私の転職体験談:コールセンターからフリーライターへ。ネット世界から新たなモノを――。
転職前
- 職業
- コールセンター
- 職種
- サービス
- 従業員規模
- 1000人
- 年収
- 120万円
転職後
- 職業
- webライター
- 職種
- クリエイティブ
- 従業員規模
- 1人
- 年収
- 140万円
目次
MOMOさんの転職ストーリー
1これまでの私
就職氷河期にぶち当たり、派遣のコールセンター社員に。

電子機器を扱う会社のコールセンターに勤めていました。
私は「就職氷河期」の真っただ中に就職をしました。高校卒業の時です。
中学生の頃から母と弟と3人で暮らしていて、大学進学は、あまり現実的な選択ではありま
せんでした。
しかし就職氷河期時代。高卒の肩書きでは、アルバイトとして働くことがやっとの状態でした。
コールセンターの仕事も、「なるべく高い時給を」と求めた結果辿り着いた求人で、仕事への興味ややりがいを感じることなく、淡々と仕事を続けていました。
私の性格は「積極性がなく、控えめ」だと思います。
電話をかけてくるお客様は高齢の方が多く、より丁寧な対応が心がけられています。
電話応対はどちらかというと苦手だったのですが、高齢の方でしたら気性の荒い方も少なそうでしたし、電話を受けて質問に答えるということでしたら、積極性のない私でも問題なく務まるのではないかと、そう思ったのです。
実際、始めてみるとそれなりに私は向いていたらしく、応対品質をお客様から褒めていただくこともありました。
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2転職のきっかけ
文章を書く楽しさを知って。

しばらくは大きな目標も無く、ダラダラとアルバイトとしていくつかのコールセンターを転々とする日々が続きました。
そんな私が唯一、自分らしく意見を発信できる場所――それはインターネットでした。
自分の意見を発信したり、誰かの相談に乗ったり、そんなことを続けているうちに、
- 私
(いつか、文章を書く仕事をしてみたいな)
そんな風に思ったのです。
そして、勤め始めて数年が経った頃、私がもうすぐ30歳を迎えようとしている節目に、改めて今後の自分の人生を見据え、ライターの仕事を探そうと、決意を新たにしました。
手始めにコールセンターの仕事の傍ら、Webライティングの仕事にも手を伸ばすようになりました。
ゲームの情報サイトに記事を寄稿する仕事だったのですが、文章を書いてお金をもらえる仕事はとても楽しかったです。
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3転職活動中
ライターで食べていくのは難しい?

コールセンターの仕事を終えた後に自宅でライティング作業に入っても、稼げる金額はほんのお小遣い程度でした。
- 私
(コールセンターを辞めて、ライティングに専念したら、それだけで生活できるかな……いや、でもなあ……)
そんな迷いが私の中にはありました。
ずっと母子家庭で、母に負担をかけてきていたので、自分の足できちんと立ち、生活がしたいと思っていました。
ただ、ライティング業務の楽しさを知ってしまってからは、コールセンターの仕事にぜんぜん気持ちが入らないようになってしまって。
日中はほとんどストレスしか感じていませんでした。
ある日、インターネットであるwebコンテンツの「ライター募集」の記事を見つけました。
この仕事が手に入れば、定期的に仕事の依頼が来るというビッグチャンス。
すぐにコンタクトを取り、自分の書いた文章をクライアントへ送ったところ、これまでの経験もあってか、契約いただくことができたのです。
- 私
(よし、これからは書くこと一本でやっていくぞ!)
私はコールセンターを辞め、念願だったライター業一本での生活を手に入れたのです。
4転職後
新しい仕事で、待ち受けていた状況は。

転職後は、自宅で作業するのがほとんどなので、自分のペースで穏やかに仕事ができています。
ただ、相変わらず非正規雇用の状態ではありますので、母は心配しているようです。
それでも私がやりたいことをやれているという状況に関しては安心してくれてもいるようです。
始めのうちこそ、稼げる金額は少額で、生活に不安も抱えていましたが、仕事自体はとても楽しいです。
クライアントの信頼度を得て、記事単価を上げてもらえるよう、文章の精度を上げる練習をしています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

このライターという仕事だけで、不自由のない生活を手に入れることが、今後の目標です。
まずは月収20万円を達成したいと思います。
今後もWebコンテンツは広がりを見せていくでしょうから、仕事は無くなることはないだろう……と思いたいです笑。
また、この仕事を始めてから知り合いがぐんと増えました。
まだインターネットに慣れていなかった頃は「インターネット=悪口が飛び交う怖い場所」という認識だったのですが、全然そんなことはありません。
インターネットの中でも、同じ夢や趣味を共有できる仲間が居たり、悩みを抱えて困っている人が居たり、様々です。
それに気づけたことが、転職を通して一番よかったことでしょうか。
偏見が無くなったことで、より、誰かのために文章を書こうという気持ちが強まったと思います。
◇ ◇ ◇
今後は、ライティングの精度を上げることももちろんですが、プログラミングなどスキルを学び、そっちの方面でも収入が得られるように挑戦していきたいです。
今は資格の勉強を少しずつ始めているところです。
今後、様々な資格や知識を身につけていく中で、インターネットでもっと大きな何かをやりたい!と思うこともあるかもしれません。
それが、私にとっての幸せかな、と思います。
インターネットの世界から、現実の世界にも役立つ何かを創る。
大きな夢ですが、必ず実現させたいです。