『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

自動車メーカーから夜間警備員に。幾度となく転職を繰り返した人生|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
自動車メーカー
職種
自動車部品製作
従業員規模
3,500名
年収
250万円

転職後

AFTER
職業
警備会社
職種
夜間警備員
従業員規模
100名
年収
250万円

目次

金さきさんの転職ストーリー

1これまでの私

幾度となく転職を繰り返した人生

イメージ図:職を転々とする40代男性

思えば、幾度となく転職を繰り返した人生でした。

最後に転職したのは5年前の2107年。
当時は北海道のトヨタ自動車で準社員として働いていました。

準社員とは

「準社員」には明確な定義はなく、多くの場合正社員とパート・アルバイトの中間にある雇用形態を指します。
企業によって準社員の働き方・待遇は異なり、多くのケースで正社員と比べて給与が低く、一部の福利厚生が適応外の場合もあります。

年収は250万円、妻と子どもの3人暮らしでしたが、母親が家を残してくれたので安い給料でもなんとかなりました。

実は、トヨタ自動車で働くのは3回目でした。

若い頃は宮城に住んでいたのですが北海道に移住して10年ほどあるメーカー企業に在籍していましたが、上司との折り合いが悪くなり、辞めました。

次の仕事はサービス業でした。ハローワークからの紹介で、「1年後には正社員になれる」ということでした。
(ようやくこれで安定した生活を送れる)と思ったものです。ですが1年後に保険加入の手続きがしたくて社長に話すと大揉めとなってしまって。
結局、会社は私を正社員にするつもりはなかったのです。1年だけ上手く使われて辞めることになりました。

ハローワークに文句を言いにいきましたが取り合ってくれませんでした。
どうやら前から保険の加入で揉めていた会社だったらしいのですが、就職の際には何も教えてくれませんでした。

そして次の職場が、トヨタ自動車の準社員です。
自動車部品製造の工場勤務なのですが、ここはいつも人手が足りず、言い方は悪いですが「誰でも採用される」ような職場でした。

準社員としての契約期間は3年でしたので、満期を迎えたらまた転職活動です。

その後も新しい職場に就きましたが、また同じように1年間働いたあとに使い捨てのように投げ出されました。

そしてまたトヨタの準社員となって、これを3回ほど繰り返して。

ふと気づくと、50歳に近い年齢になっていました。

2転職のきっかけ

もう50歳。正社員になるには、転職するしかない。

イメージ図:自動車工場で働く男性

「トヨタ自動車を辞めて、また転職しよう」と思った理由はいくつかあります。

まず、私は正社員を目指していたのですが、もう50歳近くでは正社員になることは無理だと思ったからです。
実際にその年齢で正社員になった事例は聞いたことがありませんでした。

分かってはいたことでしたが、社員と準社員の格差にいつも不満を感じていました。

震災やリコールなどで会社が休みになることもあり、そうなると準社員のわたしたちはお金が入ってこない毎日を過ごさねばなりません。

また仕事も体力的にハードでしたし、残業や夜間勤務もありましたので、この先長く働ける場所ではないだろうと考えていました。

極めつけだったのが、仕事でやや大きなミスをしてしまったことです。
普段だったら絶対しないようなミスです。同僚にも迷惑をかけてしまいました。

これまで度重なる転職の失敗もあって及び腰ではあったのですが、「これはもう早々に転職したい」と思ったのです。──まさに、逃げるように退職して、それが転職活動の始まりでした。

3転職活動中

これが恐らく、最後の転職になるだろう。

イメージ図:転職面談シーン

転職活動を始めたとき、私は50歳を迎えました。
これが恐らく、最後の就職となるだろう」と考えて、不安を胸の奥にしまい込んで精力的に活動を始めました。

転職活動は大変でした。
とにかく、50歳の私が応募できるような求人がないんです。

ハローワークの相談員も、私に対して本気で支援してくれるようには見えませんでした。

妻も心配して働き口を色々調べてくれ、とにかく求人が掲載されているところはすべてくまなく確認して、応募できるところには全部応募しました。

そこでようやく見つけたのが「夜間警備」、俗にいう「夜警さん」です。
自宅から車で1時間ほど行ったところに大きな石油備蓄基地があり、そこでの警備員としての仕事でした。

応募して面接を受けたところ、すぐに採用の通知をいただけたのです。
年収は250万円、前職とほぼ同水準でした。
じつはもう一社、気になっている職場があったのですが警備会社から「早く決めてほしい」と急かされてしまい、私は(これで内定が取り消しになったら一大事だ)と思い、警備員として働くことを決めました。

全ては家族の収入を考えての就職で、やりがいや生きがいなどの期待はありませんでした。

4転職後

はじめての、夜間警備員の仕事。

イメージ図:夜間警備員として働く50代男性

夜間警備員ははじめての仕事でした。

仕事内容は基本的に「巡回」です。
時間になったら施設内を巡回しての繰り返しで、誰もいない深夜の施設内を歩いて回ります。

仕事自体は楽ですが、拘束時間が非常に長いのには面喰いました。
土日は基本24時間勤務で、年末年始やゴールデンウイークは3泊以上。
ぎりぎりの人数で回しているため、大型連休のときはどうシフトを埋めるかを従業員同士で何とかやりくりする必要がありました。

職場にはお風呂もなければシャワーもありません。
職場からは1歩も外に出られず買い物もできないので、数泊分の食事や着替えを持っていきます。

今はもう慣れましたが、面接時にここまで拘束時間が長いことは知らされていませんでした。
最初に聞いていれば就職したかはわかりません。

仕事自体は過酷ではありませんが、家にいるよりも職場に泊まる方が多い毎日に、「こんな働き方で良かったのだろうか」と思うこともあります。

5その後、どうなったか。

もし叶うのであれば、全く違う業種で働きたい。

イメージ図:これからの人生への希望

会社にも会社の都合があることはわかります。
ですが、自分たちの利益のために人を使い捨てのように扱うのはどうなのだろうかと、いつも思うわけです。

これまでの会社もそうでしたし、今の会社では異常なまでの長い勤務時間。

それ以外にも、給与面でも不満がありました。
募集内容には、「賞与(ボーナス)1万円から、昇給0円から」と書いていました。

試用期間が終わり、1年が過ぎてようやくはじめてのボーナスを受け取りました。

1万円でした。

昇給は「0円」、つまり無しでした。

私より先に入った人たちに聞くと、「賞与の『1万円から』は1万円」、「昇給の『0円から』は0円」とのことです。

だったら、そんな紛らわしい表現はせずに正直に書けばいいじゃないか、と。──そう思いませんか?

警備会社に入って5年が経ちますが、それから給与は1円も上がることはありません。

◇ ◇ ◇

もし叶うのであれば、全く違う業種で働きたいと思っています。
といいますか、夜間警備を死ぬまでやるのかと思うと耐えられない気持ちになるからです。

しかし、娘は高校生でお金もかかることで、妻は「今の仕事の方が安定していて良い」といっています。

何とか脱出したいと考えて資格取得も考えましたが、50歳で資格取得しても経験がなければ使ってくれるところはありません。

そこで、まったく目線を変えての遅ればせながらですが、コンピューター系の仕事ができないかと今更勉強しています。

幸いなことに、仕事は単調で拘束時間も非常に長いのですが、自分の時間を持つことができます。

それを読書の時間に使って、何とか知識を蓄えて異業種へ入ってみれないか挑戦したいと思っています。

目次[ 閉じる ]