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調理師から保育補助への転職。「本当にやりたかったこと」を目指して|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
飲食業
職種
調理師
従業員規模
約80名
年収
150万円

転職後

AFTER
職業
保育園
職種
保育補助
従業員規模
約150名
年収
150万円

目次

ゆいっこさんの転職ストーリー

1これまでの私

病床の母から、お願いされたこと。

イメージ図:母親の看病をする女性

生まれは広島県。家族は、父と母と私、そして弟2人の5人家族でしたが、私が19歳の頃に母親を癌で亡くしております。

病床の母から「弟2人をお願いね」と言われて、それ以来私は弟2人の母親代わりを自負していました。

いつも、弟2人の世話をしていました。──弟たちからすると、しょっちゅう干渉してくる姉の私がうざったかったかもしれませんが。

そんな弟たちも今は成人して、独立して。
私はというと、7年前に結婚して、現在では2人の子どもを授かっています。

もともと保育士になりたかったのですが、父親から「これから少子化が進むから、別の職にした方がいいだろう」と反対されて、次に私が選んだ仕事が飲食業でした。

社会人になってから、イタリアン飲食店のホールの仕事を始めました。

時々キッチンの手伝いをすることがあったのですが、それで調理に対する興味がとても強くなって。結婚を機に、キッチンの仕事一筋で働ける職場に転職しました。

2転職のきっかけ

2人目の子どもの出産、そしてコロナ禍。

イメージ図:閉店となった飲食店

2020年、飲食業界はコロナ禍からの大打撃を受けることになります。
私の職場も、例外ではありませんでした。

ちょうど私は2人目の子どもの育休中だったのですが、職場からは「経営がかなり厳しい」と言われました(暗に辞めてほしい旨を伝えたのだと思います)。

ただ、経営が厳しいのは我が家も同様で、夫の収入だけに頼るわけにはいきませんでした。
──これが、私の転職に至った経緯です。

3転職活動中

飲食の仕事以外で、私がやりたい仕事とは。

イメージ図:履歴書 転職活動中のデスク

求人探しをする日が始まりました。 利用したサービスは、ハローワークインディードです。

求人を探して2週間ほど経ってから「これは、飲食以外の仕事を探さないといけない」ということに気付きました。

前職の職場同様、どの飲食店もコロナ禍で深刻な状況だったのでしょう。求人は本当に少なく、私の希望条件に適うものはありませんでした。

また、私は転職活動を急がなくてはならない理由がありました。
それは、一番上の長女が保育園を通っていたからです。

保育園を継続的に利用するためには、「現状届」といって、保護者がなぜ子どもを保育園に預けなくてはならないのかを説明する書類を提出しなくてはなりません。

認可されるには、「新しい職に就く」、または「ハローワークで48時間以上の就職活動をする」ことが求められます。
ただ、コロナ禍でハローワークのセミナーは全部中止になっていて、後者の選択肢はありませんでした。

ちょうど保育園からはその確認が来ていて、1ヶ月以内に新しい職につかないと長女は退所されるという瀬戸際の状況。──とても焦りました。

厳しい状況ですが、ありがたかったのがネットからも求人検索ができたこと、そしてハローワークでは「マザーズハローワーク」といって子育て中の求職者向けに、就職支援を行う窓口があったことです。

マザーズハローワークとは

「マザーズハローワーク」は、仕事と子育ての両立を目指す方や、出産・子育て・介護等により働いていた期間にブランクがある方など、その人のライフスタイルに合った就職活動の支援を行っている施設です。

2022年7月時点では、「マザーズハローワーク」として独立した施設が全国21ヵ所あり、そのほかハローワーク内に「マザーズコーナー」としてお子さん連れで相談できる窓口が183カ所あります。

マザーズハローワークの担当の方はいつも親身になって相談を聞いてくれました。

あるとき、担当の方がこのように提案してくれました。

マザーズハローワークの
担当さん

飲食のお仕事ではなく、別のお仕事を探してみてはどうでしょうか?飲食のほかに、以前『こんなことをやりたかった』というお仕事はありませんでしたか?

