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私の転職理由のいちばんは、「結婚相手探し」だった。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
自動車部品メーカー
職種
事務職(パート)
従業員規模
約20名
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
公務員(臨時職員)
職種
事務職
従業員規模
6名
年収
150万円

目次

クラフトさんの転職ストーリー

1これまでの私

理想の相手は、堅実で安心ができて、未来をみれる人。

イメージ図:デスクワークをする女性

転職したのは、今から3年前。2019年のことです。

当時、私は33歳。事務職のパート勤務でずっと働いてきて、以前からあった「これから先の将来、どうなるんだろう」という不安が色濃くなってきて。

資格を取ろうと勉強したり本を読んだりして、でも結局「これじゃない」と諦めてしまったり、そんな暗中模索の日々でした。

当時は父・母と一緒の実家暮らしでした。

プライベートの悩みは、「結婚相手」がいないこと。
最初のうちは「婚活する費用がもったいない」と、その分勉強だったり洋服を買ったり趣味を満喫したりと、自己投資をしていました。

ですが、友人たちがどんどん結婚もしていくにつれ、私も婚活とまではいかなくともパートナー探しをしようかしらと思い、友人が設定してくれた合コンや紹介をたまに受けるようになりました。

いつも、(私はいったい、どんな人をパートナーにしたいのだろう)と考えていました。

しばらくして出た答えは、「堅実で安心ができて、未来をみれる男性」。
──まあ、そんな独身男性はなかなかいないですよね。

段々と結婚して子どものいる友人に羨ましさや嫉妬の気持ちを持つようになったのも、この時期でした。

2転職のきっかけ

私が「転職しよう」と思った理由。

イメージ図:結婚相手・パートナーを探す女性

私が転職をしようと思った理由は、とうとう「できたら、一緒に働いてる職場で結婚相手を探したい」と思ったからです。

当時の職場の仕事内容に不満はありませんでしたが、お金のない人や休日はギャンブル三昧ばかりという人たちで、結婚相手としてはあまり見れませんでした(向こうもそうだったと思いますが)。

そもそも結婚相手を職場で探すという動機も不純ですが、一緒に働いているとその人の本質って見えやすいですよね。
それで、私が考えたのは「公務員の職場」でした。

時間を見つけては行政の求人をチェックして、良さそうなところがあったら休日を使って転職活動を始めました。

3転職活動中

公務員の職場で、働きたい。

イメージ図:転職面接を受ける女性

公務員の職場で働きたい──。
とはいえ、私は公務員の資格を持っていませんでしたので、狙ったのは臨時職員のポストです。

パート勤務程度のパソコンスキルなら持っていましたし、事務職の経験は長かったので「きっと私が役立てる職場は見つかるはず」と強気でいました。

ですが、公務員の臨時職員においても門戸は狭く、たまに「ここだったら良さそう」と思った求人も1~2ヶ月などの短期のものだったり、そしてそうした求人でも多くの志望者がいました。

何度か応募をしていると脈がありそうな事業所もなんとなく分かってきて、いくつかの事務所から採用通知もいただけるようになりました。

そのうち短期でかつ更新が難しそうなところはお断りして、「ここなら3年以上は勤められるだろう」という臨時職員としての職場に入ることを決めました。

20人以上志望者がいた中での採用でしたので、我ながら快挙だったと思います。

その年に新設された事務所で、人数は6人。私以外はみな男性でした。

仕事内容もやりやすそうでしたし、何といっても私の目的は「結婚がしたい」でしたので、これからきっと未来が開けていくんだと胸を躍らせていました。

4転職後

転職後の新しい職場で、待ち受けていた出会い。

イメージ図:新しい職場で出会った男性

転職後、仕事自体はすぐに慣れることができました。

ただ、職員の人たちは 会議や出張が多く、私が事務所に一人残って事務処理することが多かったです。

お酒を呑むことが好きな人たちが多く、しょっちゅう飲み会に誘われました。

そんななか、飲み会でよく合流していた隣の市の職員の方がひんぱんにうちの部署に顔を出すようになったんですね。
あるとき、その人から「今度一緒に映画に見に行きませんか」と誘われました。

その人(「Aさん」としておきます)は、見た目はとても真面目そうで、仕事もきっちり丁寧にこなすタイプでした。
それから2、3回食事やデートに誘われていくうちに、私もAさんに好感を持つようになりました。

ですが、このAさんの存在こそが、私の転職してからの生活においてもっとも大きな悩みの種になったのです。

その理由は、Aさんは既婚者だったということ。

それが分かったあとも、Aさんはしょっちゅう私をデートに誘ってきました。

私は私で、(これで険悪になって仕事に支障が出たらどうしよう)と悩んでしまいうまく断ることができなかったり、そしてそんな自分に腹が立ったりと、もうぐちゃぐちゃでした。

5その後、どうなったか。

Aさんとのその後。そして、現在の私。

イメージ図:女性のデスク

その後、Aさんには「プライベートで会うことは出来ない」としっかりお断りしました。

それからAさんは、仕事上のちょっとしたミスにも棘のある言い方をしてきたりと、私にキツく当たるようになって。このときばかりは、心底辞めたいと思いました。

数ケ月後にAさんは異動となってこの件は一件落着となったのですが、ホッとしたというより、(自分は何をやってたんだろう)というやるせない気持ちの方が強かったです。

幸いだったことは、仕事自体はその間も問題なくこなせていたこと、そしてそれは、他の職員の方々はいい人が多くやりやすかったからです。

たまに、民間企業とでルールや勝手の違いがあってミスをしてしまうこともありましたが、気さくにフォローをしてくれました。

私とAさんの関係(「関係」というほどの深い仲ではないですが)について、他の職員の人たちは薄々感づいていたかもしれません。
それを考えるとまたいたたまれない気持ちになりましたが、少なくとも仕事への影響が出ないように努めました。

思ったことは、結局こういうことも含めて仕事なんだろうな、と。
人と人ですので、業務の話だけでなくどうしても感情やらなんやらも入ってきてしまう。そして、それに気持ちが振り回されてしまうこともありますよね。

だからといって、それを理由に仕事のパフォーマンスが落ちてしまうようでは信頼を失ってしまいます。

仕事の基本は、与えられた業務をしっかりこなして、そのうえで助け合うこと。
たとえ、そのとき色んな感情が渦巻いていたとしても、です。

◇ ◇ ◇

先月、契約更新を頂くことができました。
もう3年は、ここで働くことができそうです。

今考えていることは、もっとパソコンのスキルを上げること。

私の基本業務を続けるうえでは今のスキルでも問題ないのですが、たまに職員の人に「これできる?」と聞かれることがあります。

聞かれる内容は、主に資料作りの一環でExcelを使った計算式の組み立てやグラフ作成などです。
全くやり方が想像できないときもあり、「できません」と断るたびに申し訳なさと情けなさを感じます。

そこで、半年ほど前からパソコンスキルを上げるために毎日勉強をしています。

もう一つ考えていることもあって、それは「人間関係についてもっと学びたい」ということです。

Aさんを思い出すことはほとんどありませんが、それからも何度か人間関係で「予期しない出来事」に遭遇することがありました。
なかには(この人のことは、まったく理解できない)と混乱することもあったので、そういう人たちとも波風立たずにうまくできる社交術も身に着けたいです。

現在私は37歳、いまも独身フリーです。
ですが、以前のような焦りは少し収まったように思います。

きっと、まだその時期ではないのでしょう。
「急いては事を仕損じる」というように、焦ってよい結果になることはないのだと思います。

より良い未来に向けて毎日一歩ずつ歩んでいけば、きっと道は開かれる。そう信じています。

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