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やりたいことが見つからない──無気力な私が、医療事務に転職して|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
大学職員
職種
事務職
従業員規模
570人
年収
120万円

転職後

AFTER
職業
総合病院
職種
医療事務
従業員規模
1600人
年収
160万円

目次

みかんあめさんの転職ストーリー

1これまでの私

何がしたいのか、わからずにいて、何もしない。そんな、無気力状態の自分。

何がしたいのか、わからずにいて、何もしない。そんな、無気力状態の自分。

自分に何ができるか、何がしたいか、わからずにとにかく仕事に行っている──そんな、社会人でした。

仕事は、大学の事務員です。
住まいは、両親と同居で3人暮らしです。

元々なりたくてなったという仕事という訳ではありませんでした。ただ、なんとなく…、といった感じです。
自分が大学生だったころも、大学の事務所の方たちはどんな仕事をしているのかもわかりませんでしたし。

そんなに楽しい仕事でもないだろうな…)──それくらいにしか、思っていませんでした。

実際の仕事内容ですか?

学生のレポート試験の受け取り、教室の変更、試験前のプリント印刷などを行っていました。

教員に部屋の鍵を渡したり、卒業生の証明書を投函したり、各学科からのレシートを見て伝票を作成することなどもしていました。

あと、職員へのお茶出しもありましたね。

この職員は紅茶で、この職員はコーヒー」──といったように、決まりがありまして。
ケーキなどをもらったときには、事務所の裏で包丁でケーキを切り、お皿において15時に机に置いてまわりました。

──ちなみに、これらは「女性の仕事」として扱われていました。

2転職のきっかけ

ここは、私のいるべき場所ではないかもしれない。

お茶出しは女性の仕事?

数年経って、非常に良くしていただいた先輩が退職されて。

こんな風にフワフワしていた私に、かなり丁寧に教えてくれる方でした。

どんな仕事かもわからず、かといって積極的な行動がとれないでいた私に対して、その先輩は完璧なまでにしっかりと仕事の進め方を教えてくれまして。
例えば、「封筒に糊付けするときの楽な方法」とか、そんな細々したところまでもです。あるときは職員の方に呼ばれて教室の機材のメンテナンスをしにいったときにも、心配してあとを追いかけてきてくれました。──とても尊敬していました。

そんな頼りにしていた先輩が辞められた後は、空虚感はどんどん大きくなっていきました。

それに、大学の職員の人たち──つまり、「教授」と呼ばれる人たちは世間体ではとても尊敬される職業なのでしょうが、人間的にはどうかと思う人が多く、いつも職員同士で幼稚なことで揉めて喧嘩していているのを見ながら、

(ここは、もしかしたら私がずっといるべき場所ではないのかもしれない)

そんな風に思うようになっていきました。

あるとき、どうしても数週間仕事を休まなければならない事情が発生して、私はそれを機に退職しました。

未練は特にありませんでした。「新しい職場を探そう」──ただ、そう思いました。

3転職中

どの道も閉ざされていて、踊り場をぐるぐると回るような、そんな転職活動。

転職活動でも、相変わらず私はフワフワしてました。

新卒でもなく、若くもなく、どうやって自己アピールをすればいいのか、資格もないしどうしたらいいかわかりませんでした。

ただ、とにかくハローワークに登録して検索をしていました。

(なんだか、私はいつもこんなことの繰り返しだな…)

ふと、そう思いました。

何といえばいいのでしょうか。いつも「何がしたいかわからない」状態で、それで何かをとりあえず手に取ってみても、それは「なりたい自分」に繋がるかというと、繋がらないことは明白で──、でもだからと言って「これだ」と思えるものがない。…そんな状態なのです。

でも、そんな状態の繰り返しのままでは良くないということは、自分でもわかっていました。

ハローワークだけではなく、リクナビNEXTマイナビ転職にもサイト登録をして、とにかく沢山情報を見るようにしました。
情報に沢山触れていくうちに、いずれ「これだ」と思えるものに出会えるかもしれない…と。

その作業は、まさに「自分と向き合う」為の行動で、正直、とてもつらかったですね。
調べれば調べるほど、私は世間から必要とされていない存在であることが露呈されるような、まるで「カテゴリー・エラー(あなたはカテゴリ外です)」と言われているような、そんな気分の日々でした。

