『みんなの転職「体験談」。』
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転職体験談:電気工事士から電気施工管理士へ。その一歩が、状況を変えた。

転職前

BEFORE
職業
電気工事会社
職種
電気工事士
従業員規模
約20名
年収
350万円
会社名

転職後

AFTER
職業
電気工事会社
職種
電気施工管理技士
従業員規模
約30名
年収
450万円
会社名

目次

きよしさんの転職ストーリー

1これまでの私

40代になるまで、ずっと電気工事士として働いて。

電気工事士のイメージ

転職前は電気工事会社で電気工事士として働いていました。 ビル内の屋内電気設備の設計・施行を行う仕事です。

現場仕事が多く、朝は早くに始まり夜は遅くに終わる仕事でした。
ずっとこの仕事できて、気づけばもう40代。
もっとプライベートの時間が欲しいと思いつつも、新たな仕事に就ける自信もなく、毎日淡々と働いていました。

家族構成は、私と妻、そして子どもの3人です。

私の家系はどちらかというと、現場仕事の人間が多かったのですが、一方、妻側の親族は教師ばかりの公務員家系でした。

30歳になって妻と結婚して、その前後に妻の実家と収入面の差を知って、劣等感を抱くことが多かったです。

結婚してからは、子どもの産休・育休時期以外は基本、共働きでした。

妻は保育士としてフルタイムで働いています。
ですが、私の方が仕事の拘束時間が長いこともあって、家事や子育てはすべて、妻任せになっていました。

2転職のきっかけ

今の働き方を、このまま続けるわけにはいかない。

教育費が嵩むイメージ

転職をしようと思った理由は、3つあります。

ひとつは、収入面。これから子どもの教育費を払いつつ、老後の資金を貯めていくのに今の待遇のままでは心許ないと常々思っていました。

ふたつ目は、40代になって体の疲れも出てきて、今の働き方を続けることに不安を持つようになったことです。

そしてみっつ目は、家庭のことを妻に任せっきりにし、家族サービスもあまりできていない負い目です。

転職しようにも、今の私の経験ではそれら3つの問題を解消できるような職場に入ることは難しいことはわかっていました。

それで考えたのが電気施工管理技士の資格でした。

電気工事施工管理技士は国家資格で、電気工事の管理業務が主な仕事です。
上流工程になるので、収入面での優遇と、そして拘束時間も軽減されるだろうことはわかっていました。

これまでも資格を取得する機会は何度もありました。
ただ、そのたびに「今は忙しいから」と避けてきていたのです。

(だが、このままでは状況は変わらないだろう)と一念発起し、私は電気工事施工管理技士1級の資格を取得しました。

社会人人生において、私がはじめて「攻めの一手」に転じた事柄でした。

資格取得できたことで、「自分は、まだやれる」という自信にもつながったと思います。
私はその流れで、転職活動へと踏み切りました。

3転職活動中

転職活動中に、社長がかけてくれた言葉。

退職について社長と話すシーン

転職で意識したことは、「今よりも待遇の良いところを選ぶこと」、そして「ダラダラ活動を続けずに、3ヶ月以内に決めること」の2点です。

転職サービスはdodaを利用しました。

dodaの良かった点は、サービス上から履歴書を作成でき、そのままエントリーできることです。
エージェントからの連絡も受けましたが、私は自分で求人を検索して応募するやり方の方が性に合っていました。

タイミングがよかったのかもしれませんが、電気工事施工管理技士向けの求人で実務経験が浅くてもOKという求人をいくつか見つけて、そのうち一社から早いタイミングで内定をいただきました。

活動中で苦心したのは、面接の時間を確保することでした。
はじめのうちは転職していることは明かさずに半休をもらうなどして面接の時間を取っていましたが、明らかに他の社員に迷惑がかかっているのを感じました。

面接が毎週のように入るようになって、さすがにこのまま休みを取り続けながらの活動は気が進まないと思い、社長に退職の意と現在転職活動中であることを正直に打ち明けました。

小さい会社でしたので、社長も一従業員の私の様子を知っていたのだと思います(おそらく、転職しようとしていることも予想していたのでしょう)。

社長は、「有給もかなり残っているし、1ヶ月間転職活動に集中してみたらどうだ」と言ってくれました。

その厚意のおかげもあって私は残りの期間を転職活動に集中できて、結果内定を得ることができたのです。

社長が私の転職を容認した背景には、きっと色々あったのだと思います。
業績はいつも厳しいと言ってましたので、人件費の問題もあったでしょう。もしくは、私よりも若い人を採用したいという想いもあったかもしれません。

ですが、シンプルに厚意であったと受けとめようと思いました。
意志の弱い私は、あのとき社長から背中を押してくれなければ、きっと転職は果たせなかったでしょうから。

4転職後

転職後の新しい職場で、待ち受けていた環境は。

電気工事施工管理技士のシーンイメージ

転職後の新しい職場で、まず悩んだことは人間関係の構築でした。

職場はほとんどの社員が自分よりも若く、かつ私は新しいコミュニティに自分から入っていくことがあまり得意ではありませんでした。

あとは、現場で仕事をする職人さんは気難しい人も少なくなく、新参者の私に塩対応することもたびたびありました。

ただ、前職でさんざん現場経験をしていたこともあって、電気工事士の人や職人さんが何を考え、何を不満に思うかは大抵把握することができました。

それで、なるべくやりにくさや不満を感じさせないように先回りすること、それからちょっとした雑談にも加わることを意識しました。

そうして3ヶ月ほど経ったときには、同僚や職人さんとも和気あいあいとコミュニケーションを取れるようになりました。

施工管理技士の仕事も少しずつ慣れてきて、どこまで自分で動き、どこから相談しながら進めていくべきかの判断も付くようになりました。

これらは、資格を取得したからというよりも前職の経験が大いに役立ったと思っています。

5その後、どうなったか。

大切なのは、「最初の一歩」。

これからのキャリアに向け、最初の一歩を取る40代男性のイメージ

思えば私のこれまでの人生は、将来のために何をすべきかについて向き合わずにズルズルと先延ばしする習慣が染みついていました。

きっかけは資格取得でしたが、その一歩を踏み出せたことで転職もでき、転職後の環境を整えることができたと思います。

最初の一歩、これが大切なんでしょうね。

歳を取るとともに、諦めなくてはいけないことは増えていきます。
ですが、だからこそ諦めてはいけないものに対して果敢に行動することが大事なんだと思います。

◇ ◇ ◇

転職をして2年が経った今、職場では新たなプロジェクトがスタートすることになりました。
私もそのプロジェクトメンバーの一員として仲間と日々企画・アイデアを出しあっています。非常にやりがいのある仕事です。

プライベートにおいても、仕事は定時に上がれる日が多いので、家族との時間もしっかり持てるようになりました。

転職前と比べて、状況はかなり好転したと思っています。
ですが、この状況がベストかというと、まだまだチャレンジが必要です。

もっと収入を上げていきたいですし、その為には仕事の効率も高めていかなくてはいけない。家事や子育てについても、まだまだ妻に頼っているところが大きいです。

さらに状況をよくしていくために、今自分ができることは何か、その為にどんな一歩を踏み出すべきか、常に考えていたいと思います。