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デイサービス看護師から、父の介護をきっかけに夜勤専従の勤務に|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
介護施設(デイサービス)
職種
介護士
従業員規模
約20名
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
介護士施設(有料老人ホーム)
職種
看護師
従業員規模
約40名
年収
400万円

目次

thefilnalさんの転職ストーリー

1これまでの私

デイサービスの、看護師の仕事。

イメージ図:デイサービスで働く看護師女性

転職したのは、2021年の12月です。
それまで、デイサービスの看護師をしていました。

デイサービスとは

デイサービスとは、高齢者等の利用者に対して、健康チェック、入浴(介助)、集団体操、食事(介助)、レクリエーション等を提供する、日帰りの介護施設です。

参考:介護の仕事「デイサービス(通所施設)」は大変?初めてのデイを目指す人にポイント・注意点を紹介

当時の職場には、オープニングスタッフとして働き始めました。
ですので、同僚の人たちとは仲間意識がとても強かったですね。

介護士の方たちとも新しいレクリエーションを考えたり、一緒に実践したりしていました。
また、新規の利用者様の機能訓練メニューの立案、計画の見直しなど、看護師業務以外にも様々な仕事に関わっていました。

とうぜん看護業務もありましたので、業務時間はとても忙しく、機能訓練などの書類作成はいつも時間外に実施していました。
毎日、業務開始の1~2時間前に出勤しての早残業でした。

不満だったことは、一緒に働く看護師さんの技術レベルがやや低かったこと、そして期以後業務にあまり積極的に関与してこなかったことです。
私は看護師でしたが介護の仕事にも積極的に関わっていきたい(というか、そうしないと利用者様に満足いただけるサービスを提供できない)と思っていましたので、ときに業務が私に集中してしまうことがありました。

でもその分、介護士の方々からは信頼していただけたので、それで頑張ろうという気持ちは充分持てていました。

家族構成も両親との3人暮らし。私自身は独身です。
家事については、母と分担して行っていました。

生きがいにしていたのは、大好きなバンドのライブです。
仕事は毎日残業でしたが、私のほうである程度業務を管理していたので、予定がある際には残業せずに帰ることもできました。

仕事のあとにライブに行けば、それはもうヘトヘトです笑。
でも、なんていうんでしょう。元気になるんですよね、心の方が。

そしてまた次の日から、仕事に集中できていました。

2転職のきっかけ

父の介護。日勤の仕事は、続けられない。

イメージ図:在宅医療中の女性

私が「転職しよう」と思ったのは、家庭の事情でした。

父ががんを再発したのです。
胆管がんと肺がんでした。

父は10年前に胆管がんで手術をしたことがあり、また高齢だったこともあって再度手術をすることはできませんでした。
また、父は在宅医療を希望していたので、化学療法の治療や体調不良による緊急入院の際以外は自宅で父を介護する必要がありました。

母は私と同じ看護師でした。ただ、働いているクリニックでは看護師が母一人しかおらず欠勤がまったくできない状況でしたので、必然的に私が父の介護をすることになったのです。

父は要支援1で自立度は高かったのですが、食事の用意・受診・内服の介助は介入が必要でした。
そのため、日中の時間は介護にあてる為、仕事は夜勤にしようと考えたのが転職の経緯になります。

3転職活動中

介護をしつつの転職活動。

イメージ図:父親の介護をする女性

デイサービスの仕事を辞めてからは、父の介護をしつつ転職活動を続けました。

転職活動にかかった期間は半年ほどです。

ナースキャリアネクストという転職サイトを利用しましたが、正直ここはあまり良くありませんでした。

担当になったエージェントの方があまり医療業界について詳しくなかったのか、こちらの希望と伝えても何度も同じことを質問してきたり、電話で話した直後に確認し忘れたことがある、として電話をかけてきたことも多々ありました。

看護師は他の職種と比べて求人が多かったため、「紹介される求人がない」ということはありませんでした。
また、近所の職場を中心に探すこともできました。

ですが、父の介護もありましたので面接を多く入れることは出来ず(日中に父を一人にする時間を少しでも短くしたかったので)、また私自身しばらくデイサービス勤務が続いていたので、総合病院やクリニックの職場で働くことに少なからずの不安がありました。