あるとき、私が通っていた病院の事務員募集の求人情報が目に入って。

(そうだ。病院でのお仕事だったら、自分と同じような悩みや苦しみを持っている人を、助けていくことに繋げられるかもしれない)

そう思って、応募書類を出し、面接に向かいました。結果は、無事内定を頂いて──。

少し、道が開けたような、そんな気持ちになりました。

4転職後

まったくの未経験での「医療事務」という仕事と、新しい職場は──

転職先の新しい職場にて、配属された部署は新人私1人のみで、皆が先輩でした(当たり前ですけどね笑)。

ですが、先輩の皆は年齢的には私よりも年下で。
勿論仕事は私よりも圧倒的にできます。加えて私は業界自体も未経験なので何も知らない状態でしたので、皆私に教えづらそうにしていました。

あと、こちらの職場では二人一組でペアで仕事を進めるのですが、私のペアの人がかなり年配の、院内で有名なほど癖のある方でした。
機嫌が悪いと仕事を一切しなくなったり、逆に機嫌が良いと息がかかるくらい私に寄り添うようにしてきたりして、…苦労しました。

それでも、課長や係長の方々はそんな私のことを大変気にかけてくれて、ペアの人とのコミュニケーションを気にかけて面談してくれたり、いろんな業務を丁寧に教えてくれたりしていただきました。

あと、事務室内で、毎月1,000円ずつお金を集めて誰かが誕生日を迎えるとその人にプレゼントを渡すという習慣がありまして。私の誕生日の時には、あまりそんな会話をしたこともなかったのですが私の趣味に合う小物をプレゼント頂いたりして──。

転職して数か月経ち、その頃には職場の居心地も大分よくなり、話す人も多くなりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと、考えることは。

会社の役に立てて、病院ならば患者さんの役に立てて、やっと仕事ができたといえる」──それが、今の私の仕事に対する考えです。

そして給与は、それに対する報酬ですよね。

外来フロアを歩くと、場所を聞かれたり、順番はまだかと怒られたり、自分とは担当が違っても制服を着ているだけで患者さんにいろいろ声をかけられます。

ですので、(自分の部署以外のことも、少しぐらい応えられるようにしないと)と、いつも勉強をしています。

そうして患者さんとのコミュニケーションを重ねていくうちに、仕事のやりがいが少しずつ感じられるようになって。

──不思議ですよね。「自分のことをもっと知らないと、向き合わないと」と考えてもなかなか出てこなかったのに、こうやって周囲の人たちのことに目を向けているうちに、「自分には何ができるか」ということを考えて、それが自然と自分のやりがいのこと、つまり自分との向き合いへと変わっていったのです。

そう思うと、一社目の大学の事務職員時代と比べたら、少しは成長出来たのかもしれません。まだまだ、全然周囲と比較できるレベルではありませんが。

でも、前職と変わらずに思うこともあります。

それは、立派に思われる職業の方々って、内面はどうしようもなく劣っているケースが多いんだな、ということですね。
前職の時は大学教授でしたが、今回は「お医者様」です。

自分が患者の場合は「この医者とは気が合わないな」とか、「何この人、すごく偉そう」と感じることも多かったのですが、職員になるとそれは更に顕著に見えてきます。

常に上から目線、自分の身の回りのことを自分でしない、提出物は出さない、医者は偉いから事務員とはレベルが違うと思っている、それが見え見えな医者があまりに多くて。医者という肩書きはすごいかもしれないけれど、人間としては最悪だと感じることも多いです。

仲良くしてもらっている同僚の事務員さんとは、良くそんな話もします。「本当に、あの人信じられないよねー」って笑。

◇ ◇ ◇

これから、自分はどうしていくのか──。社会人として、どうステップアップしていけば良いか。
最近はいつもそんなことを考えています。

今まで、自分が何をしたいかも分からずに生きてきました。
そしてようやく、「人の役に立つ」ということがどういうことなのかが分かりかけてきて。
更にその理解を深めるために、きっと私はもっと努力をしていかないといけないのでしょう。

それは、資格──例えば、医療系でしたら今から取れるものとして、「医療事務」や「医療情報診断士」といった──かもしれません。

以前のフワフワした私に戻ってしまわないように、そして、また転職するような事態になった時に、少しでも選択肢を持っていけるように、なにか行動を起こさないと──そんなことを、考えています。

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