転職体験談:医療事務の経験をもっと積みたい。人間関係の悪かった内科医院から耳鼻科医院へ。
転職前
- 職業
- 医療事務
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 5人
- 年収
- 200万円
転職後
- 職業
- 医療事務
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 10人
- 年収
- 220万円
目次
ふうとろさんの転職ストーリー
1これまでの私
地域密着型のアットホームな内科医院。

転職前は、内科で医療事務として、受付や会計業務、レセプト業務を行っていました。
私は職業訓練校で医療事務の資格を取ったばかりで、医療事務としての経験が浅く、先輩に一から教えてもらっている状態でした。
私が勤めていた内科は地域密着型だったので、患者さんというよりも家族のような繋がりがありました。
患者さんは地域のお年寄りが多くて、先生に相談がてら診てもらい、安心して帰っていくような方が多かったです。
働き始めは患者さんとの間に距離を感じていましたが、慣れてくると次第に患者さんの方から世間話をしてくれたり、時には家から野菜を持ってきてくれたりと、仲良くさせていただいていました。
患者さんの元気な姿を見送れることが一番のやりがいだったと思います。
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2転職のきっかけ
しかし、裏側は険悪な人間関係で……。

転職を決めた一番の理由としては、職場の人間関係がひどく悪かったことです。
私が就職するまでも、人間関係が悪く何度も人が退職したということを患者さんから聞きまきた。
私が勤め始めたのが20代後半で、他の職員の方は全て50代と、歳が離れていました。
50代の方たちは患者さんや仲間うちの悪口や陰口を、毎日のように言いあっていました。
私も、着ている服や乗っている車のことなど、プライベートなことまで陰でこそこそと文句を言われて、もう我慢ができませんでした。
また、一緒に働いていた先輩の一人が、私に仕事を取られると感じていて、なかなか仕事を教えてくれないこともありました。
そんな仕打ちも最初のうちだけかな、と思って耐えてましたが、半年経っても満足に仕事を教えてもらえない状況が続きました。
教えてもらえることといえば、物を置く場所のことだったり洗濯のことだったりと、雑用みたいなことが多く、このままここにいても成長できないと感じたので、転職することにしました。
私は、早く医療事務として一通りの仕事ができるようになりたかったのです。
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3転職活動中
医療事務として、様々な経験を積みたい。

今の職場にはもういられないと感じていた折に、内科に業者として入っていた医療関係の方(耳鼻科)に、偶然にも仕事を紹介してもらう機会がありました。
仕事の紹介と言っても、内定が確定しているわけではないので、面接予定日までに自分の強みについて考え、一人で面接練習をしました。
私は医療事務としての経験も浅く、内科医院の知識しかなかったので、面接で自分をどうアピールしていこうか悩みました。
耳鼻科に関する本も購入して、毎日勉強もしていました。
直接、医院の方に声をかけてもらえたことで、ハローワークや求人情報誌からは読み取ることのできない職場の人間関係などの内部情報を、ある程度イメージできました。
一番苦労したのは、やはりお金のことです。
当時、母と2人暮らしだったので、生活費がなかなか入れられなかったのが申し訳なかったです。
情けないですが、転職が決まるまでの間は、年金暮らしの母に支えてもらいました。
今でもとても感謝しています。
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4転職後
転職後の新しい環境で、待ち受けていた状況は。

新しい職場は、先生がコミュニケーションを取るのが難しい方で、慣れるまで先生の性格を見抜くのに苦労しました。
また、私のことをある程度のベテランだと聞いていたみたいで、なかなかプレッシャーでした。
内科から耳鼻科という新しい分野への転職だったので、いくら勉強したとはいえ、現場レベルではわからないことの連続でした。
また、前職では事務作業しか経験したことがなかったのですが、耳鼻科では手術や診療の助手もしなくてはならず、患者さんの健康を預かっている緊張感は、かなりありました。
たとえば、赤ちゃんや小さいお子さんの診療をする際に、診察が嫌で泣き出したり暴れたりすることもありました。
そんな時は私が、身体を押さえたり、あやしたり、お年寄りの方相手の場合は診療をするために体を持ち上げたりといった、看護師さんのような仕事もやりました。
日々プレッシャーはありましたが、前職では決して経験できなかったであろう毎日に、やりがいも感じています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

人間関係が原因で転職を決めましたが、どの職場に行っても人間関係というのは、自分から努力して改善していかなくてはいけないと感じました。
今の職場は、「人間関係もいいから」と聞いていましたが、実際は転職してみないと分からないことが多かったように思います。
後悔していることは、内科でもう少し踏ん張って広く学んでくればよかったということです。
内科と耳鼻科は仕事内容は異なる部分もあれば、共通している部分もあったので、耳鼻科に転職してから内科で学んだことで活かせることがいくつかありました。
耳鼻科でもアレルギー検査の時に採血はしますし、めまいなどの症状に点滴対応をしたりもします。
そんな時に、もう少し内科での経験があればよかったのに、と思うことがあります。
◇ ◇ ◇
現在は結婚し専業主婦として子育てをしていますが、育児が落ち着いたら、今度は内科、耳鼻科以外の医療の分野で仕事をしてみたいと思っています。
今1番興味があるのは皮膚科です。
医療の現場は、いろんな分野の知識があればあるほど、様々な場面でその知識が役に立つので、決して無駄になるということはありません。
皮膚科に就職してさらに医療事務としての知識を伸ばしていけたらと思います。
また、今までは人に教えてもらうことばかりだったのですが、これからは自分も教える立場になってみたいです。
未経験での就職が難しい業界なので、日々学びを怠らないようにしていきたいです。
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