私の転職体験談:要領の悪い私が、介護の仕事に悪戦苦闘。
転職前
- 職業
- 施設警備員
- 職種
- 警備
- 従業員規模
- 100名
- 年収
- 180万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 介護職員
- 職種
- 福祉・介護
- 従業員規模
- 20名
- 年収
- 150万円
- 会社名
目次
ゼロスさんの転職ストーリー
1これまでの私
要領が悪くも、熱意をもって取り組む。

当時は病院の施設警備員をしていました。
トラブルが起きた際にはすぐに駆け付けられるように施設内を巡回するのが仕事です。
私はあまり要領が良くないのでミスも多かったとは思いますが、私の仕事が施設の人の安全を守っているのだと思い、頑張っていました。
何も起こらない日の方が多いですが、やはりそれなりにトラブルも起きます。
そんな時、困っている人への対応をスムーズにできると、感謝の言葉もいただけますし、それがやりがいにも繋がっていました。
ただ、人手が足りていなかったために休日も少なく、残業は多い状況でした。
特に私は同僚の中でも若手だったので、積極的に駆り出されることが多かったです。
実家で母と二人で生活しています。
社員になれば給与も上がりますが、転勤の可能性があったため、パート社員として働いていました。
2転職のきっかけ
「介護業界」が活性化していて。

人の入れ替わりが多い職場でした。
その中には介護業界へ進む人も多く、社会全体で見ても介護業界は人手不足であり、引く手数多な状況でした。
病院にいるので介護業界の人に会うことも多く、介護の仕事はどこかしら身近に感じてもいました。
職場は高齢の方が多かったために、若手の自分に仕事の比重が偏る傾向にあり、そのことにやや不満を溜めこんでもいました。
そんな生活が続いていたある日、ついに疲労がたたり大きなミスをしてしまいました。
このままではよくないと思い、私も介護業界を視野に入れ、転職をしたいと思ったのです。
3転職活動中
未経験から介護職を目指す。

職場を退職し失業保険を受け取り、そのお金で介護の職業訓練を受け、合格しました。
介護は人当たりの良さが肝でもある仕事なので、要領の悪い私には苦労したことも多かったです。
きちんと研修を修了できるかギリギリのところでしたが、何とか乗り切りました。
研修で積極的に居残りもし、足りない部分を補おうとした努力が実ったのではないかと思っています。
実際に介護の仕事に就くにはもちろん面接等受ける必要がありましたので、職業訓練校の先生の助力も受けながら、何度も面接練習を重ね、無事にあるグループホームへの就職が決まりました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しい職場の人間関係は良好とは言えず、はじめは面食らいました。
しかし配属先が比較的少人数のグループだったため、そこまで大きなストレスは無かったです。
未経験からのスタートとはなりましたが、訓練校で学んだことも活かしつつ、徐々に業務に慣れていきました。
介護の仕事も警備員同様、人の入れ替わりが激しく、且つ私の所属先は人が抜けてもなかなか新しい人が入ってこない状況でした。
それでも入居者様の人数は増えていきます。毎日ギリギリの状態で業務をこなしていました。
一人当たりの業務量が容量を越え、事故が起きることもありました。
職場の責任者の方は現場にはあまり出てこず、人手不足の状況を深刻視していなかったように思います。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

新しく学んだ技術も多かったですし、入居者様からの感謝の言葉もモチベーションに繋がります。
ただ職場の雰囲気に関しては、もっと事前に調べられていたらよかったです。
職場には女性が多いのですが、価値観の相違にもたびたび悩まされています。
実生活においても身の回りのことを母に任せてしまっていたので、業務の際に家事が必要となる場面で自分の無知さを思い知りました。
介護の仕事の奥深さや、世の中の広さを改めて学びました。
以前は自分が若手でしたが、今の職場は私より若い人の方が多く、若い人の価値観に触れるいいきっかけになったとも思います。
知らないままでいたら、職場にいるのが辛くなっていたでしょう。
◇ ◇ ◇
まだ業務が身についていないこともあり、夜勤業務からは外されている状況です。
今後は夜勤も任せてもらえるような人材になっていきたいですし、できることを自分の中で増やしていきたいです。
具体的には救急の対応やバイタルを測ったりすることです。
責任の大きい仕事ですので、まだ任せてはもらえていません。
まだ手馴れていないことも多く、入居者様には心配と迷惑をかけてしまっていると思います。
もっと安心して暮らしていただけるように知識と経験を増やしていきたいと思います。
そしてゆくゆくは経験を積み、ケアマネージャーなどの肩書で、施設全体を回していけるよう目指しています。