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転職体験談:上司から「よその人」呼ばわりされ続けた私が取った行動

りょう さん(男性 31歳 茨城県)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
投資会社
職種
営業
従業員規模
約100名
年収
550万円
会社名

転職後

AFTER
職業
学習塾
職種
サービス企画・講師
従業員規模
30名
年収
550万円
会社名

目次

りょうさんの転職ストーリー

1転職直後

配属された初日の面談で、上司が私に放ったひと言。

配属された初日の面談で、上司が私に放ったひと言シーン

30代のはじめに証券会社から大手学習塾に転職した私は、直属の上司から陰湿な嫌がらせに遭いました。

配属された初日の面談で、

上司

あなたは『よその人』だから分からないと思うけど…

と言われました。

最初は何のことか分かりませんでした。

しかし、入社して1週間経っても、1ヶ月経っても、上司は事あるごとに私を「よその人」と呼んで露骨に嫌っていました。

当然、良い気持ちはしませんでした。

(私の前職が畑違いの業種だったことが気に入らないのだろうか?)などと考えましたが、このときにおいて上司の真意は分からず終いでした。

2入社1か月後

入社して1ヶ月半後に「嫌われる理由」が分かってきた

新しい職場での人間関係に悩む男性イメージ

なぜ上司は私のことをあれほど嫌うのか——。
私はモヤモヤとした気持ちを抱えて日々を過ごしていました。

そんな折、私は同年代の社員からこんな話を聞かされました。

  • 地方の学習塾にとって、地元の金融機関との付き合いは非常に重要
  • 役員の中には生え抜き社員ではなく、金融機関から天下ってきた人が何人かいる
  • 銀行に顔が利くので役員として就任しているが、生え抜きの社員は彼らのことを良く思っていない
  • 役員の1人が私の前職と同じ企業出身者のため、採用時に口利きがあったのではないかと噂されている

真偽のほどは不明でしたが、少なくとも私はその役員の方と直接お話ししたこともお会いしたこともありませんでした。

どうやら私は、上司から「役員の口利きでやすやすと入社したよそ者」として扱われていたようなのです。

3新しい職場に馴染むまで

人間関係にばかり意識していると、仕事はうまく行かなくなることが多い

新しい職場で働く30代男性のデスクイメージ

それからも、上司は事あるごとに私のことを「よその人」と呼び続けました。

しかし、私は新しい業界での仕事を覚えることに必死だったこともあり、上司ばかりにかまけている余裕はありませんでした。

社内には私より若い方々も大勢いました。

小規模の支社だったので、ゴミ出しや給湯室の掃除は業者に依頼することなく、全て社員が行っていました。

暗黙のルールで、ゴミ出しや掃除は年少者がやるべき仕事ということになっていたのです。

私は誰よりも早く出社し、毎日ゴミ出しや掃除を率先してやりました。

その後で授業の練習をしたり、その日の配布物を準備したりすると、ちょうど他の方々が出社してくる頃には準備が終わるので、タイミング的にもちょうどよかったのです。

そうして仕事に集中しているときは、自然と気持ちは充実して、穏やかな気持ちになりました。

それに私は、「人間関係にばかり意識していると、仕事はうまく行かなくなることが多い」ということを、身をもって知っていたのです。

前職の証券会社でも社内競争は熾烈でしたので、人を蹴落としてでも上を目指そうとする社員はたくさんいました。

でも、そういう人ほど周囲から信頼されずに、どこかで必ずしっぺ返しを食らうことを、何度も見てきていました。

4転職後

どうしても私をのけ者にしたかった上司に、同僚が放った一言

職場の打ち上げシーン

入社して半年の月日が過ぎました。

繁忙期の夏期講習が終わり、打ち上げと称して支社内でちょっとした飲み会がありました。

宴会がそろそろお開きになるという頃、「秋の集中特訓ゼミへの抱負」を全員が一言ずつ発表することになりました。

私にとって、それは初耳のことでした。
他の社員が毎年のことのようにすらすらと抱負を述べるのを聞いて、頭が真っ白になりそうでした。
そもそも「秋の集中特訓ゼミ」がどういうものかさえ、私は聞かされていなかったのですから。

とうとう私の番が回ってきましたが、

すみません、『秋の集中特訓ゼミ』がどういうものか存じ上げないものですから…

と、正直に言うほかありませんでした。

すると突然、離れた席に座っていた上司が笑い始めました。

その笑い声を聞いて、私はとっさにこう思いました。
(上司は初めから私に恥をかかせるために、打ち上げで毎年恒例となっている発表について知らせていなかったのではないだろうか)

恥ずかしさと悔しさでのいたたまれなさで、私は次の言葉を発することができませんでした。

そのとき、支社内で最年長の女性社員が諭すような口調で上司にこう言ったのです。

女性社員

ねえ、いくらなんでもひどくない?

上司は笑いをやめ、少しきまり悪そうにその女性社員に何か話していましたが、何を言っていたかは私のところまでは聞こえてきませんでした。

気づけば、笑い続けていたのは上司だけで、他の人は誰も笑っていませんでした。

近くの席にいた人たちが私にねぎらいの言葉をかけてくれ、それでなんとなく次の人が発表する番となり、事なきを得たのでした。

◇ ◇ ◇

後で知ったのですが、上司が私のことをしつこく「よその人」と呼び続けることに、皆が内心閉口していたのだそうです。

そして、私がコネで入社していい気になっているわけでも、前職の経歴を鼻に掛けているわけでもなく、ただ精一杯仕事に向き合っているだけだったことを、周囲の人は見ていてくれたようでした。

5その後、どうなったか。

私と上司の、その後。

これからのキャリアプランを考える男性イメージ

それから私と上司の付き合いは、半年ほど続きました。
年度が替わった際に上司は別の支社へ異動となり、私よりも2歳年上の方が新しい上司となりました。

新しい上司の方からはとても良くしていただいています。

その後元上司がどうなったかというと、それから更に1年後、別の社員へのハラスメント問題があったそうです。

その際に失脚、退職して、別の学習塾へ転職したと噂で聞きました。

私は周囲の人を味方につけようとしたのではなく、ただ新天地で仕事を覚えるのに必死でした。

不幸中の幸いと言うべきか分かりませんが、それもあって元上司の嫌がらせからの影響を最小限に留められたのだと思います。

新しい人に出会うたびに、「色んな人がいる」とはよく思いますが、元上司はとくに、私にとって異質ともいえる存在でした。
元上司の言動は、私の理解や解釈の範疇を超えるものが多かったです。きっと、生い立ちやこれまでの経験など、そうなるべくそうなった背景もあったのかもしれません。

ですが、そうした背景を汲みとることは、私の本来の仕事ではないでしょう。やはり、目の前の「自分の仕事」に向き合うことが、大事だったのだと思います。

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