転職体験談:不動産業界から旅行業界へ。しかし、内定が決まってすぐに「コロナ禍」に直面し…。
転職前
- 職業
- 不動産窓口
- 職種
- 営業職
- 従業員規模
- 180人
- 年収
- 450万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 旅行会社窓口
- 職種
- 営業職
- 従業員規模
- 9人
- 年収
- 480万円
- 会社名
目次
ぽめ子さんの転職ストーリー
1これまでの私
「真面目」を取柄に15年間勤務。

私が転職をしたのは二か月ほど前になります。
当時は不動産会社の窓口営業を行っていて、かれこれ勤めてから15年が経過しようとしていました。
仕事内容は皆さんが想像されるような、賃貸物件の内見案内やお客様のフォローをする仕事です。
三姉妹の長女として生まれた私はこれまで「真面目」を取柄として生きてきました。
学生時代に宅地建物取引責任者の資格を取っていたため、そのご縁で当時の会社に勤めたのでした。
なので転職もあまり考えたことがなく、ご縁のあった会社で長く勤めることが当たり前のように感じていました。
2転職のきっかけ
未知のウイルス。その影響は徐々に現れ…

年が明けてから、私だけでなく世界のあり様が一変する出来事がありました。
そうです、新型コロナウイルスの流行です。
年が明けてすぐに日本でも感染者のニュースが聞かれるようになってきて、早くも私たち不動産業界には、その影響が出始めていたのです。
外出自粛が当たり前になると、お客様は当然ですがやって来ない。
来る日も来る日も、感染者増加のニュース。
先の見通しが一切立たない状況の中で、今のまま不動産業界に居続けるのが不安になりました。
それから、昨年末に「総合旅行業務取扱管理者」の資格を取得していたのも、結果として転職へ背中を押す形になりました。
この資格は不動産業界とはまったく関係がなく、旅行業界に関するものなのですが、資格マニアの私は「いつか役に立つかもしれない」と思って受験していたのです。
その時は3月中旬。
当時の会社は既に開店休業状態でほとんど仕事もなく、時間ならいくらでもある今、転職をすべきではと思い立ったのです。
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3転職活動中
転職サイトで求人検索、比較的すぐに内定は決まったものの…。

転職活動にあたっては「indeed」を使いました。
既に外出自粛が叫ばれ始めていたので、エージェントを介しての面談などは何となく気が引けてのことでした。
求人情報はとにかく豊富で、すぐに3社ほど面接の予約を取り付け、うち2社から内定をいただくことに。
2週間と経たずに内定が決まったことに、私自身も驚きました。
内定をいただいた2社のうち、より自宅から近い会社へ入社を決め、勤めていた会社を退職し、新しい社会人生活に備え準備をしていました。
順風満帆に思えていましたが、その矢先に4月の緊急事態宣言が。
私はまだ出社しないうちから、自宅待機を命じられることとなってしまったのです。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

結局、私が仕事を始めたのは6月に入ってからでした。
約2ヵ月間、無収入の状態でしたので焦りましたが、貯金を切り崩しつつなんとか乗り切りました。
最初の1ヵ月間は研修を繰り返し、いざカウンターに立ち窓口業務ができるようになったのは7月に入ってからのことです。
しかし皆さんもご存知のように、緊急事態宣言下の外出自粛を経てもなお、新型コロナウイルスの猛威は留まるところを知りません。
その影響は旅行業界にもあって、入社から2ヵ月が経っても、いまだ仕事らしい仕事はできていない状況です。
GO TO トラベルキャンペーンを政府が打ち出してからは少しずつ活況を取り戻しつつありますが、果たして今後どうなることか……。
とにかく感染対策には細心の注意を払いながら、店頭にあるパンフレットの消毒や、バックオフィスでの経理業務をコツコツとこなす毎日です。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

未知のウイルスの流行のため、終息がまったく見えなかったことが今回の転職での難点でした。
かと言ってあのまま不動産の仕事を続けていたとしても、ゆくゆくは経営が危ぶまれていたかもしれませんし、「どうするのが一番良かったか」は考えないようにしています。
今はとにかく、一日も早い終息を祈るばかりです。
また、「貯金」はしておくに越したことはないと、今回の経験をふまえて実感しました。
私は幸いにも有り金で乗り切ることができましたが、仕事のない期間が半年・一年と続いていたらと考えると、正直ゾッとします。
何事も「備えあれば憂いなし」だと思いました。
◇ ◇ ◇
まだ旅行会社の人間としては半人前(どころか、素人同然です)のため、色々なことにチャレンジしてみたいです。
前職では大人数の中の一人でしたが、現在は全社員9人の小所帯のため、一人一人の責任はとても大きいと日々実感しています。
残念ながら現在は、業界的に落ち込みの大きい日々ですが、会社が「儲かるならなんでもやっていい」という方針なので、今は通販に力を入れています。
ツアーの旅館や食事でお願いする「和牛」や「果物」などを、格安で仕入れて、通販で売るという仕事です。
また、海外旅行は難しいので、国内にシフトして商品企画をしてみようかなと思っています。
とにかく今はできることを一つ一つ、やっていくしかありません。
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