『みんなの転職「体験談」。』
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転職体験談:きっかけは、30代最後の同窓会だった。営業事務から3DCGデザイナーへ

転職前

BEFORE
職業
製造業
職種
営業事務
従業員規模
100人程度
年収
500万円

転職後

AFTER
職業
ゲームデザイン制作会社
職種
3DCGデザイナー
従業員規模
20人
年収
400万円

目次

カンピオさんの転職ストーリー

1これまでの私

いつの間にか、若いころにあった元気も、夢や希望もなくなってしまった

人生に疲れた40代男性のイメージ

40歳になったとき、「ああ、いつのまにか、普通のサラリーマンになってしまったな」と思ったものです。

当時、製造業の営業事務として働いていました。

もともと絵やイラストを描くのが好きだったこともあり、PR用のイラストやロゴなどの画像づくりを頼まれることが多かったです。

花形の営業という訳でもなく、クリエイターといえるほどのものでもない。
与えられた仕事を淡々とこなす、そんな日々でした。

家族構成は、パートで働く40代の妻と中学二年の長女、小学4年の長男の四人家族です。

毎日特段変化もなく与えられた業務をこなし、生きがいと言えば子どもの成長のことくらい。

上司や部下との人間関係もストレスの多い職場でしたが、「家族のため、子どものため」と言い聞かせながら仕事をしていました。

仕事においても私生活においても平淡な日々。高揚したり感動したりすることもなく、元気にはしゃぐ子どもを見て、自分はいつの間にか若いころにあった元気も、夢や希望もなくなってしまったんだな、と思うこともありました。

2転職のきっかけ

転職のきっかけは、高校時代の「30代最後の同窓会」

30代最後の同窓会イメージ

転職のきっかけは、高校時代の「30代最後の同窓会」でした。

出席者のほとんどが家族持ちでありながら、仕事のやりがいも年収も自分より上の人が多かったです。
しかも話していて明るく幸せなオーラを醸し出しており、がむしゃらにあくせく働いているわけではないのに今の人生を楽しんでいるように映って。

そんな彼らの姿に、「自分の人生とは、いったい何なんだろう」と改めて考えさせられました。

とくに刺激を受けたのが、高校時代とくに仲の良かった友人から、3DCGデザインの分野で5年ほど働いているという話を聴いたことです。

子どものころからの夢だったゲーム開発の仕事をして夢を追いかけながら、かつ現実の生活でもしっかり家族を養っているというのです。

私も、大のゲーム好きでした。
話を聴いているうちに、テレビゲームが発売された時の感動を思い出し、友人の話なのになんだか興奮している自分がいました。

私も若いころは、「これからの子どもたちにも感動を与えられるゲームの分野で仕事をしてみたい」と考えていたのです。

子ども時代に一世を風靡したファミコンやゲームボーイに我を忘れて夢中になっていた経験から、自分もそうした分野で他の人にいつか感動やワクワク感を与えたいと思っていました。

ですが、その情熱はいつのまにか薄れて、友人の話を聴くまですっかり忘れていました。

同窓会から数日たっても、友人の話がずっと頭に残っていました。

そして段々と、「自分もゲーム分野での仕事をしたい」という思いが大きくなって、それは「転職するなら、今しかない」という意思に変わっていったのです。

3転職活動中

アピールできることは、熱い思いとポジティブ思考のみ。

ゲーム関連会社への転職準備イメージ

「ゲーム分野での仕事がしたい」──その気持ちはどんどん強まりましたが、具体的にどうすればよいかはまったくイメージが付きませんでした。

とにかく行動を起こそうと、私はゲーム分野への転職支援に強いと聞いていたマイナビクリエイターの転職サービスに登録しました。

登録後にすぐ連絡があり、さっそく担当エージェントとの面談がありました。
面談で希望条件を伝える際に、40歳を超えながら「ゲーム業界に挑戦したい」旨を言うのに少し恥ずかしさもありました。

担当エージェントは20代後半の方でしたが、そんな私の相談に親身に乗ってくれました。

そして紹介されたのは、3DCGデザイナーの求人でした。

その会社は、ゲームの中で使用する登場キャラクター作成を主な事業内容としており、従業員数は約20人、勤務地は東京都でした。

仕事内容は、バトルシーンのキャラクター作成。
3DCGデザインは未経験だが大丈夫だろうか?と不安に思いましたが、担当エージェントの方から、こんな激励を受けました。

担当エージェント

「子ども時代の熱い思いを未だにくすぶらせている人ほど未知の可能性があり、そうしたいわば『隠れた原石』を磨く努力や忍耐力も社会で培われてきた40代が絶妙のタイミングです」

