『みんなの転職「体験談」。』
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リストラ後に苦労して転職した会社で、周囲から「あの年齢でその年収か」と言われて。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
商社
職種
経理
従業員規模
150名
年収
550万円

転職後

AFTER
職業
商社
職種
経理
従業員規模
50名
年収
450万円

目次

明仁さんの転職ストーリー

1これまでの私

40代にもなってフラフラしていた私が突き付けられた、妻の一言。

イメージ図:妻からの離婚のひとこと

私は35歳から40歳のときまで、いったんサラリーマンを辞めて、心理カウンセラーを開業していました。

理由はというと、長年の会社勤めに嫌気がさしてしまったのです。
かといって新たに資格を取得する根気もなく、それで、もともと興味のあった「心理カウンセリング」なら開業の初期費用もあまり必要ないだろうと思ったのがきっかけです。

そんなきっかけでしたので、当然うまく行くはずもなく。お客さんは殆ど来ずに赤字経営が続き、結局5年間で廃業しました。

心理カウンセラーを廃業したときは40歳。そして私は、再びIT企業に経理部門の一般職の正社員として就職しました。

ところが入社してから知ったのですが、転職して入ったこの会社も業績があまり健全ではなく、黒字決算と赤字決算を繰り返すような会社だったのです。

このように仕事を転々とし、40代の年齢になってもフラフラしている私に妻は嫌気がさしたらしく、私が43歳のときに

「離婚、してほしいんだけど」

と言われてしまいました。

結果、妻とは別れました。

そして私は40代半ばにして、独身・一人暮らしの状態にありました。もともと子供はいません。

私は、もともとサラリーマンという職業が好きではありませんでした。

いつかきっと再びなんらかの仕事で独立したいと思いつつ、休みの日は常に商売のネタを探していました。

2転職のきっかけ

そのリストには、私の名前も入っていた。

イメージ図:業績悪化を辿る会社

さて、心理カウンセラーを辞めて転職して入った会社ですが、入社4年後から本格的に業績悪化が深刻化してしまいました。

年度の売上高が50億円なのに対して、経常赤字は20億円
更には、翌年に入ってから一段と業績が悪化して、上半期の業績では、売上高がたった20億円に。

──このままいけば、債務超過に陥る危機です。

売上高が減少した要因のひとつに、大手メーカーから受注したシステム開発をバグだらけで納品をしてしまったことがありました。
生命線でもあった「継続的な取引」を打ち切られてしまったのです。

その後、会社はリストラを決断しました。

当時私は45歳でした。

そして、会社の退職勧奨リストには、私の名前も入っていました。

3転職中

ひとつひとつの求人案件に噛り付いて。

イメージ図:転職活動中の40代男性

退職勧奨リストに入れられて、1ヶ月間ほぼ毎日のように人事部と面談がありました。

結局、私はそのあとすぐに自発的に退職届を提出しました。ですから割増退職金はもらっていません。

退職金はわずか50万円。かつ、自己都合の退職でしたので、失業保険は3ヶ月経過してからでないと受給できない状態でした。

とても辛い日々が始まりました。

経理部からの退職者は私ひとりでしたが、他に同じ管理部門で総務や人事からも退職者がいたので、そのような人たちと連絡を取り合い、お互いに励まし合って就職活動を行いました。

45歳という年齢だったためか、一般の転職サイトを探しても求人はほとんど見つかりませんでした。

そこで、人材バンクネットという人材紹介エージェントに登録して、キャリアコンサルタントになんとか再就職できるよう、お願いしました。

「役職はなくても構いません。総務部門の庶務系の仕事や、営業事務の仕事でも構いませんから、なんとか…お願いします」

コンサルタントの方は、私が退職に至った経緯に同情を示してくださって

コンサルタント

「分かりました。なんとか頑張りましょう!」

と言ってくれました。

そして、次々と案件を紹介してくださり、私はそれらすべてに応募しました。条件が悪かろうが、業務内容に不安があろうが、とにかくチャレンジあるのみ──そう思い、必死にひとつひとつの案件に噛り付く気持ちで取り組みました。

ですが、それらの応募はすべて書類選考で落ちてしまいました。

それでも担当コンサルタントの方は、「挑戦し続ければ必ず当たりが来るから」と言ってくださりました。
本当に心理的に追い詰められた時期でしたが、そう言って励ましてくれたことは本当にありがたかったです。

そして、粘りに粘って10ヶ月間、転職活動を続けて、──ついに応募30社目で中小企業の経理職としての求人で、採用されることができたのです。

4転職後

転職後の新しい職場で、待ち受けていたものは──

イメージ図:社内で孤立する40代男性

45歳で、しかも平社員という身分での入社でした。
当初はかなり浮いた存在として、周囲から扱われました。

それどころか、いつのまにか私の個人情報が社員たちの間に流出されており、陰で笑われていることもありました。

社員X

「あの齢で年収450万か」

社員Y

「バツイチなんだって。それで、前職はリストラされたみたいよ」

──屈辱的でしたね。

社員数50名という中小企業で、まだ個人情報保護とかコンプライアンスという意識も形成されていない状態だったのでしょう。

…それで、どうしたかというと──。

我慢しました。

屈辱的でしたし、腹も立ちましたが、とにかく、耐えました。

「職にありつけただけでも助かったのだ」と思うようにして、私は我慢しました。

5その後、どうなったか。

今回の転職で得た、気付きや学びは──

イメージ図:大阪の夜景

転職して気付けたことは、色々あります。

まず、45歳での転職という経験をとおして、「世の中はとても厳しい」ということを思い知らされました。

人間すべてが平等などというのは幻想にすぎない──と。

もし、専門学校を卒業してから新卒で入社した会社にずっと勤務していたら、今頃は最低でも課長職となって部下を5名くらいは持ち、年収も700万円くらいはもらっていたことでしょう。
そして、離婚も、していなかったでしょう。

そう思うと、居た堪れない気持ちになります。

根拠のない自信を持ち続け、挙句の果てに心理カウンセラーとして独立開業してしまった自分を、その後に将来性の無い会社に後先顧みず入社してしまった自分を、今ではとても後悔しています。

いったん、サラリーマンのレールを外れた人間は、二度と本流のレールに戻ることはできないのだということを思い知りました。

◇ ◇ ◇

現在はようやく仕事にも慣れてきて、次第に周囲の社員とも普通にコミュニケーションが取れるようになってきました。

ですが、そんな今でも、「もしかしたら独立開業を目指せる道があるのかもしれない」と思ってしまう、自分がいます。

私のこの、「独立精神」はいったいどこからやってくるのでしょう。
なぜこうやって「チャレンジしたい」という気持ちが芽生えてくるのでしょう。

──それが、私にも、どうしても分からないのです。

今は、この会社を定年退職するまでに、お金を貯めて何か新しいビジネスを始めてみようと──そんなことを、考えています。

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