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会社から「幹部候補」とされて舞い上がっていた私が、1年後に転職した話。

転職前

BEFORE
職業
食品製造会社
職種
総務
従業員規模
120名程度
年収
340万円

転職後

AFTER
職業
食品製造会社
職種
総務
従業員規模
50名
年収
370万円

目次

TOBYさんの転職ストーリー

1これまでの私

私が、「幹部候補」だと…?

イメージ図:私が、「幹部候補」だと…?

転職したのは6年前、35歳の時です。

当時は食品メーカーで働いていました。
会社自体の歴史も長いのですが、働く社員も古参の者が多かった印象です。

会社の存続・発展のためには、若手社員の採用と育成が必要」とは、当時の上層部が口を酸っぱくして言っていた言葉です。

その一環でしょうか、当時まだ35歳の私が幹部候補として指名されました。

当時まだなんの役職も付いていませんでしたので、それでいきなりの「幹部」です。
とても嬉しかったですね。舞い上がりました。

幹部候補はまず総務部・人事部、そして経営企画室に異動して、そこで会社の仕組みを業務で学ぶとのこと。

(これは、かなりの栄転だぞ…!)

総務部への異動の際は、給与自体は変わらずでした。ですが、今後経験を積むごとにベースアップは間違いないだろう──、そう私は思っていました。

私には妻と娘2人がいました。

家族に不自由を感じさせないように、私がしっかりキャリアを積み上げていく必要があるといつも思っていました。

2転職のきっかけ

給与未払い、その実態は。

イメージ図:給与未払い、その実態は。

総務に異動になってしばらく経った日のことです。

給料日に、妻から不安そうな声で電話がかかってきたのです。

「今日って給料日だよね? 一円も振り込まれてないんだけど……」

「きっと何かの手違いだよ。上司に確認してみるから安心して」

そう妻に言い置き、私は上司の元へ確認をしに向かいました。

するとそこには、私と同じような状況だったのでしょう、数人の社員が上司の元に集まっていたのです。

そこでようやく、私はことの重大さに気づきました。つまり、給与未払いは手違いでも何でもなく、意図的なものであったというのです。

そこで私も初めて知ったのですが、随分と前から会社は経営難であったということです。

幹部候補として働きながらも、その事実については一切伝えられていなかったことにも腹が立ちました。

また、社長はその日以来自宅に閉じこもり、一切社員と顔を合わせなくなってしまいました。

私の「幹部候補」が実現することはないという事実を知り、そして転職を決意した出来事でした。

3転職活動中

転職エージェントとの出会い。

イメージ図:転職エージェントとの出会い。

転職活動にあたっては、まずハローワークに通いました。

私が転職を始めたころ、転職市場的には不景気で、応募しても書類の段階で落とされてしまうことがほとんどでした。

私は次第に焦りを感じました。
ふと脳裏に過ぎるのが、家族全員、路頭に迷う姿……。

藁にも縋る思いでした。
当時を振り返ってみると、私は転職についての知識をほとんど持ち合わせていなかったのです。

ですので「転職エージェント」の存在を知った時は、まさに目からウロコでした。
さっそく登録し、翌日には担当エージェントから連絡が来ました。

後日、面談のために伺うと、早くも求人をいくつか紹介してくださりました。

その中で私の希望に合う5社に連絡を取ってもらい、あわせて面接日程を調整してもらいました。

5社のうち2社は書類選考で落とされてしまいました。 ですが、そのうち3社は面接まで選考を進められて。

かつ、担当エージェントの方から

担当エージェント

「この会社さんは、あなたに興味を持ってくれているようです。しっかり準備して面接にのぞみましょうね。」

ということを言ってくれて。

そして、その会社の面接日。

2時間近くに及ぶ長い面接でしたが、私の経歴や熱意などにしっかりと耳を傾けてくれ、(なるほどたしかに、先方からの期待値はありそうだ)と感じられました。

その3日後、無事内定通知書をいただきました。

それを妻に見せたときに「良かったね」と言ってくれましたが、その表情はとてもホッとした様子が見られました。

きっと、私と同じくらい不安な日々を過ごしたのでしょう。

4転職後

ほとんど、ゼロからのスタート。

イメージ図:ほとんど、ゼロからのスタート。

新天地で、心機一転、挑むような気持ちで初出社日を迎えました。

私は再び、総務部での採用をいただきました。

いくら経験のある職であるとはいえ、この会社では新人に過ぎません。
決して驕らず、謙虚な姿勢を忘れず仕事を続けました。

そして実際に業務に就いてみれば、いくら前職と同じ業務と言えども、前職でのルールがほとんど通用しないことも知りました。

ほとんど、ゼロからのスタートでした。

こだわりやプライドは一切捨て、新卒社員の頃のように学んでいきました。

一般社員としての入社でしたが、頑張りを認めてくれたのか、翌年には主任に昇格できました。

5その後、どうなったか。

キャリアとは、自分で切り開くもの

イメージ図:キャリアとは、自分で切り開くもの

今回の転職で学んだことは、「キャリアとは、自分で切り開くもの」ということです。

とつぜん上から降ってきた「幹部候補」という言葉に有頂天になって、会社の実情に全く無頓着だった私。

仮に数年後、私があのまま幹部になったとして、会社の厳しい状況を救えたでしょうか。──考えるまでもありません、きっと無理です。

ですが、今の職場において私は当時より強く会社に働きかけられている実感を持てています。
それは、自分からの積極的な働きかけがあったからこそ感じられていると思うのです。

他人からお膳立てされるようなキャリアとは、蜃気楼のようなものでしょう。そこに確実さはありません。

しっかり地に足の着いたキャリアを築くには、とうぜん自分が切り開いていく必要があると思います。

◇ ◇ ◇

今後は、支えてくれた家族のためにも、更に上のポジションを目指してひた走っていきたいです。

具体的にはスキルアップを叶えることと、それに伴い昇進・給与を上げることです。
そのために資格取得やセミナー受講など、できることは何でもやっていきたいと思います。

簿記検定社会保険労務士資格・中小企業診断士資格など、気になるものはたくさんあります。

家族への恩返しと、不自由のない暮らしのために、これからもまだまだ、自分自身を高めていきたいですね。

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