転職体験談:コロナ渦をきっかけに、生活を改めて。東京から愛媛にJターン転職。
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 旅行代理店
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 50人
- 年収
- 400万円
- 会社名
転職後
- 職業
- メーカー
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 1,500人
- 年収
- 400万円
- 会社名
目次
みーちゃんワールドさんの転職ストーリー
1これまでの私
私にとって、「英語を話せる」ということは。

学生時代から英語の習得に力を入れてきました。
中学生の頃から洋画にハマっていて、よく友人と「英語が話せると、何だかカッコイイよな」「ぜったいモテるよな」と話していたものです。
両親はあまり勉強をしてこなかったようで、そのことから色々と苦労してきたと聞かされていて。
- 父親
-
「人生の唯一の後悔は、もっと勉強をしておけば良かったことだよ」
──そんな親のぼやきを度々聞かされてきたという背景もあって、私は英語だけはしっかり勉強しようと思っていました。
高校生になってからもその意識は持ち続けて、大学も英語を専科にして受験しました。
大学に入学してからは、私と同じように「英語を学び続けよう」という意志を持った人たちがたくさんいることに驚きました。
いちばん影響を受けたのは、ある英語クラスの先生の言葉です。
- 先生
-
「私が英語を勉強している理由は、世界平和のためである」
初めて聴いたときは、
- 私
-
(……え?──何言ってるの,この人?)
という感じでしたが、その先生の話をその後も聴いているうちに真剣にそう思っていることが伝わってきて、そしてその想いに共感すらも持つようになって。
私も、世界平和とまではいかないまでも「世界の人々のために、英語を使った仕事がしたい」と思うようになったのです。
その後1年間オーストラリアへ留学して、その想いはさらに強くなりました。
そして大学卒業後は、英語が活かせる仕事ということで、(あと私は旅行が好きだったこともあり)旅行代理店に就職することになりました。
転職前までの約4年間、私はそこで仕事を続けました。
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2転職のきっかけ
コロナ渦をきっかけに、今後の人生を考えるようになって。

2019年に結婚をして、妻と東京での新生活を開始しました。
妻も私も関西出身でしたので、「いつかは地元に戻りたいね」ということを良く話しました。
子どもができた際、両親に頼ることもできませんし、何かあって帰省するにもお金と時間がかかるからです。──ですが、特に何か行動を起こすこともありませんでした。夫婦ともに仕事が忙しく、それどころではなかったのです。
その1年後(2020年)に、新型コロナウイルスの感染拡大があって。
私の会社は大きな打撃を受けてしまいました。
私は在宅勤務になり、妻も時を同じくして家で仕事をするようになりました。
日中一緒にいる時間が増えて、ちょっとした会話の量も増えて。
この頃、多くの人たちがそうであったように、妻も私も不安な気持ちでいっぱいでした。
コロナ感染のこと、両親のこと、そしてこれから産まれる子供のこと──。
そして、自然と「これからどうしようか」という、今後のことについて話し合う機会も多くなっていきました。
しばらくして、私たちは「関西に引っ越したほうが良いだろう」という結論に至りました。
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3転職活動中
英語力が評価され、メーカーの営業に転職。

転職活動は、思ったよりスムーズに進められました。
理由は、現職が完全在宅(リモート)勤務になっていたからです。在宅とは言っても、当時、前職の会社は取引先も少なくなってきている状況だったので、私が抱えている仕事も多くはありませんでした。
そのため、どこで何をしているか上司に詮索されることもなく、空いた時間を利用して求人探しや応募ができて、何回かは有給を使って関西方面に面接へも行きました。
私は主に、dodaからのサポートを受けて転職活動を行いました。
そこで出会った担当者の方がたまたま同い年、かつ地元も同じということもあって親近感が湧いたのを覚えています。
エージェントとしても優秀な方で、しっかりと希望条件や悩みも聞いてくださり、私のためを思った企業を紹介してくれていると感じていて。電話やメールのレスポンスも早く、困った時はすぐに解決してくれました。
そして、紹介いただいたいくつかの企業の中から、メーカー営業に転職することができました。
営業とはいえ、未経験の業界に転職できたのは、現職の仕事が海外のお客様とのやり取りが多く、これまで培ってきた英語力が買われたからではないかと思っています。
当初は大阪など関西地方で仕事を探していたのですが、思うような求人が見つからず、結果的には関西とも近い愛媛県への転職になりました。
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4転職後
東京から愛媛への、Jターン転職。

愛媛での暮らしと仕事で、慣れない環境で苦労するだろうと思っていましたが、職場のほうは前の職場と比べてフラットな印象があって、馴染みやすさを感じました。
入社初日に、同世代の先輩社員からは「同い年だからお互いタメ口でフラットにいこう」と言われました。
また、たまたま同じ業種から転職してきた人がいたり、教育係の方がとても丁寧に教えてくれる方だったりと、ラッキーなことも多かったです。
ただ、田舎ならではの生活に慣れない部分もありました。
たとえば、休日も会社付き合いのゴルフや飲み会があることです。一週間ずっと会社に行っているような感覚になることも少なくありませんでした。
また、休みの日に買い物へ出かけた時には、取引先の方と遇うこともしばしば。
都会では滅多にないことですが田舎ではよくあることらしく、うっかり気を抜けられないねと妻と話したものです。
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5その後、どうなったか。
また、英語の知識が役立てるように。

私は今回が初めての転職でしたが、少しばかり後悔していることがあります。それは、「入社前にしっかりと条件を確認しておけばよかった」ということです。
現職では、新人に半年間の試用期間が設けられているのですが、この期間は営業手当や家族手当など、一切の手当はつかないということを入社後の初めての給料日に知りました。
後に見返してみると、それは内定書にも書いてあったので、これは私の確認不足です。
「内定書には通り一辺倒のことしか書いていないだろう」などとは考えず、きちんと目を通しておくべきでした。
また、可能であれば入社前に職場を見学できるといいでしょうね。
年齢だけではなく、職場の雰囲気なども、実際に身を持って感じることはとても大切だと思います。
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◇ ◇ ◇
直近の目標としては、一日でも早く会社へ貢献できる人間になることです。
私は現在、海外営業の部署に所属しております。
今はコロナ渦で海外には行けませんが、落ち着いたら海外出張にも行くはずです。
その時に備えて、今のうちに改めて英語を勉強する、会社の製造品の知識をつけておくなど、やることはたくさんあります。
大学の時の先生がお話していたような「世界平和」にはまだまだ到底及びませんが、また英語をふんだんに役立てる環境に身を置けたらと思っています。
また、中途採用でも結果を残せるんだということを証明したいです。
現在の会社では中途採用組がなかなか結果を出せていないそうなので、「私が第一号になる!」というの気概を持って、頑張りたいと思います。
転職して早半年経ちましたが、まだまだわからないことばかりです。
ですが、失敗を恐れず、疑問に思ったことは都度確認をして、日々学ぶ姿勢を忘れないようにしたいです。
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