『みんなの転職「体験談」。』
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転職体験談:32歳 事務職。「人との繋がり」を感じられる職場を求めて。

転職前

BEFORE
職業
オフィス
職種
OA機器操作(OA事務)
従業員規模
5,001名以上
年収
300万~350万

転職後

AFTER
職業
オフィス
職種
OA機器操作(OA事務)
従業員規模
1,001~2,000名
年収
300万~350万

目次

はなさんの転職ストーリー

1これまでの私

事務職の私は、仕事のほとんどがルーティンワーク。

イメージ図:事務職の私は、仕事のほとんどがルーティンワーク。

転職は今から2年前、30歳の頃です。

前職では事務職をしていて、仕事内容は主に、Microsoft Officeを使用しての資料作成、データ解析、企画提案等でした。

両親と姉二人がいる家庭に育ち、末っ子の私は幼い頃から甘えん坊でした。就職してからも実家で家族と暮らしていましたが、収入が安定した28歳で実家を出て、都内で一人暮らしを始めました。

一人暮らしを始めて、私は「自分だけの生活リズム」を得て、プライベートの時間がどんどん充実していきました。
このように感じるのは、以前は家族で過ごす時間の制約などもありましたので、そのギャップが大きかったのかもしれません。

仕事終わりに同僚や友人と食事に行ったり、交友関係を広げたり、趣味に没頭したり、──という感じです。
家族に気を使う必要もなくなったため、思い立ったときに好きなだけ好きなことに時間を費やすことができましたね。

そしてそれは、自分の生活リズムの中で、どんなことに時間を使いたいのか、持っている時間をどんなふうに過ごしたいのか、改めて考えるきっかけとなりました。

反面、当時のお仕事は殆どがルーティンワークに近い作業で、必ず定時で終える毎日でした。

2転職のきっかけ

仕事とプライベートとのギャップから、仕事が退屈に思えて。

イメージ図:仕事とプライベートとのギャップから、仕事が退屈に思えて

(私の仕事って、ほとんどパソコン相手だ…。)

ふと、そんな想いが出てきたのです。

それは、一人暮らしを始めて、プライベートが充実してきたことがきっかけで出てきた思いだったのでしょう。

プライベートの私は人と会ったり話したりするのが好きです。しかし仕事では、一日8時間、パソコンに張り付いていて、人と話すことなど殆どない状態です。業務は正直言って退屈でしたし、特にやりがいを感じることもありませんでした。

そして、自分はなぜ仕事とプライベートとで、ここまで「在り方」が違うのだろう、と疑問に感じ始めるようになりました。

いつしかその疑問は、「もっと人と関われる仕事にしていきたい」という思いに変わっていき、次第にそれは、「転職しよう」という意思へと移ろいでいきました。

最終的に、私は転職することに決めました。

  • プライベートと同じように、仕事でも人と関われる仕事に就きたい
  • 今の仕事はルーティンワークで退屈
  • それなりに業務スキル(主にパソコンのスキル)も付いてきたが、ここではそれ以上のスキルアップは望めなそう

──これらが、転職するに至った主な理由でした。

3転職中

転職の候補先は、「職場の環境」を重要視して──。

イメージ図:転職の候補先は、「職場の環境」を重要視して──。

まずは転職サイトに登録をしました。

希望する職種は前職同様、OA機器操作(OA事務)です。Excelのスキルが身についていたのでそれを活かす仕事を探すことにしました。

すると、すぐに転職サイトからたくさんのお仕事紹介メールが届くようになりました。

そこまでは良かったのですが、その中から「何をどう選べばいいのか」でなかなか判断がつかず、悩みました。
なにせ、仕事内容、給料、通勤のしやすさ等を比べてみるのですがどれも似たようなものでしたので。

また、せっかく転職しても、結果「前職と同じように退屈な職場だった…」というのは絶対に避けたいと思いました。

(もっと人と関われる仕事がしたい。OA事務でも人と接しながらやれることはあるはずだ)

──しばらく悩み考えた末に出てきた私の答えはこれでした。

そして、私は希望職種は変えずに、「職場の環境」を重要視することに決めました。

なるべくアットホームで仕事中にも軽く雑談できるような職場がいいなと思い、担当の方に電話で問い合わせ、職場見学のできる会社に面接を申し込みました。人事の方だけではなく、上司になる方ともお会いしたいという旨を伝えました。

