『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

私の転職体験談:「ブラック」な訪問介護事業所から、家業を継いで事務職に転身。

転職前

BEFORE
職業
訪問介護事業所
職種
ホームヘルパー
従業員規模
25人
年収
200万円

転職後

AFTER
職業
メーカー
職種
事務職
従業員規模
8人
年収
200万円程度

目次

にゃんもみさんの転職ストーリー

1これまでの私

利用者の命を預かる重要な仕事。

イメージ図:利用者の命を預かる重要な仕事。

私は以前、ホームヘルパーをしていました。介護の必要な高齢者のお宅へ伺い、介護をする仕事ですね。

そのころは「ホームヘルパー」という資格が注目されていて、重宝される仕事だったんです。
13年ほど勤めていました。

訪問介護はヘルパーが一人で伺うため、いざという時の判断がとても重要なのです。
それこそ、生死を分けるような重大な判断を伴う時もあります。

介護職の9割は女性が占め、そのぶん人間関係の難しさもありました。
ですので、1人で働ける訪問介護という仕事は、人間関係のしがらみが苦手な私にはぴったりだったと思います。

仕事上のやりがいもたくさんありました。
たとえば高齢者の方から「ありがとう」と感謝の言葉をもらったり、その方が介護を経て明るく元気になる姿を見れることです。

(ああ、この仕事をやっててよかった!)

そんな達成感を感じられましたね。

家族構成は両親と兄の4人家族です。
兄は一人暮らしをしていましたが、私は当時独身で、両親とともに暮らしていました。

父は自営業で建設業を営み、母はその事務員として現役で働いていました。

2転職のきっかけ

勇気を持って報告をした、その私が責められて。

イメージ図:勇気を持って報告をした、その私が責められて。

うつ病を患っている男性のお宅に、何度か訪問に通っていた時期がありました。
その時の出来事です。

男性

「~歳のヘルパーさんを寄越してください」

という要望を事前に伺っており、たまたま手も空いて条件にも合致する私が訪問することになったのです。
普段はそういった年齢制限など指定されることがなかったので、「不思議だな」と思っていました。

2度目に訪問したとき、その男性から告白されました。

事務所に報告するべきか、かなり悩みました。うつ病を患われていますし、傷ついてしまうんじゃないかと。
しかし、こうなってしまった以上、今後も私が訪問をするわけにはいきません。私は思い切って事務所に報告をしました。

すると、

所長

「あなたが勘違いさせるようなことをしたんじゃないの?」

と責められたのです。
耳を疑いました。私たちヘルパーを守ってくれる立場である所長の言葉です。

以来私の中で、会社への信頼がガラガラと崩れ落ちました。

日常生活でも変化がありました。親戚が立て続けに亡くなったのです。

忌引きを貰おうと、所長に掛け合ったところ

所長

「今、人手が足りないのは分かっていますか? 休みは許可できません」

そう言われ、私は葬儀にも出ることができませんでした。
私がぎっくり腰で動くのが辛かった時も、やはり休ませてはくれませんでした。

そんなことが重なってきますと、次第に

(こんな人の下で働きたくない)

と考えるようになったのです。

3転職活動中

家業を継いだ兄に便乗して。

イメージ図:家業を継いだ兄に便乗して。

当時、職場の同僚で妊娠しながら働いている女性がいました。
臨月も近く、お腹も大きくなってきているにも関わらず、そんな彼女ですら休みをもらえていなかったのです。

これには私も呆れ返りました。

私も精いっぱいフォローに回ろうと、何度かシフトも交代してやっていたのですが、それにも限界がありました。

「もうこれ以上働くのは無理だよ。一緒に辞めよう」

私が相談すると、彼女も賛成してくれたため、退職を決意しました。

彼女は出産を控えているため、退職もやむなしでしたが、私には確たる理由がありません。
所長を納得させ、なるべく後腐れなく退職をするにはどうすればいいのか考えていました。

ちょうどその頃、父の会社を兄が継ぐことになったのです。
それを機に会社を法人にするとのことでした。「これだ!」と思いましたね。

「父の代からの事業を継ぎたいので、辞めさせてください」

所長は、かなり渋々といった体でしたが、最終的には許してくれました。

ちょうどいいタイミングで舞い込んできたこの話に、とても感謝しました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:新しい職場で、待ち受けていた状況は。

兄が継いだ後の会社では、経理や事務関係ができる人が不足している状態でしたので、私がそのポストへ入りました。
兄妹ですから気心も知れていますし、正社員として働かせてもらえることになりました。

ほとんどブラックに近い介護の勤務体系に比べれば、かなり楽なものだろうと思っていました。
以前に簿記検定の資格は取得していましたし、不安はほとんど無かったですね。

しかし当然ながら、そんなに甘い仕事はありません。
実際には書類作成や許可申請などの細かい処理がたくさんあり、未経験の私は戸惑いました。

兄に相談しても、兄も事務関係には疎いためか

「好きなようにやってくれてかまわないよ」

と、軽くかわされるばかり。
自分で調べて勉強しながら、仕事に慣れていくしか方法はありませんでした。

まったく知らない世界を覗いてみることは楽くもあったのですが、不安が大きくて辛かったですね。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:転職を振り返って、今思うこと。

会社を法人化するための企業方法など、会社の内側から、そういったことを見て経験できたのは貴重だったと思います。

私が会社の事務をすべてこなしているので、会社の実情のほとんどを知れているのも、かなりの強みだと思っています。

ただ残念なこともあります。たとえば従業員のほかに接点のある人がほとんどいないことです。
介護を選んだのも、もともとは人と関わる仕事がしたかったからなので。そこに折り合いをつけるのは、今でもたまに難しかったりします。

それから、もともとは体育会系の人間なので、デスクワークは少し向いていないところもあると思います。

◇ ◇ ◇

今後もし時間ができたら、プライベートでいろんな人と関わってみたいです。
最近の興味は太極拳ですね。楽しそうです。

仕事の方では、会社の規模を拡大するために、もっともっと頑張りたいなと思います。
人が増えたら、会社も華やぐと思います。

社長(兄)の考えではありますが、

「社長と従業員の距離が近い会社」

それを目標にしていこうと思います。

目次[ 閉じる ]