転職体験談:妊娠後に退職。その後、製造工場のパート勤務に復職!
転職前
- 職業
- ショップ店員
- 職種
- サービス
- 従業員規模
- 500人
- 年収
- 400万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 製造工場
- 職種
- パート・アルバイト
- 従業員規模
- 100人
- 年収
- 200万円
- 会社名
目次
ヤギーノさんの転職ストーリー
1これまでの私
仕事が生きがいだった私。

私は若い頃からファッションが大好きで、学生時代もアパレルショップで働いたりと、とにかくファッション一筋でした。
当然、社会人になるならアパレル業界でしょ、というわけで、外資系ブランドの販売員になったのです。
憧れの業界に仲間入りできたこと、とにかくうれしくて、毎日を楽しく一生懸命に働いていました。
そんな私のモチベーションを買われたのでしょうか、30歳を目前に副店長にしていただいて。
なんとなくずっと、この業界に携わっていくんだろうな、と思っていたのです。
趣味=仕事という感じでしたので、365日仕事のことだけを考えて生きてきました。
そんな生活のため、新しい人間関係を作る時間は無く、学生時代の友達とも忙しくて疎遠になってしまいましたが、私としては充実とした毎日を送っているつもりでした。
2転職のきっかけ
妊娠を機に転職を決意。

そんなある日、仕事関係で出会った男性と、恋人になりました。
それまでずっと一人暮らしでしたから、同棲を始めることになり、最初は不安もありました。
しかし、充実していると思っていた私も、心のどこかでは寂しさもあったのでしょう。
家に誰かがいることがなんて素敵なんだろう、そう思うようになったのです。
30歳の時に、私たちは結婚しました。
それとほとんど同時に、私の妊娠も発覚しました。
そのときはまだ、育児が一段落したら、また現役の頃のように働こう、と思っていたのですが。
私の所属する会社はまだ若く、これまでに育休取得実績がほとんどない会社でした。
会社から言われた育休期間は、産前1ヵ月~産後3ヵ月までという、ごく短いもの。
悪祖がひどく、体調不良が続いていた私は、もしかしたらこの会社では働けないかも、と思ったのです。
会社と相談したうえで、私は家族を優先し、約7年間勤めた会社を退職しました。
今まで仕事が全てでしたので、出産を前に抜け殻のようになってしまったらどうしよう、と心配でしたが、
それでも私たちに家族が増えること、その喜びのほうがはるかに勝っていたのです。
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3転職活動中
きっかけは地元の友人からの連絡で。

子供は無事に産まれてきてくれました。
私も夫も、はじめての子育てに探り探りの状態でしたが、とにかく毎日が幸せでした。
産後3ヵ月ほどが経過してからも、私は育児に専念することにしました。
夫も働いてくれていますから、生活に問題はありませんでした。
いずれは再就職したい、という思いはありつつも、フルタイムで勤務するのかパート勤務をするのか、そうした細かいところまではまだ決められずにいました。
そして子供が2歳を迎えようとした頃。
久しぶりに地元の友人と会う機会があったのですが、そこで
- 友人
-
「ウチの職場で一緒に働かない?」
とお誘いを受けました。
そのときの我が家の状況と言いますと、夫の会社が倒産し、夫が転職活動をしているときでした。
私の地元へ引っ越しをする必要があるけれど、のどかな環境で、家族三人でゆっくりと暮らさないかという私の提案に、夫も賛同してくれました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

引っ越しを終えしばらくして、誘ってくれた友人と同じの工場勤務になりました。
パート勤務なので時間に融通の利く職場です。
華やかなアパレル業界からの転身と考えると、意外に思われるかもしれません。
しかし私は、今の生活の方が気に入っているのです。
やることは商品のピッキング作業なので単調ではあるのですが、
常に時間に追われていたアパレル業界と比べると、ずいぶんと心にゆとりを持って働くことができています。
また、職場の皆さんも本当に優しい方ばかりで。
初めての仕事でも手取り足取り、丁寧に教えてくれました。
夫も無事に再就職が決まり、これまであまり顔を見せられていなかった両親にもすぐに会えるようになって、
仕事を辞めるのも地元に戻るのも大きな決断でしたが、正しい選択をしたと思っています。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

都会から地方へということもありますから、当然収入は減りました。
以前の職場ほどの「やりがい」も、今は感じられていません。
しかし、代わりに私の中の優先度を占めるのは、家族との時間。
その時間は私に人生を豊かなものにしてくれます。
後悔はまったくしていません。
今後、今の職場で正社員になったり、といったことはあるかもしれませんが、それ以上の役職は今のところ臨めそうにありません。
ただ今は、将来的なキャリアよりも目先の生活の方が大切なので、あまり深く考えすぎず、できることをコツコツとやっていこうと思っています。
もう少し生活にゆとりが生まれたら、空き時間に副業でもやってみようかな、と思っています。
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