…今考えると、かなり生意気な要望です(苦笑)。ですが、私は仕事に就く前にどうしても一緒に働く人や雰囲気を確かめたかったのです。

何社かの転職面接を受け、その中で、「あ、ここ良いな」と思える企業に出会えました。

そのときの面接では、上司になる方と先輩になる方、二人の方とお話させていただきました。

面接はとてもフランクで、終始なごやかな雰囲気で行われました。実際に働くフロアへいくと、社員の方々が優しく接してくださいました。
「この職場でこの人たちと働いてみたいな」という印象を持ちました。

面接と職場見学を終え帰途に就くと、担当の方から連絡がありました。先方が私をとても気に入ってくださり、他の会社に取られたくないからいますぐにでもお願いしたい、と依頼があったということでした。

私の方も前向きになっていたため、その場ですぐにお返事をして出社の日にちを決めました。

後から知ったのですが、私の前に十数名の方と面接をしていたようです。
転職は人との出会い、ご縁なんだな」とそのとき感じました。たくさんあるお仕事の中で出会えたことは本当に幸運だったと思います。

4転職後

新しい職場では、私のパソコンスキルが重宝されました。

イメージ図:新しい職場では、私のパソコンスキルが重宝されました。

転職後の職場では、私のパソコンスキルが歓迎されました。

新しいプロジェクトが始まりかけていたのですが、そのための資料作成やデータ分析をする人が居らず困っている状態だったのです。

ですが、「困っている」ということは、それだけ切羽詰まった状況だったわけで、私の業務内容に関して、マニュアルはおろかテンプレート(ひな形)も、何もない状況でした。

私で大丈夫なのだろうか?と不安を抱えながらも、

(せっかく呼んでいただいたのだから、私にできることをしなければ。とにかく一生懸命やろう)

と思い、手書きの紙や口頭で伝えられるイメージを一生懸命に汲みとり仕事に反映させました

自分なりにデータをまとめ、グラフ化し、プレゼンや会議用の資料を作成しました。
一回で終わる作業もあれば、新しいものに更新していく作業もありましたし、今後どのように使われるか良くわからないものも沢山ありました。
とにかく、「必要な時にいつでも対応できるよう」準備を整えていきました。

それから数か月たって、ようやく職場にも仕事にも慣れてきた頃、上司が私にこう声をかけてくれたのです。

君に来てもらえて本当によかったよ。──これまであやふやな指示とおおまかなイメージしか伝えてこなかったのに、的確に形にしてくれている。とても助かっている

とても驚きました。
なぜなら、私はただ一生懸命、言われた通りの仕事をしようと頑張っていただけで、そんな風に評価されているとは思いもしなかったからです。

そして、上司からそうやって感謝されたことが、とても、嬉しかったです。

5その後、どうなったか。

転職は人との出会い、ご縁なんだと学びました。

イメージ図:転職は人との出会い、ご縁なんだと学びました。

世の中にはたくさんのお仕事、職場があります。

そのなかで自分に合ったものを見つけるには、「自分のことと相手のことをよく知る」ことが重要だと気付きました。

どこか気になるところがあれば、ご縁があるということです。

お互いに良い印象を持ち、ここで一緒に働きたいと思うこと、そこから新しい生活がスタートします。別れがあれば出会いもあるもので、仕事を辞めたらまた新しい仕事がみつかるものだと知りました。

また、仕事のやり方にも相性があることを学びました。私は新しい上司に言われてみて初めて、その上司の人柄や性格から求められているものを想像し形にしている自分に気が付きました。

それまで知らなかった自分の長所を教えてもらい誇らしい気持ちになりました。

そして、例えどんなにスキルがあったとしても、相手の欲しいものを提供できなければ意味がないという発見がありました。仕事のやり方が相性の悪いものであったなら、私は仕事ができない人間となり、お互いにマイナスな結果を産んでいたことでしょう。

◇ ◇ ◇

今後も私は、人と関わり、相手の特性を知り、一番必要なものを一番適切な形で提供する、ということを心がけていきたいと考えています。

そのためには自分のペースと相手のペースを知ること、相手を知り良い関係性でいること、日々新しいものを臨機応変に作り続けること、が必要になってきます。これは仕事に限ったことではなく、日常生活の中でも大切なことです。

転職活動を通して、自分がどんなものを大切にしたいのかがわかりました。単純に作業を進めるのではなく、「人と人とのつながり」を意識しながら、より良いものを作り上げていくということにやりがいを感じます。自分だけの効率よりも、相手の満足度を優先したいと考えます。

パソコン相手だった前職よりも、人とのつながりを意識できたこの転職に満足しています。いい職場に巡り合えました。

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