私の転職体験談:介護福祉士から、聞いたことも無かった「ラウンダー」の仕事へ。
転職前
- 職業
- 介護福祉士
- 職種
- 福祉
- 従業員規模
- 100名
- 年収
- 200万円
- 会社名
転職後
- 職業
- ラウンダー
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 200名
- 年収
- 100万円
- 会社名
目次
akarさんの転職ストーリー
1これまでの私
育児の一段落を機に、職場に復帰。

元々、介護福祉士として働いていた中、自身の妊娠で退職、しばらくは専業主婦として育児に専念していました。
数年後、子供が保育園に上がったのをきっかけに、もう一度働こうと、特別養護老人ホームで再び介護士になりました。
以前と違うのは、介護職員ではなくデイサービス職員であるということです。
前者は入居者のケア全般を担当する、いわゆる世間の方がイメージする介護福祉士としての仕事が中心となります。
一方でデイサービス職員は、入浴補助や送迎、レクリエーションにリハビリ補助と、より目まぐるしく一日が過ぎていくような厳しい仕事内容でした。
家に帰ったら帰ったで、子供の世話、家事も控えていますし、決して楽な仕事ではありませんでした。
しかし、元々好きで始めた仕事でしたので、入居者様のサポートは大変やりがいもありました。
2転職のきっかけ
あまりの多忙さに、家族との時間が無くなって。

次第に、デイサービス職員としての仕事が、プライベートの領域をほとんど侵すようになったことが、転職のきっかけとなりました。
とはいえ、まだまだ手のかかる年頃の息子を抱えていますので、土日も働きに出なければならない状況はよくないと、そう判断しました。
また、単純に腰を悪くしてしまったのも判断の一つです。
日常業務では腰を屈めたり、重いものを運んだりすることからは避けられないので、もう少し体力的にも楽な仕事を、と思ったのです。
3転職活動中
母から教えられた「ある仕事」。

あまり身体に負担をかけず、かつ家庭と両立できる仕事。
それを考えた時に、母から
- 母
-
「ラウンダーの仕事はどう?」
と言われました。
- 私
-
「……ラウンダー? 何それ?」
調べていくうちに、スーパーマーケットなどで、自社の商品の売れ行きを調べたり、販促のための企画を立てたりする仕事だと知りました。
単純に「面白そう」と思いました。
しかし、あまり聞き馴染みのない職種でしたので、実際に求人自体も少なく、転職は苦労しました。
仕事場は既に退職していましたから、子育てと転職活動だけに集中できたのはよかったですが。
幸いなことに、主人の収入や貯蓄もあったので、しばらくは主婦をしながらじっくりと就職活動を行う事ができたので色々と選ぶことができたと思います。
転職活動は、主にindeedを見ていました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

そうして家電製品のラウンダーとして、私は転職を成功させました。
まったくの未経験でしたので、初めて店舗を回る時、ベテランの社員さんが横についていてくれたのですが、
- 上司
-
「今日、あと残り9店舗あるけど、残りは一人で回ってね」
と、あっさり言われ随分と驚きました。
また、やっていくうちに気づいたのですが、この仕事は「営業」の側面が非常に強く、
新しい店舗に赴いては、自社の商品を置いてくれないかと、商談を持ち掛けなければいけないのです。
最初はどの店を訪ねてもほとんど門前払いでした。
気持ちがくじけそうな日が続きましたが、やがて1店舗、2店舗と親しい取引先ができるようになり、徐々にこの仕事のやりがいに触れられるようになっていきました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

収入は以前に比べると減りました。
しかし、働き方も調整でき、自分の頑張りの分だけできることが増えていく今の仕事が、徐々に好きになりつつあります。
元々、あまり人付き合いの得意な方ではなかったのですが、それもこの仕事で克服していっていると思います。
家族との時間も増えました。
これが転職を通して一番嬉しかったことです。
やはり仕事の効率も、それを支える家族あってのものです。
これからも仕事も家庭も大切にしつつ、バランスを取っていきたいです。
◇ ◇ ◇
転職時は保育園だった息子も、今では小学生です。
少しずつ手のかからなくなっていくわが子の成長を見ながら、
「もう少し、仕事に比重を置き始めてもいいのかも」と思うようになりました。
ですので今後はより一層、仕事で結果を出すことに努めたいと思います。
どうすれば売れ場が拡大し、より広く人々の手に渡るようにできるのか。
その対策として、手作り商品POPの作成やインターネットでの宣伝など、できることはどんどん提案していこうと思っています。