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歯科技工士として40代のはじめての転職。ボンボン社長から「裏切り者」呼ばわりされて|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
医療系
職種
歯科技工士
従業員規模
10人
年収
500万円

転職後

AFTER
職業
医療系
職種
歯科技工士
従業員規模
5人
年収
600万円

目次

やまさんの転職ストーリー

1これまでの私

働いて、給料が貰えれば、それで良い。

働いて、給料が貰えれば、それで良い。

専門学校卒業後、「歯科技工士」となりました。

歯科技工士になったのは、親戚がその仕事をしていて、話を聴いているうちに、

(面白そう、自分もやってみようかな)

と思ったのがきっかけです。

就職先の会社は、社長が親と知り合いだったこともあり、紹介されて入社しました。

仕事は、大変でした。
でも、それなりに面白い仕事だったので、なんとか続けてこられました。

35歳で結婚して、子どもも生まれました。

一方、仕事はどんどん増えていき、朝から始めて、深夜までかかることが増えていきました。

それで体を壊すこともありましたが、とにかく家族を養わなければという思いで、懸命に働きました。

「やりがい」、「生きがい」は考える余裕がなかったというのが、実際です。

(働いて、給料がもらえれば、それで良いだろう…)

そんな思いで、生活していました。

2転職のきっかけ

ボンボン息子が、社長の後を継いで。

ボンボン息子が、社長の後を継いで。

その会社で働き始めて10数年たったとき、先代の社長が病気になり、急遽、後任にその息子が社長に交代しました。

その息子はいわゆる「ボンボン」で苦労知らずで、私はどうなることか心配になりました。

私は、先代の社長に入社以来お世話になっていたので、その義理を果たそうとの思いでこれまで働いてきたのです。

しかし、先代の社長がその後しばらくしてお亡くなりになられて。

それから、会社はどんどん不安定な状況となっていきました。

若社長は、短気でこらえ性がなく、いろんな人とぶつかるため、得意先がどんどん離れていきました。

社内でも、無理難題を押しつけてきて、私たちがそれに対応できないと怒鳴り散らし、また、残業代も支給しないで働かせるようなこともしました。

私は、義理を欠いてはいけないとの思いで我慢し続けましたが、我慢の限界を迎えました。

親友に相談したら、

親友

「この先もあるんだから、転職もありじゃないか」

とアドバイスしてくれて。

そして私は、転職に踏み切りました。

3転職活動中

同業の方からの誘いを受けて。

転職活動中。同業の方からの誘いを受けて。

私は実際に転職先を探し始めました。

私の場合、歯科技工士の仕事しかできませんので、転職先といっても限られてきます。

それに、年々、競合するところが増えて行って、つぶれるところも少なくない業界でしたので、私は転職先探しに難儀しました。

心を許せる同業者の人にこっそりと情報をもらいながら、探しましたが、なかなかいいところが見つかりません。

とにかく、社長の耳に私が転職先を探しているということが入ったら大変なことになりますので慎重を期しました。

そんななか、その同業の方が、

同業の方

「なんだったら、うちに来ないか」

と言ってくれたのです。

──嬉しかったですね。

長いトンネルの先に、ようやく出口の光が見えてきた──、そんな想いでした。

しかし、その会社は私が働いていた会社と競合関係にありました。

(若社長がこのことを知ったら、なんと言うだろう…)

そのことが、とても気がかりでした。

4転職後

転職を会社に告げたときの、若社長の反応は。

転職を会社に告げたときの、若社長の反応は。

私は、ついに誘われた会社に転職する判断をしました。

そして、そのことを若社長にも伝えました。

若社長

「この、裏切り者が…!」

若社長は、私に対してそう言い捨てました。

そして、相当頭に来たのでしょう、あることないこと私の悪口を自分の社員に吹き込んでいったのです。

私が大金に目がくらんで会社を移ったとか、女癖が悪いとか…、そのようなことです。
とにかく、散々なことを言われました。

でも、そんな風に言われて、逆に私は会社を移ろうという意識を強く持てたような気がします。

それまでは、辞めることにためらいがありましたし、亡くなった先代への義理を欠くということで苦しい思いをしていましたが、今の若社長から受けた対応を考えると、未練は殆ど感じられなくなり、いさぎよく退職できました。

それは、良かったんじゃないかなと思います。

新しい会社は、とても良い環境でした。

社長の方もほかの皆さんも人柄がいい方ばかりで、

社長

「いろいろあって大変だけど、気にせず、のびのび仕事をしてくれ」

と言ってくれました。

口添えしてくれた同業の方も、何かと心を砕いてくれました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って思うこと。そして、これから目指したいこと。

「人は石垣 人は城」

何かの昔の歌に「人は石垣 人は城」という歌詞がありますよね。

今回の転職を通して、何かをする時に力になるのは「人」の力だと思いました。

それまでは、努力をしていけば必ず報われると信じてやってきましたが、努力と共に、人を大事にしていくことが必要だと。

先代の社長

「人に恩を売っておけ」

先代の社長から、良く言われた言葉です。

若いころは、(歯科技工士の仕事は人間関係よりも、技術を磨くことが大事な仕事だろう)と思ってきましたが、先代の社長からそのように言われ、その言葉を信じて、面倒な仕事でも嫌な顔をせずやってきました。

いざという時に、助けられたのはその結果ではないかと思っています。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」

戦国武将の武田信玄が残したとされる言葉。
「国を守る一番の要は『人材』である。また、『情け』は人の心を繋ぐうえで大切なものだる。しかし『仇』が多が多くなると国を滅ぼすことになることになってしまう」という意味。

残念に思ったのは、そのように助けてきてあげた人の中でも、前の会社の若社長にたぶらかされて、私の悪口を触れ回った人がいたということです。

人間、いろんな人がいますね。

◇ ◇ ◇

今はとにかく、私を助けてくださった方々に恩返しをしたいという思いでいっぱいです。

それは、前の会社の亡くなった先代と、若社長に対してもそう思っています。曲がりなりにも、私を雇ってくれ、給料を下さったのですから。

そのために、常に初心に立ち返り、謙虚に技術を磨きに磨き、お得意様に心から喜んでもらえる仕事をしようと決意しています。

技術とともに、自分の人間性も磨かなければと、50歳を前にして思うようになりました。

仕事人としてという以前に、人としてどうなのかということが大事だと思うので、毎朝、仕事を始める前に、今日はこういう一日にしようと決めて臨んでいます。

転職を決断して本当によかったと心から思える毎日です。

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