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「感情に流されてばかり」の私が転職を経て感じたこと、思ったこと。|転職体験談

しょっぴ さん(女性 32歳 京都府)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
銀行
職種
金融事務
従業員規模
1,600名
年収
390万円

転職後

AFTER
職業
不動産業
職種
経理
従業員規模
900名
年収
320万円

目次

しょっぴさんの転職ストーリー

1これまでの私

振り返ると、思い出はいつも優しい。

イメージ図:何不自由ない生活

思えば、これまで「自分で選択する」ということを殆どせずに、10代~20代を過ごしてきました。

32歳になってはじめて転職をしましたが、でもこれが果たしてこれが自分で選択した行為なのかどうか…、よく分かりません。
多分、そのときの状況や感情に流されてのことだったんだと思います。

2019年の年末、私は新卒から10年勤めていた銀行を辞めました。

前職では事務の仕事をしていました。

店舗窓口ではなかったので、顧客対応に追われることもなく、毎日17時きっちりに帰ることができていました。

仕事帰りは習い事をしたり、買い物に行ったり、仕事を家に持ち帰ることなんて一度もありませんでした。有給も比較的取りやすい職場でしたので、年に2~3回海外旅行に行ったりもしました。

更に私は実家暮らしでしたので、お金の心配をすることもなく、今思えば、何不自由ない生活をしていたと思います。

2転職のきっかけ

望まぬ職場の変化と、逃げ出したくなった気持ち

イメージ図:仕事のモチベーションが下がった

私のよくないところは、「自分のモチベーションをコントロールするのが苦手」なことです。

気持ちが乗っているときは色々アクティブに行動できるのですが、何か嫌なことや不安なことがあると、途端に何もかも投げ出してしまいたくなってしまうのです。

だから、何不自由なくやっていたはずの銀行の仕事も、ちょっとしたことで「もう辞めたいな」と思うことがありました(大抵は、すぐに元の安定した状態にもどるのですが)。

あるとき、人事異動で新しくAさんという部長がオフィスにやってきました。

私はAさんのことがどうしても好きになれず、それどころかAさんが同じ職場にいるだけで私はとても息苦しく感じるようになりました。

Aさんは特に私に何か怒ったり嫌なことをしてきたりというのは無いんですが、いつも威圧的な様子なんです。

まるで、私やほかの職員の仕事ぶりをじっと観察してあらさがしをしているような、そんな感じで。明らかに、職場の雰囲気も暗くなりました。

特に嫌だったのが、毎朝の朝礼。
Aさんは黙って私たちの朝礼を見ていて、表情はブスッとしかめっ面でしたので、朝礼当番の人はAさんの様子をビクビクと気にしながら進めていました。

私も朝礼当番になるのが嫌で嫌で仕方がなかったです。
そんな毎日が1ヶ月、2ヶ月と経っていき、私のモチベーションは更にどんどん下がっていって。

(こんなくらい雰囲気の職場で、40過ぎても働き続けるの?…いや、その前に心の病になっちゃうんじゃないかしら)

そんな風に思う日が続いて、ある朝、私は突発的に「退職願い」を出してしまいました。

3転職活動中

コロナ禍中の、転職活動。

イメージ図:コロナ禍の転職活動

退職した後も、私のモチベーションは低迷のままでした。

そもそも、(なんであんな風に急に辞めてしまったんだろう?)とも思いましたし、あんなに嫌だったAさんのことも、辞めたあとは(なんで私はあんなにAさんのことを毛嫌いしていたんだろう?)と、少し申し訳ない気持ちになったりして。

更には、退職して年が明けてからは新型コロナウイルスの感染で世間は大騒ぎで、転職活動も大変でした。

私が転職活動を始めたのは2020年の3月半ばでしたので、その後すぐに緊急事態宣言が発動されました。企業面接はオンラインで行われましたが、これが大変やりにくかったです。

転職エージェントにもいくつか登録しましたが、私には合いませんでした。
メールや電話は頻繁に来るものの、私が希望するような求人は紹介してもらえず、けれども数だけはすごく紹介してくれるので毎回どう言って断るかも煩わしくて。

更には、面接通過したあとに「やっぱりこの企業は止そう」と思っても、なかなか断らせてくれないんです。

ですので、結局転職エージェントは使わず、転職サイトを使って自分で求人を探して、応募しました。

とにかく、この低迷したモチベーションを復活するためには、新しい職場を見つけるしかない──、そう思って何回も何回も不採用を受けながらも地道に活動を続けていって、ようやく一社、「ここなら満足して働けそう」と思える会社から内定通知を頂きました。

従業員900名ほどの不動産会社の、経理の仕事でした。

4転職後

マスクの下に隠れている表情が、わからない。

イメージ図:同僚と打ち解けていない

異業種への転職でしたが、仕事自体は案外早く慣れることができました。前職の業務で得た知識でカバーできることも多かったです。

「扱う内容は社外に持ち出せないものだから」という理由で、在宅ワークはできず週5日オフィスワークだったのは残念でしたが、そのおかげで業務に早く馴染むことができました。

ただ、入社して数か月経った今も、仲良くなれた人はまだいません。

コロナ禍ということで歓迎会もありませんでしたし、昼休みも感染対策で「各自で取りましょう」というスタイルでしたから、雑談する機会がほとんどなかったのです。

皆勤務中はずっとマスクですので、同僚の人たちの顔の目から下がどうなっているのか、誰一人わからない──今現在も、そんな状況です。

5その後、どうなったか。

「もっと、自分で選択した人生を歩みたい」

イメージ図:いつか自分で選択した人生を歩みたい

今回の転職で思ったことは、「結局、私は『青い鳥症候群』だったのかもしれない」、ということです。

だって、転職の理由は言ってしまえば「仕事が面白くなって、そして嫌な人が職場にいるから」ですから。
「今後、こんなことをチャレンジしたい」とか前向きなことは一切考えられていませんでした。

新しい職場でも慣れてしまえば前職と同じような仕事をしていて、ほとんど代わり映えがありません。そして、変わらずモチベーションの低迷している、現在の自分がいます。

もしかしたら、もっと時間をかけて自分のやりたいことを探求しながら転職活動をしていたら、違う結果になったのかもしれません。

ただ、転職活動中は長引くにつれて気が滅入ってきていたので、私があれ以上時間をかけて活動できていたかは、かなり怪しいところです。

◇ ◇ ◇

もっと、自分で選択した人生を歩みたい

最近は、よくそんなことを考えます。

転職活動中も、何社も何社も面接を受けて、よくわからない質問をされて、そして落とされて、その繰り返しでした。そのときから、

「私の人生なのに、なんで私は選択される側ばかりなの?」

という憤然とした思いがありました。
そして、苦労して転職した割には前と代わり映えのない仕事をしている状態に、どうしようもなく苛々することもあります。

そう、私は怒っているんだと思います。

これまでの自分の中途半端さと不甲斐なさに、腹を立てている。

一生こんな気持ちで居続けるのは嫌ですから、いつか「自分が本当に情熱をかけられること」を見つけて、それを仕事にしようと思っています。

他の人たちはどうなんでしょう。

私と同じように、流れるままに人生を送っているのか、それとも、自分で選択した道を歩めているのか。

でもきっと、自分で選択する人生の方がきっと有意義で、そして日々、モチベーションも上げて過ごしていけるんでしょう。

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