転職体験談:私生活とのバランスを考え訪問看護の仕事に転職。しかし、新しい職場に不信感。
転職前
- 職業
- 看護師
- 職種
- 医療
- 従業員規模
- 80人
- 年収
- 330万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 訪問看護
- 職種
- 医療
- 従業員規模
- 150人
- 年収
- 360万円
- 会社名
目次
ラシュシュさんの転職ストーリー
1これまでの私
眼科医院の看護師。家ではシングルマザー。

転職前は眼科医院で看護師をしていました。
それまでも市立病院で10年間ほど勤めていましたが、眼科医は未経験の分野で、時に手術が必要な患者様のオペに立ち会ったりもしていました。
私は小学一年生の娘と、県外の看護学校に通っている息子2人を育てるシングルマザーです。
息子は学生寮に入っているため少し私の手を離れた具合でしたが、娘の育児には気を配っています。
なぜなら娘には持病があり、再発の可能性も捨てきれない状態でしたから。
なるべくシフトに穴を空けないよう努めつつ、かつ娘に何かがあった時にはすぐに駆け付けられるようにとバランスを取るのは、実際かなり難しかったです。
医院には極力残業は避けたい方針を伝えてあり、納得していてくれましたが、毎日のように予定されている手術の日程などを見るに、私の方が遠慮してしまっていた感じです。
ボーナスが半年に一度ありましたが、それも生活費の足しにと消えていき、大きなやりがいも感じていませんでした。
2転職のきっかけ
生活とのバランスが取れる「訪問看護」の仕事を。

看護の仕事には「訪問看護」というものがあります。
患者様のお宅に伺い、健康状態を見る仕事です。
生活のことも考えると、そうした働き方が適しているのではないかと、かねてから思っていたのです。
ある時、いつも以上に手術の予定が詰まり、忙しい日がありました。
手術は思いのほか長引き、医院を出たのは22時過ぎ。その間、娘をずっと家に一人にしていたため、私はすぐに帰宅しました。
娘のための晩御飯も用意してあげられず、ぐっすりと眠っている娘の顔を見て「こんなんじゃいけない」と思い、転職を決意しました。
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3転職活動中
転職活動の基盤はハローワークに。

退職して一番に行ったのは、ハローワークでの失業保険の給付手続きです。
同時に、少しでも早く転職ができるよう、求人も探しました。
転職サイトでは私の住んでいる地方の求人はなかなかヒットせず、あまり活用はしませんでした。
息子への仕送りと、娘との生活費で、貯金を切り崩しながらの生活でしたので、内心はとても焦っていました。
私の祈りが通じたのか、ハローワークで訪問看護の求人を見つけた時は、ほとんど飛びつくようにして応募していました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

勤め先はメディカルビルの経営・コンサルティング業、グループホームやデイサービスなどを展開している株式会社で、新規立ち上げで数年しか経っていなかったのですが、地域に密着したサービスであること、福利厚生面も整えられていることから、安心して勤めることができました。
以前から関心のあった仕事だったので、自分でも能動的に勉強をしながら、在宅医療についての知識を蓄えていきました。
問題は勤めてから半年が経った頃のことで、詳しくは明言を避けますが、職場の方針と私の考えに、大きなズレがあることを感じるようになったのです。
私なりに考えをまとめ、上司に提言してみたりもしたのですが、曖昧な反応を返されるばかりで。
患者様やそのご家族との関係は極めて良好で、「気にしない」ことにすればそれで済むとは思いつつ……という複雑な思いを捨てきれずにいます。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

自分には子供がいて、この生活を守らなけらばいけないという責任があるのだ、ということをつねに考えなければいけないと思っています。
ここで働き続ける限り、職場への不信感は高まっていくばかりですが、それで「気に入らない」と再び職場を去った時に、次の転職にはさらに苦労するだろうし、生活を危険に晒すことと天秤にかけたなら、ここで我慢して働くことを選びます。
いつの日か、自分で訪問看護ステーションを立ち上げたい、という大きな夢があります。
看護師も不足している中、さらに訪問看護は人気のない分野なので、まだまだ道のりは長いかもしれませんが、何よりもまず先に「患者様」を思って仕事ができる環境の整った中で仕事をしたいという思いがあります。
今は、そのためにアンガーマネジメントなどの自己啓発の本を読んだりして、自分の弱みを補える力を蓄えています。
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