そうしたこともあって時間はかかったのですが、最終的には希望通り、1週間に3回ほど夜勤ができる介護施設の職場(有料老人ホーム)を紹介してもらえて、そこで入職が決まりました。

残念だったことは正社員として働きたいと思っていましたがそれが適わなかったことです。
夜勤専従という業務形態でしたので、正社員になることは不可能でした。

また、給料が減ることも懸念としてありましたが、新しい職場の人員不足もあって週に3回の夜勤が確保できて(当初は週2回というお話でした)、結果として前職以上の給料をもらえることになったのは良かったです。

4転職後

はじめての、夜勤専従の仕事。

イメージ図:有料老人ホームで働く看護師女性

新しい職場は、有料老人ホームです。
有料老人ホームでは基本医療処置を行いません。
そのため、しばらくデイサービス看護を続けていた私でも技術的な不安なく仕事ができました。

夜勤看護師の主な仕事は、痰吸引と経管栄養の注入、そして朝の食事介助です。
それから必要物品の補充やごみの片づけ、食事に伴う血糖測定やインスリン注射などの業務もあります。

夜勤の時間帯は、看護師1人と介護士2人で回します。
おむつ交換や体位交換などの介護業務は介護士さんが実施してくれるので、あわただしく走り回ることなく精神的にも余裕を持って働けています。

職場の人間関係については、最初のうちは苦労しました。
最初の研修の際に教育担当から「言われなかったことができていない」と注意されました。
──つまり、もっと積極的に動いてほしいということです。

そのほか、研修の際に言われたことと真逆のことを要求されたりと、混乱することも多々ありました。
ただ、そうした注意の際も回りくどくなく、はっきり丁寧に指摘してもらえたので、「なるほど、この職場ではこうなんだな」とすんなり受けとめられました。

私は夜勤専従ということで日勤のスタッフの方々と顔を合わせる機会は少ないのですが、引継ぎの際にちょっとした雑談をすることもあって、半年経った今では気心の知れた人たちも数人できました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。現在の私のモチベーション

イメージ図:スキルアップを意識する看護師女性

夜勤専従の働き方は、今回がはじめてでした。

日勤の看護師と比べるとやや立場の弱さを感じることもあり、例えば、看護的なアセスメント(利用者や患者の状態を観察・調査して、独自の見解・評価を示すこと)が反映されないことも少なくありません。

一方で、「利用者様の夜間の安全を守っている」と感じられることは多く、それが私にとって自信になっています。

また、夜勤は比較的時間の余裕があることで、利用者様お一人おひとりに必要だと思えるタイミングで必要と思える介入ができることも、この働き方の魅力だと気づきました。

一緒に夜勤をする介護士さんは、2人でおむつ交換や、失禁した方の寝衣交換に入っています。
ところが、もちろん介護士さんにも休憩があるため、介護士さん1人でそれらの介護をしなければならない場合があります。

介護士さんは遠慮して看護師に協力を求めることはないのですが、時間がある時には積極的に協力することで、スタッフ間の信頼関係をより深めていきたいと思っています。

こちらからコミュニケーションを取ることで介護士さんも安心して頼ってくれるようになるので、こちらからどんどん関わっていきたいと思います。

同時に、入居者様にも積極的にお声をかけて、夜間、入居者様が寝てしまう時間の看護師ですが、安心して頼ってもらえるようになりたいです。

◇ ◇ ◇

転職して1年経った今も、父の介護と夜勤看護の仕事を続けています。
たまに疲れてしまったり落ち込むこともありますが、それでも明日を一生懸命頑張ろうという気持ちを持てています。

家族に対して、職場と社会に対して、私一人ができることは何かを考えたときに、「今できることをやれている」という感覚があるからです。

必要とされている仕事ですし、そのことを実感できていることが、私の仕事と日々の生活へのモチベーションになっています。

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