夫の転勤で転職。「プライベート優先」の働き方から、「新しい挑戦」を大切にする働き方へ。
転職前
- 職業
- 金融業
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 1000名
- 年収
- 330万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 金融業
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 1000名
- 年収
- 380万円
- 会社名
目次
真紀さんの転職ストーリー
1これまでの私
仕事よりも、プライベートを優先した日々

私は、これまで新卒で入社した金融関係の会社で働いてきました。
夫との間に子供はいなかったので、仕事やプライベートは自分の予定を最優先にできる環境でした。
金融関係の仕事を選んだのは、将来に転職をする際に引き手が多そうだと思ったからです。
加えて、金融関係であれば、基本的に休日は土日です。
そのため、ワークライフバランスも充実させることができるだろうという想いがありました。
このように、仕事一筋で生きてきたわけではありません。
それよりも、旅行や飲み会、趣味などのプライベートも充実させることでモチベーションを保っていました。
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2転職のきっかけ
専業主婦になるか、転職するか。

もともと転職という考えはなかったのですが、結婚後、夫が転勤することになって。
それを機に、転職を考えるようになりました。
一時は、仕事を辞めることも考えました。
ですが、それ以上に「自分のキャリアを大事にしたい」という想いが強くなっていて。
これまで私の働き方と言えば「プライベート優先」でしたが、段々と業務もこなせるようになってからというもの、仕事のやりがいや楽しさ、そして「新しい環境に挑戦したい」という気持ちも芽生えていたのです。
また、当時は通勤に1時間以上かかりましたから、仕事が早く終わっても家に就く頃には遅い時間になってしまうことも不満でした。
- 私
-
「もっと通勤しやすい会社で働けば、自分のキャリアも維持しつつ、家庭での時間も充実できるのかもしれない…」
そう思って、私は「働き続けよう」という意思と共に、夫の転勤先の新天地で転職活動を始めたのです。
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3転職活動中
女性の転職にハンディを感じるも、無事内定。

転職活動を初めて最初に思ったことは、
- 私
-
「女性っていうだけで思ったよりもハンディがあるんだな…。」
ということでした。
自分と同じくらいの年齢、経験値、ポテンシャルがある男性がいたら、やはり企業は男性を選ぶことが多いことを実感しました。
実際に、転職エージェントの人にも同じことを言われました。
女性は結婚・妊娠などで辞めやすい、またはすぐに産休・育休になる可能性もある、と企業の人事に言われたことも。
ただ、転職エージェントの担当者の方にはとても助けられました。
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履歴書のチェックや、面接後のフィードバックなど、きめ細かくフォローしていただいたので。
時間はかかりましたが、転職エージェントの方のサポートの甲斐もあって、何度かの面接を経てようやく一社から内定をいただくことができました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

転職時の私は40代。課長や部長などのわかりやすい役職付きでの着任だとよかったのですが、新しい職場では若手から中堅に差しかかるくらいのところからのスタートでした。
最初のうちは、自分の立ち位置に悩みました。
実際、配属後は部下がいるわけでもなく、大卒の新入社員でもないので、周りからしてみたら中途半端で使いづらいというのもあったのかもしれません。
最初の半年ぐらいは、簡単な事務作業や電話応対など、誰にでもできるような仕事。
- 私
-
「これじゃ転職した意味ないよな…。」
そんなこんなで、相当に不満が溜まっていました。
ただ、そんな中でもOJTとして面倒を見てくれた先輩がとても親身になってくれる方で。
部長に私の悩みを取り次いでくれて、どんな仕事ができるのか・したいのかについて面談で話してすり合わせる機会を作ってくれたのです。
その先輩のおかげで、面談後は自分の納得できるような仕事ができるようになりましたが、そうなるまで実に半年以上かかりました。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

転職活動をする前までの私は、とても不安でした。
そんなにコミュニケーションが上手いわけでもなく、何か特別な資格があるわけでもなかったので。
しかし、転職を経て私は、自身に対して新たな認識を持つことが出来るようになりました。
例えば、「新しいチャレンジがしたい」と思いつつも、自分にはそんなことはできないだろうという苦手意識が強くありました。
ですが、転職をきっかけにその苦手意識を取り除くことが出来たのです。
転職活動中から転職後にかけて、(恐らく必要に迫られてそうなったのでしょうが、)いつしか私は「人生、何事もチャレンジ」と思うようになっていきました。
部長との面談で「もっと挑戦させて欲しい」ということを言ってみたり、そして実際に新しい業務が始まった際に以外にやれている自分自身に、自信をつけることができました。
また、自分の履歴書や職務経歴書を作ってみたことで、意外に自分がこれまで経験してきたことが自信になっていたり、知識が深まっていたことに気づき、それも「自分のキャリアに自信を持とう」と思えたきっかけの一つだったと思います。
◇ ◇ ◇
これからのキャリアについて、今私が考えていること。
それは、「今後、妊娠・出産などのライフステージの変化があったとしても、ずっとバリバリ働き続けたい」ということです。
そして課長や部長などの役付きの仕事がもらえるように、周りからも信頼してもらえるような仕事をしたい、そう思っています。
現在勤めている会社は、まだまだ女性が働き続けていくことや、キャリアアップをしていくのは難しい環境です。
ですので、私が後輩たちのいいお手本になれるようにと思いながら、日々の仕事に励んでいます。
新しい事業など、会社として取り組んだことのない領域にも積極的にチャレンジして、新しい価値を作っていきたいと思っています。
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