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人の幸せは、何で決まるか。コロナ禍の不況を受け、40歳手前の転職活動|私の転職体験談

かなえ さん(女性 39歳 鳥取県)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
社会保険事務所
職種
社会保険労務士
従業員規模
20名
年収
250万円

転職後

AFTER
職業
土地家屋調査業
職種
事務職
従業員規模
4名
年収
200万円

目次

かなえさんの転職ストーリー

1これまでの私

3人家族の共働き。私は正社員のフルタイムで営業を。

イメージ図:訪問営業

人の幸せって、なにで決まるんでしょう?

日々、笑顔で過ごせるかどうかで決まるのだったら、きっと私は今「幸せ」なのでしょう。

でも、それだけではないような気がするんですよね。そんな単純なものでなく、いつ崩れてもおかしくないバランスの上に、私たちの幸せは成り立っている──、そんな気持ちになることがあります。

転職前、私は社会保険事務所で訪問営業の仕事をしていました。
給料は月20万円ほどで、手取りにすると16万円くらい。そんなに多くはありません。

ですが、夫との共働きでしたし、一人息子の世話や家事もあったので、特に不満はありませんでした。

仕事も慣れてきていましたし、それなりにやりがいも感じられていました。

2転職のきっかけ

「今の仕事より、向いている仕事があるんじゃない?」

イメージ図:上司からの一言

ある時、上司からこんなことを言われました。

上司

「〇〇さん{私のこと}って、今の仕事よりも向いてる仕事があるような気がするんだよね」

そのときは特に深く考えずに、「えー、そうですか?例えばどんな仕事ですか?」と聞き返したのですが、その時の上司の反応が少しぎこちなかったのが後になって気になってきて、その夜、(あれは、遠回しに「辞めてほしい」という意思表示だったのだ)ということに気付きました。

そう考えたのは、いくつか思い当たる節があったからです。

まず、当時は2020年の5月頃、ちょうどコロナ禍で一度目の緊急事態宣言が出た時期です。
訪問営業もままならず新規顧客の開拓は事実上ストップ状態でしたし、いくつかの顧客は契約の解除の相談をし始めていました。

そして、事務所の経営も明らかに悪化していることは、上司たちの会話から良く伝わってきていました。

更には、もともと上司と私はそんなに相性の良い方ではなく、上司が私に向いてる仕事云々について話しかけることなんてこれまで一度もなかったのです。

数日後に上司が再度同じようなことを私に言ってきたとき、私は「もうここは辞めたほうがいいだろう」と思いました。

多分、辞めずに働き続けることもできたとは思います。ですが、会社から望まれないのに居座り続けるのは、私には無理でした。
実際、すでに惨めな気持ちでいっぱいでしたから。

この会社はこうやって簡単に人を要らないと判断してしまうのかという憤りと、これまで頑張って仕事してきたのは何だったんだろうという無力感。

あっという間に、私は不幸のどん底にいました。

──もちろん、私より大変な思いをしている人はいっぱいいるのに、不幸のどん底なんて言うのは良くないと思います。

でも、不幸な気持ちって、「他人と比べて」ではなく、「以前の幸せだった自分と比べて」感じてしまうものでしょう。誰だって、そうなんじゃないでしょうか。

3転職活動中

3ヶ月間の転職活動を経て。

イメージ図:いつも心が重たい

転職活動中も、私の「不幸感」は相変わらず大きくて、いつも心が重たかったです。

まず、転職先がなかなか決まらなかったこと。
年齢も年齢でしたし、コロナ禍中の活動でしたので、私と同じような求職者が沢山いたからです。

とある面接では、「応募者の多くは、あなたより経歴が優秀です」と言われたことがありました。

それは事実なのかもしれないし、諦めてもらうための方便だったのかもしれないですけど、

(そんな言い方って、あんまりすぎる…)

──と、悲しい気持ちになりました。

結局、自力での転職活動は果たせませんでした。

活動を始めて3ヶ月ほど経ったときに、夫の親族がやっている土地家屋調査の会社の事務職の空きが出たという話を聞いて。
ダメもとでお願いしてみたら、そこで雇ってもらえることになりました。

自分では職場を探せなかったという不甲斐なさも感じていましたが、それでもようやく終わりの見えないトンネルの出口から抜け出せたような感覚もあって、これまでの暗い気持ちがウソだったかのように、心が軽くなりました。

4転職後

新しい職場の環境で、待ち受けていたことは。

イメージ図:意外に大変な事務職

これまでも事務の仕事は何度かやったことあるし、新しい職場でもなんとかやれるだろうと思っていましたが、想像以上に大変でした。

正直言って、事務職という仕事を甘く見ていたんだと思います。

事務職で扱う書類は、当然その会社の事業に関わるものですので、専門的な知識が求められることもあります。
そして私が転職したのは土地家屋調査業というまったくこれまでなじみがなかった分野でしたので、手掛ける書類の意味がさっぱり分からない。

ひとつの書類を処理するのに何回も何回も質問しないと進められないような状態でした。

幸運だったのは、職場の社長が親戚だったということもあり、業界未経験の私を温かく見守っていてくれたことです。

ですが、さすがに新卒の新人みたいな働き方が許される年齢ではありません。多めに見てくれていたとしてもせいぜい3ヶ月くらいまででしょう。だから、早く仕事を覚えられるように、必死に勉強しました。

慣れるのにそれから3ヶ月よりもう少しかかりましたが、それ以降は仕事もある程度スムーズにできるようになってきて。

そこでようやく、気持ちにも余裕が出てきました。

5その後、どうなったか。

今回の転職を経て、変わったこと。新たに今、思うこと。

イメージ図:家族との時間が増えた

今現在は、毎日を幸せな気持ちで過ごせていると思います。

ですが、自分が日々感じている幸せとは、ちょっとした出来事ですぐになくなってしまうものなのでしょう。──今回の転職を経て、私はそう思うようになりました。

コロナ禍がなければ、上司の心無い一言がなければ、私は変わらず日々を過ごしていたと思います。

そして、こういった予期せぬことは、今後も起きるかもしれません。
幸せとは、きっと私たちが想像している以上に不確かなものなのでしょう。

でも、その不確かなものを、すこしでも強固にしていくことは、努力次第でできるんじゃないか、とも思います。

最近、始めたことが2つあります。

ひとつは、副業

本業の会社で何か不測の事態が起きたときも困らないように、お金を稼ぐ手段を増やしておきたいと思って始めました。
今はクラウドソーシングで、簡単なライティング業務を行っています。

それからもう一つは、投資です。

こちらはまだ勉強中ではありますが、5年後10年後、そして老後を見据えて、より安心を感じられるように、投資による資産形成を実行できればと思っています。

不幸とは「かつて幸せだった自分と比較して、失ったものを感じたときに訪れるもの」だとしたら、幸せは、これから先の未来がより良いものになっていくことへの「予感」なのかもしれません。

だとしたら、将来への安心感を高める為の取り組みは、きっと幸せな気持ちに繋がるのではないでしょうか。

もちろんこれは私の考えで、人によって違うのかもしれませんが、それでも以前よりは幸せに向けて能動的に行動できるようになれた自分を感じることができています。

参考:女性の30代からの転職で、「親身なサポート」を希望する人におすすめの転職エージェント

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