転職体験談:転職活動では、何か一つ条件を譲るだけで、道は拓ける。
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 保険営業
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 600人
- 年収
- 550万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 保険会社
- 職種
- 企画営業
- 従業員規模
- 1500人
- 年収
- 380万円
- 会社名
目次
ふうせんかずらさんの転職ストーリー
1これまでの私
顧客が増えていくことをやりがいに。

転職したのは38歳の時です。
当時は外資系保険会社で営業職をしておりました。
主に中小企業を対象に営業活動を行い、飛び込みやテレアポをしながら新規開拓をし、顧客獲得を目指していました。
少しずつではありますが、私の話を聞いて顧客が増えていくことが仕事での大きなやりがいでした。
また、いろいろな経営者や起業家との出会いも素晴らしい経験となりました。
新規開拓の仕事は非常に辛く、うまくいかないことも多かったですが、諦めず、毎日必死に仕事をしていたな、と思います。
2転職のきっかけ
営業の仕事が、体力的に過酷に。

転職を考えた一番の要因は、体力的に厳しいと年々思うようになったことです。
営業ですので、基本的には体力勝負です。
毎日何キロも歩き回ったり、資料の詰まった重いバッグを背負って移動すること、また、時間外労働や休日出勤など、ゆっくり体を休めることができないという労働環境に、年々疲れを覚えたのです。
仕事を続ける中で、他社の保険会社の方と知り合うことがあり、他社の労働条件や環境を見聞きすることが多かったのも、一つの要因だと思います。
他社と比べると、私の勤める会社は、かなり過酷な条件下であると実感したのです。
3転職活動中
今ある条件から少し妥協して。

私の中で「35歳が転職の限界」という認識があり、今さら転職なんて大丈夫か…?という気持ちはありました。
そんな中、ある派遣会社の担当者と出会うことになります。
それまでは正社員登用のみを視野に入れ転職活動をしてきましたが、「紹介予定派遣」という制度を知り、そちらの方向へシフトチェンジしていった次第です。
紹介予定派遣とは
派遣先に直接雇用されることを前提とし、一定期間派遣社員として働いたあと、その派遣先の会社と直接雇用契約を結ぶスタイル。
派遣期間は一般的な派遣と同様、時給で給与が支払われる。
アドバイザーの方が言うには、
- アドバイザー
-
「年齢的に、確かに転職は一筋縄ではいかないかもしれません。しかし、今よりももう一段階か二段階、条件を譲ることで、かなり選択肢は広がるのではないかと思います」
とのことでした。
そのアドバイスを信じ、思い切って「正社員」という条件を外して考えてみることにしたのです。
前職での経験を活かし再び営業職、という道もあったのでしょうが、私は企画職に興味がありました。
そして運よく、紹介予定派遣の仕事で、生命保険会社の企画営業職の求人に出会えたのです。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

会社の社風や社員の方が、おだやかでしたので、ウェルカムムードで迎えてもらったことがとても良かったです。
紹介予定派遣として入社し、半年後、正社員として正式に採用されました。
どうやら中途社員の受け入れが初めての会社だったらしく、条件面などはまだまだ会社としても模索中、といった雰囲気はありました。
実際、給料は前職に比べかなり下がってしまったと思います。
昇給のためには、人の何倍も努力して試験を受けて資格をとり、ありとあらゆる人事評価の項目をクリアすることが必要でした。
慣れない仕事をしながら、試験勉強を毎日こなしていくというのは、この歳になると意外にもしんどいものでした。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

もっと早く、派遣会社の門を叩けばよかったと後悔しています。
派遣社員は辛そうというイメージだけでパスするのではなく、どこにチャンスが転がっているか、その場その場で見極め、判断していく力が私には足りていませんでした。
まずは、アルバイトでもパートでも、どんな会社かということをリサーチをして、やりたいことに近づいていくのも、転職活動で必要な能力だと思います。
現在は、せっかく転職できた保険会社だったのですが、夫の転勤により、この春に退職してしまいました。
地方に住んでいるため、大手企業の求人にはあまり縁がなく、今後はフリーランスとしてチャレンジしていきたいと思っています。
これまでの経験を活かし、自分に何ができるのか、そして自分は何がしたいのかということを突き詰め、臨機応変に対応していきたいです。
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