そのときに、私は、以前考えていた「保育士」の仕事を思い当たったのです。

保育士は資格が必要ですが、マザーズハローワークの担当の方から、「保育補助でしたら、無資格から働くことができます」と教えてくれて。

それならと思いさっそく保育士関連の求人を探しました。

すると、自宅から比較的近いところにあった認定子ども園の保育園が求人を出していることがわかり、急いで応募したところそこで採用を頂くことができました。

4転職後

未経験からの、保育士(保育補助)の仕事。

イメージ図:保育園

飲食業から保育士(保育補助)になって、とうぜん最初は分からないことばかりで戸惑うことが多かったです。

仕事内容は、子どもたちのお世話。
具体的には、昼食やおやつの準備と介助、そのほか昼寝や排泄の手助けも行います。

クラスの中には、食物アレルギーの子もいました。
初日にそのことを伝えられ、「卵や牛乳を飲んでしまうと、アナフィラキシーが起きて最悪死に至るケースもある」と言われて、保育士ならではの責任と危機管理があることを知りました。

それから、保育園は行事ごとも多く、その準備も大変でした。
スケジューリングや企画・制作作業を、子どものお世話の隙間時間に進めます。
ひとつの行事業務を複数人で分担して進めるためチームワークが求められて、これにも最初は苦労ばかりでした。

職場の人間関係はというと、基本優しい人が多かったのでその点は良かったです。
ただ、(これはどの職場もそうなのでしょうが)やはり色んな人がいらっしゃって、陰で人の悪口を言う人、そうした人を避けるように表面だけのお付き合いの人が数名いました。

ひとりベテランの保育士の方がいて、その人からは私の悪口もあったようです。
おせっかいにそれをわざわざ私に伝えてくる人もいて、女性の多い職場にありがちなやりづらさといったものを感じることもありました。

5その後、どうなったか。

保育士の資格取得を目指して。

イメージ図:保育士として絵本の読み聞かせをする女性

今回の転職が成功か失敗かと訊かれたら、私は「成功だった」と答えます。

なにより、若い頃に諦めていた保育士になる夢に、一歩近づけたこと。

そして、子どもたちと触れ合う時間に大きなやりがいを感じています。

最初は人見知りをする子どもたちがいましたが、徐々になれていき段々名前を呼んでくれるようになったのは嬉しかったです。

保育士の仕事で一番大切なことは、「子どもたちの様子を、毎日ちゃんと見ること」です。

最初は私の顔を見るだけで泣いてしまう子もいました。
なかなか打ち解けようとしない子も少なくありませんでした。

ですが、それでもその子たちと会話を続けていくことで、関係は変わっていきます。
いつしか向こうから話しかけてくれたり、膝に座ってきたり。
あらためて、コミュニケーションの大切さを感じることができました。

気をつけていることは、いっぱい話しかけてくれる子どもたちばかり気を取られないようにすること。

それから、目を離したときに他の子に噛みついたりする子もいますので、常に子どもたちの真ん中に立ってクラス全体に意識を向けること。

引っ込み思案の子どもにも毎日話しかけていくと、数日で反応が変わっていきます。
少し前までまったく話すことのなかった子どもたちが、いつのまにか大の仲良しになることもあります。

本当に、こんなに小さいのに、目覚ましい速度で変化、成長していってるんです。
それを感じられることが大きなやりがいでしたし、保育士としての責任の大きさも身をもって感じられます。

◇ ◇ ◇

今後は、保育士の資格所得を目指そうと思っています。

保育士の資格は約2年間の実務経験をクリアすると受験資格を得られます。
受験は、まず9科目の筆記試験。
筆記試験をパスすると次は実技試験があります。

実技試験は「音楽に関する技術」、「造形に関する技術」、「言語に関する技術」の3つの分野があり、この中から2つ選び試験に挑みます。

私は「音楽に関する技術」、「言語に関する技術」を選ぶ事を決めています。

「音楽に関する技術」の実技試験は、ピアノの演奏です。課題曲が決まっているので毎日上手くなるように弾いています。

「言語に関する技術」の実技試験は、絵本読み。
課題となる絵本は試験当日に発表されるため、いまはたくさんの絵本に触れて、過去問を見てよく出る絵本などをピックアップして毎日子どもに読み聞かせをして練習しています。

保育士の資格を取得出来たら、私の人生はどう変わっていくだろうか──。
そんなことを考えると、とてもワクワクした気持ちになります。

きっかけはコロナ禍による転職でしたが、それを機に私自身の「本当にやりたいこと」に出会えた──、今はそう思っています。

参考:女性の30代からの転職で、「親身なサポート」を希望する人におすすめの転職エージェント

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