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転職のきっかけは妻の家出。仕事一色の働き方から、ネットワークエンジニアの安定した働き方へ|私の転職体験談

タッカー さん(男性 42歳 埼玉県)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
システム開発
職種
サーバーエンジニア
従業員規模
101~200名
年収
500万円

転職後

AFTER
職業
ネットワーク運用・保守
職種
ネットワークエンジニア
従業員規模
50名
年収
510万円

目次

タッカーさんの転職ストーリー

1これまでの私

「仕事一色」の生活で、家庭を疎かにしていた私。

イメージ図:サーバーエンジニアとして働く男性

大学を卒業してから、プログラマーとして8年間働きました。

インフラ・ネットワークに強かったこともあり、その後、社内転職でサーバーエンジニアになって。

その2年前に結婚をしてたのですが、まあ「仕事一色」の生活でした。

部署異動をきっかけに夫婦の時間も増やしていこうと考えていたのですが、残業や休日出勤が続き、自宅と会社の往復だけの毎日が続きました。

(このまま仕事優先の、家族を顧みない生活で良いのだろうか)とは思っていたんです。ですが、解決に向けて何か行動を起こす気にはなれなかった。

ある時、妻から

「この日、有給を取ってほしいんだけど」

と言われたことがありました。

それに対しての私の回答は、こうでした。

「ごめん、ちょっと難しいと思う」

今考えれば、もっと言い様はあったんだと思います。

そもそも、なぜ妻はその日私に有給を取ってほしかったのか。その理由すら私は確認しませんでした。

2転職のきっかけ

妻がいないことに気づかなかった2日間。

イメージ図:誰もいないリビング

ある時、同僚が3日間病欠したために、ほぼ泊りがけで働く日が4日間続くことがありました。

ようやくひと段落ついて帰宅したとき、妻は家にいませんでした。

(買物に出かけているのだろう)と思い、私はシャワーを浴びて仮眠を取ることにしました。

眠りから覚めたとき、家のなかが変わらずシンとしていることに違和感を感じて妻に連絡をしてみましたが、返事がありません。

夜になっても帰宅しない妻にさすがに不安を覚え、妻の友人数人に連絡してみたところ、そこではじめて妻が2日前から実家に帰ってしまっていたことを知りました。

そして、なんとか半休をもらって妻の実家に行ったのがその3日後でした。

妻からは、「いちどこれからのことをじっくり考えたい。そのあと、家には戻る」と言われました。

ひとり帰りの電車では、そのときの妻の私への態度を何度も思い出しました。

私の妻は、いつから私に対してあんなに冷たい表情をするようになったのだろうと。
実家に戻っても2日間も放置され、さらにそれから3日目にようやく迎えにくるような夫なら、愛想もつかされてしょうがないとも思いました。

──いや、それ以前にここ数ヶ月私は妻の目を見て会話したことはあっただろうかと。

とにかく、このままでは離婚の危機だということはよく分かりました。
今の仕事一色の生活は、変えていかないといけない。

問題は、「どう変えるか」です。
なんとも安直な考えでしたが、(まずは、久しぶりに夫婦水入らずで旅行にいくのはどうだろう)と思い至りました。

そこで上司に「3日ほど有給を頂きたい」とお願いしたところ、

上司

「今は忙しいから勘弁してくれ」

と、見事に却下されてしまいました。(まるで、以前妻から有給を取ってくれと言われたときの私の態度とそっくりでした。)

じゃあいつだったらいいのか、そんなフォローの言葉もなく、(厄介なことを言ってくるのはよしてくれ)という無言のメッセージだけがただただ伝わってきて。

そこでようやく、私はこれまでの働き方が異常だったということを自覚できたわけです。
そしてその働き方を改善するためには、転職以外の手段はありませんでした。

3転職活動中

ワークライフバランスを優先し、ネットワークエンジニアへ。

イメージ図:転職面談シーン

転職するにあたり、今まで培ってきたプログラミングとサーバー構築技術については、ある程度自信がありました。

しかし、同じような職場に転職しても生活改善にはならないだろうと考えて、私はネットワーク運用の仕事を探すことにしました。

ネットワーク運用とは、ネットワークの維持管理業務です。ネットワークにトラブルが起こった際の対応やメンテナンスなどを通して、安定したネットワーク環境を整えることが主な業務内容です。

もちろん「ネットワーク運用の仕事が楽」ということはありませんが、今の短期サイクルのプロジェクトをいくつも抱えるような働き方よりも、ワークライフバランスを取りやすいだろうと考えたわけです。

転職サイトはレバテックキャリアを利用しました。
かつての同僚からも良い評判を聞いていたためです。

担当エージェントの方もエンジニア出身者でしたので、話もしやすかったです。

転職の条件として、

「会社規模も収入も今より落ちても構わないので、家族と過ごせる時間を作れる働き方がしたいです」

と伝えました。

2回の面談を経て、「夜勤ありの業務ですが、このあたりの求人は就業時間の管理もしっかりしていて、有給も取りやすいだろう」といくつか求人候補を紹介してくれて。

そのうちの一社に応募したところ見事内定をいただき、私はネットワークエンジニアとして次のキャリを歩むことが決まりました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:ネットワークエンジニアとして働く男性

転職先の職場は、従業員数が50名ほどの中小企業でした。

年収条件は前職とほとんど変わらずに転職できたのは幸いでした。
これまでのサーバーエンジニアとネットワークエンジニアの経験を評価していただいたからでしょう。

私の所属するネットワーク運用の部署は18名。
基本的に3名ずつでチームを組んで、1チームが稼働しなかった(休暇を取った)としても業務を回せる体制でした。

話に聞いていた通り、残業はほとんどありませんでした。
ただし、それは残業代による人件費のコストを抑える為であって、ときに無理やりにでも時間内に仕事を終わらせる必要がありました。

相当効率的に予定を組まないと、すぐに時間切れとなってしまいます。

更には社長が時々フロアにやってきて、

社長

「オフはしっかり休めよ!」

と声掛けをしてくるのですが、それも(急いで仕事を終わらせないと)というプレッシャーになりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:ワークライフバランスのメモ

社長の考え方では、人間が仕事をしている以上は、誰かが毎日欠勤する可能性があると考えるべきであって、ギリギリの人数で回すことは良くないというものです。

後になって、社長がシステムエンジニア時代にその多忙な生活から離婚を経験していたことを知りました。

そしてその話を聞いて、私は否応にも前職での働き方を思い出さずにはいられませんでした。

休みなく働くことを前提としていた前職の職場と、そして私自身。
転職していなければ、確実に私も妻と離婚していたでしょう。

仕事へのプレッシャーは変わらずありますが、それでも今の職場では以前より「人間らしい働き方」ができるようになって、そのことには感謝しています。

日常の妻との会話も、以前より大分増えました。

◇ ◇ ◇

今の会社は規模も小さいため、若干の将来的な不安もあります。
ですが、業績が悪化した際もきっと社長は私たちを見捨てずに奮闘してくれるだろうと思っています。

また、私も今の会社をより安定稼働していけるように尽力したいです。

転職が多いITエンジニアの世界ですが、同じ会社で長年働き続けることが出来る環境が整っていれば、安心して家族を養えます。

そんな職場環境づくりに関わっていきたいと思います。

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