今思うと営業トークの側面もあったと思います。ですが、この言葉を聴いてなんと励まされたことか。
私は(ここまできたら、もうやるしかない)と腹を決めて、エントリーすることにしました。

そのほか、担当エージェントの方からは「ポジティブ思考で自分をアピールし、前へ進むのみ」というアドバイスをもらいました。

ほかにも3社ほど求人の紹介をいただきましたが、一つに絞って面接を受けた方が、「他もあるから」という甘えを一切払しょくし自身の意志の強さをアピールできると思い、一社のみ選び面接を受けました。

結果、それが見事採用となったのです。
40歳を過ぎて、私の第二の仕事人生が始まった瞬間でした。

4転職後

40歳、未経験からの3DCGデザイン。何もかもが、新しいこと尽くし。

3DCGデザイン会社のオフィスイメージ

転職後の職場の仕事は、何もかもが初体験でした。

私の役割はゲームキャラクターの3DCGデザインです。
3ds Max 2022というソフトを使い、ゲームキャラクターの3Dモデリングを行なっています。

作業の流れとしては、3ds Max 2022にある「CAT」や「character studio」といった機能を使ってモデリングをした後、「Flame assist」や「Media & Entertainment Collection」の機能を使って音源に合わせてアニメーションを付けていきます。

これらの機能は当然はじめて目にするものでしたので、目にする文字や耳にする言葉の意味を理解することから始まり、各機能の特徴や違いを把握することから、私の仕事は始まりました。

機能や使い方を覚えるのは大変でしたが、社内研修や先輩社員からの指導の効果もあって、入社1ヵ月では一通りの作業をできるようになっていました。

ありがたかったのは、最初の1か月間において先輩社員のひとりから毎日一時間ほどのレクチャーをいただけたことです。

経験者でしたら「知っていて当たり前」と言えるような点も私の知識・技術レベルに合わせて教えていただけたことが大きな助けになりました。

仕事を覚えていくうちに、どんどんデザイン業務の奥深さにも触れていきました。
以前の会社での簡単なデザイン・イラストの単純作業とはわけが違います。

携わるゲームキャラクターにどのような感情や特性を持たせるかまで考えて、それを実現するために試行錯誤する。
それは、私にとって非常にやりがいを感じられる仕事でした。

5その後、どうなったか。

転職してから3年が経って、今思うことは。

これからのキャリアプランを考えるイメージ

転職するまで、私は毎日の仕事を淡々とこなすという働き方でした。
上司と部下の板挟みと機嫌取りでストレスを感じることも多かったです。

「家族のためそして老後のため」と自分に言い聞かせていました。
半ばあきらめの思いや世間体を気にして、他の選択肢や可能性を考えることなく生きていました。

それが今や、そうしたストレスや重荷から解放され、自分が若い時からやりたかったこと、というより自分自身でも気が付いていなかったゲームデザイナー分野を開拓して楽しみながらクリエイターとして働くことができています。

気にしていた年収は前職より2割ほど減少しましたが、自分自身への自己研修も兼ねて残業をこなし、少しずつスキルを身に着けた結果、今では前職より若干上回る年収までになっています。

ある程度仕事も覚えてくると自然と残業時間も減って、自分で自由に時間を管理できるようになりました。
今では家族と過ごす時間も増え、精神的なゆとりも持てるようになっています。

妻との会話にも花が咲くことが以前より多くなり、家事を手伝うことも多くなりました。
妻からは、「前の生活とは大違いだ」とよく言われます。

これまでは夫婦関係も若干冷え気味でしたが、改善してきているようです。
心なし、私たち夫婦に接する子どもたちも、以前より明るさが増したと感じています。

◇ ◇ ◇

転職して思ったことは、「今の自分の現状や周りの目を気にしたり恐れることは、意味のないことだ」ということです。

大切なのは、正直に自分の心にあるものを見定めること、そしてそれを実現するためのふさわしい手段を見つけて行動することです。

私の場合、高校時代の友人がロールモデルとなり、そしてマイナビクリエイターの担当エージェントさんが行動を後押ししてくれました。
逆説的ですが、他人の目は気にしすぎずにいるべきですが他人からの協力はとても大切です。

40代以降は、転職に限らず「若い人たちと比べてパフォーマンスを発揮できるか」が気になることは多いと思います。

結局は自分がどれだけ努力できるかにかかわるのでしょうが、少なくとも今私の関わっている3DCGデザインの分野はまだまだ未開発の領域が多く、考える力とチャレンジ精神さえあれば40代でも活躍チャンスはまだまだあります。

一度きりの人生ですので、年齢を気にして自分の限界を定めるよりも、思い切りと熱い心でチャレンジするほうが充実感は持てるでしょう。
そうした想いをこれからも強く持ちながら、毎日を生きたいと思います。

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