になりたいと夢見ています。

イメージしているのは、転職活動中に私を精神的に励まして下さった、ハローワークの方たちです。

価値観を押し付けず、人の話を良く聞いて、重みのある血の通ったアドバイスが出来るような人になりたいですね。

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