転職体験談:コロナ禍の影響で、ブライダル業界から事務職へと転職。
転職前
- 職業
- ブライダル業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 50名
- 年収
- 300万円
- 会社名
転職後
- 職業
- IT
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 300名
- 年収
- 300万円
- 会社名
目次
ゆりりあんさんの転職ストーリー
1これまでの私
自分の性に合ったブライダル業界で。

転職前はブライダル業界で働いていました。
ちょうどコロナ禍で結婚式のキャンセルが頻繁に出てしまい、その対応に追われるなど忙しい毎日でした。
そもそもブライダルの仕事をしたいと思うようになった理由は、周囲からも「面倒見が良い」と言われる性格にありました。
他人の世話をするのが好きで、自分がしたことの結果、「ありがとう」と言われることがすごく嬉しくて。
ブライダル業界ではそういった自分の特性を活かせると思い、この仕事を選びました。
プライベートでは、週一で通っているフラダンスの時間が唯一の楽しみでした。何も考えずに踊る事がすごく気持ち良くて、ストレス発散になっていたと思います。
家族は自分を入れて5人家族。今は一人だけ上京して一人暮らしをしています。
それでも、家族とは常に連絡を取り合っていて、兄弟がたまに遊びに来てくれる事もあります。
2転職のきっかけ
ブライダル業界がコロナ渦で大打撃を受けて。

転職した理由は、やはりコロナの影響が一番大きかったです。
コロナ渦ではブライダル業界全体が不況に陥っている状況で、中には倒産や事業停止といった話も聞いていました。
自分の会社においても、結婚式の日程変更やキャンセルも相次いで。そのため、直近での納品日がほとんどなくなり、会社の売り上げも厳しくなっていました。
スタッフにも休業を余儀なくされ、約5ヶ月間自宅待機、および減給。生活面でも厳しい状況でした。
また、この状況では仕方のないことなのかもしれませんが「会社の対応に失望した」ことも転職の理由の一つです。
もともとは、個人の想いや夢に対して熱い会社でした。
ですが、最近では社員が退職願いを出すと機械的に手続きを済まし、引き継ぎもままならないようなスケジュールで退職日を設定するようなやり方だったのです。
おそらく、「人件費カット」がこのコロナ渦を乗り越える一番手っ取り早い方法なのでしょう。それでも、私は会社のそんな対応に対して、「『クビにする』などの自分が悪者になるようなやり方はせず、社員から退職願いが出るのを待っている」印象を感じ、とても嫌な感情になりました。
そんな気持ちでいましたので、結果的には私も自主退職することに。
退職しようと決めたときにこういった悪感情もあったのは、とても残念でした。
なぜなら私はこの会社の「人の部分」が好きでしたので。コロナ禍の影響を受けたのは売り上げだけではなく、会社の想いまで変わってしまったのかもしれない──、そう考えると、やるせない気持ちになりました。
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3転職活動中
友人の紹介で出会った転職エージェントに救われて。

転職活動は、経済的にかなり厳しい状況の中で進めていく必要がありました。
前職では約半年の間減給されていたため、貯金を崩した生活を送っていたので。
- 私
-
(のんびりと仕事を探している暇はない。とにかく早く職について稼いで行かないと…。)
――と、相当に焦っていました。
また、コロナ渦で面接が対面からオンラインに変わっていたところが多くて、かなり戸惑いました。
更には求人が通常時に比べて少ないこともあり、すぐに内定をもらうことは難しかったです。
そんな中で、友人を介してある転職エージェントの「キャリアアドバイザー」の方に出会いました。
キャリアアドバイザーとは
キャリアアドバイザーとは、転職希望者に対して転職を成功させるために様々なアドバイスやサポートを行う仕事です。
具体的には、求人の紹介や書類添削、面接対策、年収交渉などを行っています。
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担当してくれた方は本当に親身にサポートしてくれて。マメに連絡をしていただくなど、精神的なケアも行ってくれていたように思います。
結果的に、IT企業の事務職へと転職を決めることができました。
転職サイトでは求人を選ぶだけでも時間がかかりますし、説明会や書類作成まで自分で行う必要があります。
すぐに職につきたい私からすると、今回はエージェントを使って本当に正解だったなと感じました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しい職場は、このコロナ渦の中でも仕事・給料共に安定しており、「ここに来て良かった」と感じています。
業界的にもこれから市場が大きくなっていく見込みがあり、会社の業績も今のところ右肩上がりです。ボーナスや福利厚生もしっかりしているので、長く働いていけそうな会社だと思います。
また、自分の部署は女性のみで、女性特有の悩みなども打ち明けられる空気になっていて、かなり風通しの良い職場でした。
ただ、残念なこともいくつかありました。
たとえば、ジョブローテーションが活発なこと。それから、会社の「みんな仲良くしよう」という空気が少し押しつけがましく感じるところです。
これは私の社交性にも問題があるとは思うのですが、少し抵抗を感じています。
ジョブローテーションとは
ジョブローテーションとは、定期的に社員を異動させる、または職務の変更を行うことです。
これは人材育成の一つで、社員に様々な業務を経験させることで能力を開発することを目的としています。
また、ジョブローテーションの期間は、半年から数年間まで、企業によって異なってきます。
ですが、全体的にはとても良い会社です。徐々に馴染んでいきたいと思っています。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

今回の転職で学んだことは、「視野を広げてみると、もっと沢山の選択肢がある」ということです。
新卒のころは全く気にしていませんでしたが、「自分が将来も安心して働ける環境」であったり、「将来の自分のライフプランを考えること」について、
歳を重ねるごとにそれらの大切さを身に染みて感じるようになりました。
今回のコロナ渦は、それを気づかせてくれるタイミングにもなったのかなと思います。
ポジティブな理由での転職ではありませんでしたが、結果的には自分の人生にプラスに働く転職でした。
◇ ◇ ◇
仕事面において、ゆくゆくは「採用担当」になりたいと思っています。
現職も前職も、会社の「人」という部分が好きで入っているので、そこに深く携われる仕事がしたいですね。
自分の会社を語ることができて、さらに自分と一緒に働ける仲間を見つける事ができたら一番嬉しいです。
また、人生においては30代で結婚して子どもを産みたいと考えています。
そのために20代では色々なチャレンジをして、良いお母さんになれるように、自分を磨いていきたいです。
そしてお母さんになった暁には趣味のフラダンス経験を生かし、フラダンス教室なども立ち上げたいなと考えています。
今の会社では十分にプライベートな時間を確保できるので、目標に向かって地道に日々を歩んでいきたいですね。