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転職体験談:不動産営業。上司から「退職してほしい」と言われた私。

転職前

BEFORE
職業
不動産業
職種
営業・接客
従業員規模
約50人
年収
約700万円

転職後

AFTER
職業
自動車販売
職種
営業・販売
従業員規模
約20人
年収
約500万円

目次

たけもんさんの転職ストーリー

1これまでの私

「一家の長として、より一層仕事を頑張ろう」という気持ち

「一家の長として、より一層仕事を頑張ろう」という気持ち

私は大学卒業後、とある不動産関係の会社に就職しました。

マンションなどの賃貸物件をお客さまに紹介するのが主な仕事内容です。東京の繁華街にある店舗が職場で、学生さんや社会人の方など客層はさまざまでした。

契約を結んでもらうために、自分なりに努力を続けたつもりです。
管理しているマンションなどの情報は常に頭にいれて、お客さまの希望通りの物件を提案していました。また、常に笑顔で対応するなど接客にも気を遣っていました。

その努力の成果で、契約数も年々伸びていました。ある年では、店舗内でトップの成績を取ることもできたのです。

20代後半には結婚し、子どもはまだいないのですが、夫婦関係はとても良好でした。
一家の長として家族を養っていくために、より一層仕事を頑張ろうという気持ちが芽生えていました。

2転職のきっかけ

上司から言われた言葉は──。

上司から言われた言葉は、「退職してほしい」

ある噂が会社内でささやかれたのは、私が30歳を迎えたころでした。経営が傾きかけているというのです。

私の会社は不動産以外に飲食業界にも進出していました。一時は業績が良かったものの、ライバルの飲食店が次々とオープンし、すぐに赤字経営となっていたようです。その結果、次々と閉店に追い込まれてしまいました。

そして、私が32歳のときに上司から信じられない言葉を聞くことになりました。

上司

「退職してほしい」

つまり、リストラでした。

飲食業界で失敗したことで抱えた負債額は、私が想像していた以上だったのでしょう。
その影響を受けて事業を縮小することが決定し、あわせて社員の数も減らす策をとったのです。

まさか私がリストラされるなんて思ってもいませんでした。

それなりに成績をあげたつもりです。悔しさがこみ上げてきましたが、(この会社はいずれ倒産するだろう)という思いもありました。

結局、私はいさぎよく会社を辞めるという選択をしたのです。

3転職中

周りの「優しさ」に助けられての転職活動

周りの「優しさ」に助けられての転職活動<

退職したものの、次の職場のあてなどありません。どのようにして就職活動をすればいいのかさえわからなかったのです。

友人に相談してみると、

友人

「まずは転職サイトに登録した方がいい」

と言われたので、その通りにしました。

活用したのは「リクナビNEXT」です。驚いたことに求人数が豊富にありました。職種別に検索することもでき、いくつか私の希望条件にあった求人を見つけることができました。

前述の友人も私と同じようにリストラを経験していました。きちんと再就職先が見つかるか不安な私を何度もはげましてくれました。

同様に妻の応援もありがたかったです。

「絶対、次の仕事が見つかるよ」

という言葉には随分と勇気付けられました。

周りの優しさに助けられたからこそ、就職活動は頑張れたと思います。

不採用を受けた会社もありましたが、それでもめげずに入社試験を受け続け、なんとか採用を勝ち取ることができたのです。

4転職後

「働くことが出来る喜び」を感じて。

「働くことが出来る喜び」を感じて。

新しい仕事は、自動車の販売です。職場は都内の店舗で、ここでも接客が主な仕事でした。

この仕事を選んだきっかけは、前職と通じるものを感じたからです。展示している車の魅力をお客さまに伝え、最終的に契約を結んでもらうことは、不動産業界で働いていたときと似ています。業種は違えど、同じような接客対応を心がけました。

お客さまに対しての笑顔はもちろん、車の知識を身につけるために最大限の努力をしました。イチから学ぶことはそれなりに大変でしたが、就職活動中に支えになってくれた友人や妻へ恩返しするためにも頑張りました。

自動車の販売の仕事をはじめたばかりの頃は、なかなか契約を取れず、上司からの圧力もありました。しかし、それにもめげずに努力し続け、今では徐々に契約数を伸ばしています。

年収は前職に比べて少なくなりましたが、それでも「働くことができる喜び」を感じながら、今でも仕事を続けています。

5その後、どうなったか。

リストラを乗り越えた今、当時を振り返って──

リストラを乗り越えた今、当時を振り返って──

リストラを宣告されたときのショックの大きさは、実際に体験した人にしかわからないものです。自分はこの会社、ひいては社会に必要とされていない人間なんだと思ったほどでした。

しかし、予期せぬことが起きるのが人生なのです。何事もなく安定して暮らしていけるのが一番ですが、不幸というのは突然訪れるものだと、改めて感じました。

私の場合、リストラされたときのショックをずっとひきずらなかったのが良かったと思っています。すぐに就職活動に踏み切れたことで、新しい職場を見つけることができました。もちろんその原動力になったのは、友人や妻の励ましだったことは言うまでもありません。

これからも、苦しいことや辛いことを経験していくでしょう。しかし、リストラのショックを乗り越えることができたのですから、どんな困難にも負けない自信があります。

その点で言えば、リストラは自分を大きく成長させたと、そう思っています。

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