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アパレル販売。立ち仕事が年々辛くなった私は、転職することにした。|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
アパレル
職種
販売職
従業員規模
約30名
年収
320万円

転職後

AFTER
職業
アパレル
職種
事務職
従業員規模
約10名
年収
340万円

目次

ゆかさんの転職ストーリー

1これまでの私

おしゃれが、何よりもの生きがい

イメージ図:アパレル販売の職場

転職前も今も、ずっとアパレル業界で働いています。 以前は国内外でコレクションを発表している、業界では有名なアパレルブランドに勤めていました。

配属先は百貨店で、勤続2年目からは副店長も経験しました。

私は学生の頃からとにかくファッションが大好きで、就職先も迷わずアパレル業界を選びました。

おしゃれが何よりも生きがい」というと言い過ぎかもしれませんが、とにかく毎日服と仕事のことばかり考えていました。

社会人になってしばらくは東京郊外の実家から通っていましたが、仕事で遅くなる日が多かったので1年目からは一人暮らしをはじめて。

休日は表参道や代官山などのアパレルショップ巡りや友人や彼氏とカフェ開拓──、楽しい日々を過ごしていました。

2転職のきっかけ

お医者さんから「生理辛かったでしょ」と言われて。

イメージ図:生理痛に悩む女性

販売員は基本的に一日中立ち仕事で、接客しているとなかなかトイレに行ったり水分補給をしたりということができません。

若い頃はあまり苦ではなかったのですが、30歳を過ぎた頃から生理が急に重くなり、日によってはずっと立っているのがかなり辛くなりました。

経血が多い時はなかなかトイレに行けずに、大変な思いをしました。

「好きでこの仕事をしているのだから仕方ない」と思って我慢していましたが、あるときあまりにも出血がひどかったので病院に行ったら子宮筋腫を患っていることが発覚して。

31歳の時でした。
お医者さんからは「生理、辛かったでしょ」と言われました。

すぐに手術で取り除きましたが、依然として生理は重いままでした。

それからしばらく仕事は続けましたが、年齢を重ねれば重ねるほど、立ち仕事や生理現象の制限がある業務に限界を感じるようになりました。

それが、私の「転職しよう」と決めたきっかけです。

3転職活動中

アパレルの販売から、事務職へのジョブチェンジを目指して。

イメージ図:転職活動中の30代女性。

転職活動はおよそ1ヶ月くらいでした。

転職サービスはdodaリクルートエージェントに登録しました。

少しでも気になった会社にどんどん応募するという「とにかく行動」スタイルで進めました。それが良かったのか、最終的にいくつかの会社から内定をもらうことができました。

反省点は、次の仕事を決めないまま、仕事のキリがいいタイミングで会社を辞めてから転職活動をしたことです。

そうでないとなかなか面接にも行けないなと思ったからという理由もあるのですが、実際の面接はほとんどZoomなどでのオンラインでしたので、(これだったら、仕事をしながらでも活動できたな)と思いました。

私の場合はありがたいことに前職の会社のネームバリューがあったことで、同じアパレル業界を応募したところ先方からかなり興味を持ってもらえました。

ただ、今回は販売職が続けられなくなっての転職でしたので、「販売の仕事をしませんか?」とオファーされてしまうのが辛かったです(私は事務職の仕事を中心に応募していました)。

ただ、これは私の面接でのPRにも課題があったということかもしれません。
事務職に応募するにあたって自分の強みを説明するのに苦労しました。

ExcelやWordは使えましたが実務経験はなかったので、「業務でどう使えるか」の具体的な伝え方がわからず、最初のころは面接で空回りすることが多かったです。

活動後半からは転職エージェントの担当さんからもサポートを貰うようにして。
──これがけっこう良かったと思います。

面接での自己PRの仕方などしっかりアドバイスを貰えるようになり、それで通過率が一気に上がりました。

4転職後

30過ぎて、私は初めてお茶出しと名刺交換のマナーを学んだ。

イメージ図:事務職のデスク

私が次の職場に選んだのは、アパレル会社の一般事務職でした。

仕事内容はデータ入力、電話対応、書類作成、在庫管理、店舗とのメールのやり取りがメインです。

そのほか、季節ごとの展示会のなどでは、受付業務や来客のアテンドをします。
意外と販売職だった頃の雑務と似ていて、それほど苦労することなく業務に入ることができました。

唯一Power Pointのソフトは事務職になってから初めて使うことになって、そこで覚えるのに少し苦労しました。

「初めての経験」といえばそのほか、お茶出し名刺交換も。

名刺交換って、実は販売員だと全くしないんですよね。
先輩社員からは、名刺交換のマナーをまったく知らなかったことを笑われてしまいました。

職場の雰囲気自体は、とても良かったです。
風通しが良い社風、上司もとても穏やかな人で、人間関係の良好な職場でした。

アパレルの内勤ということで、みなさんおしゃれが好きな方ばかりでしたで、よくファッションの話で盛り上がりました。

販売員時代は飲みにいく風習はほとんどなかったけれど、今の会社では飲みニケーションが盛んです。
それもあって、新しい環境にも早く馴染めたのだと思います。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これから目指したいことは。

イメージ図:研究職としての、これからの夢。

ずっと同じ販売職の仕事だけをしていたので、(自分には販売職以外の仕事はできないだろう)と半ば諦めていた時期もありました。

しかし無事に事務職に転職をして、自分で決めつけて可能性を潰してしまってはいけないし、ダメ元でも挑戦してみることが大事なのだなと気づきました。

一つの会社にずっと勤め続けることも素晴らしいですが、たくさんの会社に面接をして頂いて色々な会社の価値観に触れたことはとても勉強になりました。

今回の転職は成功だと、私は思っています。
後悔していることと言えばもっと早くに転職すれば良かったなということです。

当たり前のことですが、体調の不良を抱えて合わない仕事を続けるよりは、自分に合う仕事をした方がずっとずっと身体は楽ですし、そしてコンディションが良ければ人生によりアクティブになれますから。

◇ ◇ ◇

アパレルの販売職を辞めて事務職に転職してから、同じ業界でも仕事内容によって色々な学びを得られるのだと体感しました。

今の仕事にも満足しているのですが、アパレルの他の仕事にもとても興味を抱くようになりました。
将来的にはアパレルのマーチャンダイジングバイヤーの仕事にチャレンジできたらなと思っています。

今後もし結婚して出産することになっても仕事を続けていきたいと思っているので、独身のうちに様々なアパレルの仕事をこなしていき、いつでもアパレル業界からニーズを得られるようなスキルや経験を積んでいきたいです。

また、いずれはアパレルの経験を踏まえて洋服のデザインやネットショップなどもできたらなと思っています。

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