私の転職体験談:金融の営業事務職「仕事は暇つぶし」だった私が、転職して管理職になって。
転職前
- 職業
- 金融関係
- 職種
- 営業事務
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 380万円
転職後
- 職業
- 製造業
- 職種
- 営業事務
- 従業員規模
- 600人
- 年収
- 500万円
目次
akasaさんの転職ストーリー
1これまでの私
「なんとなく」で仕事をしていた12年間。

大学卒業後の12年間、金融関係の事務をしていました。
役職は特についてない一般の社員でした。
家族構成は、母・妻・子の4人暮らしです。
私は、思ったことは口や行動に移すタイプです。
同僚や後輩との関係はよかったのですが、上司からは煙たがられるような存在でした。
そんな上司たちを私自身も尊敬することはできませんでしたし、正直、上司よりも私の方が仕事ができるという自負もありました。
ただ、当時の私にとって仕事は暇つぶしのようなもので、仕事に生きがい・やりがいを感じることもありませんでした。
出世欲もなく、むしろ
- 私
-
(自分の時間が減るくらいなら、一生平社員のほうがまし!)
なんて思いながら仕事をしていました。
2転職のきっかけ
ストレス過多のノルマと職場環境に嫌気がさし。

転職のきっかけは、仕事のノルマと職場環境に嫌気が差したためです。
ノルマは仕事をしている以上、あって当然だとは思いますので、ある程度までは割り切ることはできました。
が、次第に直接関係のない保険業務のノルマも課されるようになり、だんだんと重荷に感じるようになったのです。
日常業務に関しても、ろくな研修もないまま保険の説明書1冊だけを渡され、顧客の元へ向かっていました。
- 私
-
(万が一事故が起きたら、誰が責任を取るんだろう)
と不安で仕方ありませんでした。
職場環境については、いつも怒鳴ってばかりで人の話を聞かない上司がほとんどで、毎日がストレスでしかありませんでした。
また、ひどいときには急な休日出勤を指示されたり、残業の指示などもありました。
- 私
-
(このままでは私生活にも影響が出てしまう)
そう思った私は、転職しようと決意をしたのです。
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3転職活動中
強い意志を保ちながらの転職活動。

私が住むのは東北の小さな街なので、求人も豊富というわけではなく、選びたい放題というわけにはいきません。
また、家族もいるので収入面での安定も確保しなければなりません。
そのため、求人選びもどうしても限られてしまい、それが大変でした。
また、仕事を続けながらの転職活動だったため、職場にばれないように面接の時間を確保するのがとても難しかったです。
職場には仲の良い同僚や後輩もいたので、彼らと接していると
- 私
-
(転職はまた今度でいっか)
と、意志が揺らぎかけてしまうこともありました。
幸いにもこれまでの仕事で地元の優良企業については何社も知っていたので、転職サイトはあまり使用せず、自分から企業HPにアクセスして求人ページから応募しました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しい仕事は、製造業の営業です。
まったく未経験の職場だったので、はじめは同省と会話するのにもとても緊張しました。
専門用語が飛び交う職場で、毎日で非常に刺激的でしたし、同時に大変でもありました。
しかし幸運にも、前職では主だったPC関係の資料作成等が苦手な人が多く、その部分で逆に私が役に立つこともできました。
また、窓口対応も前職でしていたためスムーズに対応できました。
新しい仕事で必要な武器が、前職の経験からすでに持っていたのは幸運でした。
上司や同僚もきちんとした人ばかりでストレスも少なく、いい環境であると思いました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

「長く同じ職場にいるべき」という価値観が時代に合わないと気づきました。
「石の上にも3年」ということわざがありますよね? だけど、合わない職場にしがみつくことは、一昔前の美学でしかないと思っています。
また、
- 前職上司
-
「最近の若者は仕事をすぐやめて根性がない」
といったことも言われましたが、ネットワークが普及し情報収集しやすくなった今、自分のやりたいことをとことん追及するべきだと思います。
私は、転職してから後悔したことは一切ありません。
むしろもっと早く情報収集して転職すべきだったと思っています。
◇ ◇ ◇
現在は職場で、1年という短い期間ながら役職をもらうこともできました。
今後はしっかり後輩の指導を行うとともに、会社自体がクリーンな組織を目指しているので、自分の経験も活かして活動していきたいです。
また、海外勤務の話も出ていますので、立候補する予定です。
日本にいては気づかなかった経験や考え方を吸収し、今後の人生にしっかり反映していきたいと思います。
さらに、私生活の部分も充実できるようにしていきたいです。
年を重ねるにつれ体も無理がきかなくなってくると思います。
今後は自分一人ではなく周りと協力しながら、効率よく仕事に取り組んでいければと思います。