『みんなの転職「体験談」。』
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SE転職体験談:3週間の入院を経て職場復帰したとき、私の仕事はなくなっていた。

フシ さん(女性 46歳 京都府)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
システム開発会社
職種
SE
従業員規模
5,000人
年収
340万円

転職後

AFTER
職業
医療施設
職種
院内SE
従業員規模
2,000人
年収
380万円

目次

フシさんの転職ストーリー

1これまでの私

今がきっと、私たちの人生の転機になる。

女性SEのイメージ

これまでずっと、システム開発請負のSEとして、働いていました。

30代後半に差し掛かってからは、チームリーダーの上司の補佐役として勤怠管理やミーティングの進行なども行うようになって、仕事へのやりがいも感じられていました。

プライベートではパートナーとの2人暮らし。結婚はしていませんでした。

ですが、パートナーが安定した仕事に就いてからは結婚や出産に対しても現実的に考えられるようになって、「この時期が私たちの、人生の転機になるかもしれない」と、そんなことを考えていました。

──ですが、そう思い描いていたとおりには、進みませんでした。

2転職のきっかけ

激務の日々、体調不良、そして入院。

時間の経過イメージ

1年ほど前、私は体調不良により3週間、会社を休みました。

体調不良の原因はオーバーワークのため心身ともにボロボロになってしまったからです。
かかりつけ医に診てもらった際に、「入院した方がよい」と言われました。

当時の会社は大手企業の下請けで、委託業務を多数抱えていました。
毎月80時間を超える残業、そして上司はほとんど不在、そのほかにも小さいお子さんがいる同僚の仕事の引き継ぎ、それらの対応は全部私が行いました。

激務の中、相談する人や他の仕事を頼めるチームメイトもいませんでした。

そんな日々が続く中、もともと基礎疾患があったのですがそれが悪化してしまったのです。

退院して職場に戻ったとき、私の仕事はほとんどなくなっていました。
任されていた役割は他の社員に完全移行されることが決定され、残された業務は他の社員への引き継ぎだけでした。

それからまた新しい業務が依頼されるのかと思って待っていましたが、一向にその話はやってきませんでした。

(ああ、これはつまり、退職を迫られているという状況なのだ)

私はそう悟りました。

3転職活動中

「次の職場」よりも、「これからのキャリアプラン」

転職活動中の女性イメージ

身体を壊して入院して、退院したら仕事を取り上げられて──。泣きっ面に蜂の状態ではありましたが、いつまでもくよくよしていられません。

退職届を出すのと同時に、新しい職場を目指して転職活動を始めました。

引き継ぎ業務と並行しての、転職活動です。

本心を言えば、会社に留まって部署移動ができればと思っていましたが、その願いが叶うことはありませんでした。

辛かったことは、一緒に頑張ってきた同僚に退職を伝えることでした。

ですが、同僚の何人かは「じつは自分も転職活動をしている」と打ち明けてくれて。
離職率も高かった職場でしたので、少なくない人が「このまま今の職場でいいのか」と悩んでいたのです。

こうした仲間の存在は、私をたいへん勇気づけてくれました。
転職活動の状況や会社への対応の仕方などについて相談できたことはありがたかったですし、なにより不安や疎外感といったネガティブ感情も大分払しょくしてくれました。

転職活動にかけた期間は2ヶ月間です。

利用した転職サービスは、転職エージェント転職サイト、そしてハローワーク

転職サイトとハローワークの求人でここがいいなと思ったところに応募をして、それだけでなく転職エージェントの担当コンサルタントの方にキャリア相談をさせてもらいました。

転職エージェントのキャリア相談ができたのは、とても良かったと思っています。
どうしても「次の職場を早く決めないと」に頭が行ってしまっていたのですが、コンサルタントの方は「それよりも先に、今後のキャリアを考えておくべきです」と言ってくれて、そのときはじめて私は短期的な視点ばかりで中長期的な視点を持っていなかったことに気付きました。

失敗したと思った点は、採用企業との面接の際に「結婚と出産の予定」について上手に伝えられなかったことです。

それまで興味深く話を聞いてくれていた面接担当の方が、私が近々結婚を予定しており妊活もしていることを聞いた途端に反応が硬化する──ということがよくありました。

私が希望した職場は、医療施設の院内SEです。病院のITシステムの運用・保守が主な仕事です。

20件ほど応募して、そのうち5件が面接まで進み、そして1件のみ内定となりました。

4転職後

前職とまったく違う環境に飛び込んで、大変だったこと、そして良かったこと。

院内SEの職場イメージ

医療施設での勤務は初めてでしたので、まず専門用語や病院のシステムに慣れるのに時間がかかりました。
また、医療施設独特の雰囲気や価値観も、これまでの職場とのギャップに驚くことが多かったです。

育成担当の指導も厳しかったです。
おそらく、思っていた以上に私ができなかったことに焦りもあったのでしょう。

年上の新人である私に対してどこかよそよそしさや白々しさを醸し出す人もいました。
ですが、そんなことに構っている余裕もありませんでした。とにかく、1日でも早く仕事をキャッチアップする必要がありましたから。

良かったこともいくつかありました。

まず、勤務地が近場になったこと。
そして、福利厚生が充実している点です。様々な理由で時短勤務が希望できて、そのほか産休・育休制度を利用している人も数名いました。

残業も殆どありませんでしたし、従業員の方々の有給取得もふんだんに行われているようでした。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うことは。

女性の自宅デスクイメージ

今回の転職で、私は「人生に合わせた、キャリアプランを立てること」の大切さを知りました。

女性は、出産・育児の際にこれまでと同じ働き方をすることは不可能です。
その際に、あらかじめこれからの働き方や生き方を想定できているかどうかが、大きく明暗が分かれると思うのです。

私の場合、そうしたキャリアプランについてまったく考えられていませんでした。
身体を壊すような働き方をして、結婚も妊活も遅れてしまいましたし。

ですが、入院、そして転職というきっかけによって、そうしたこれからの働き方について考えられるようになったことは、結果的には良かったのかなと思います。
もっと状況が悪くなる可能性は、いくらでもありました。

キャリアプランを事前に考えられていれば、たとえばこれからどんな知識・スキルを養うと良いか、資格を取得した方が良いかといった考えも持ちやすいでしょう。
それから、転職の際も収入ややりがい、ワークライフバランスなど何を優先するかの判断も付きやすくなると思います。

◇ ◇ ◇

転職をして早半年が経過しました。
仕事への慣れ、そして職場の人間関係構築にはもう少し時間が必要そうです。

残業が減ってプライベートの時間は持ちやすくなりましたが、まだ転職してからの気持ちの忙しなさは続いています。

パートナーとの結婚や妊活についても、正直あまり進んでいません。
このままで大丈夫だろうか」と不安になる日も多いです。

今回の転職で、私は「収入よりもやりがいと家族の時間を大切にしよう」という方針を定めました。

幸せな家族を実現するために、毎日頑張って生きようと思います。

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