転職体験談:夫の転職に伴い、自分も「看護師」として復職しようと決起して
転職前
- 職業
- 看護師
- 職種
- 医療・福祉
- 従業員規模
- 不明
- 年収
- 250万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 訪問看護師
- 職種
- 医療・福祉
- 従業員規模
- 10人
- 年収
- 300万円
- 会社名
目次
ひろさんの転職ストーリー
1これまでの私
結婚・出産を経て潜在看護師へ。

私が転職をしたのは、今から約3年ほど前になります。
元々看護学校に通っていたのもあり、国家資格を取得後、小児科や内科、整形外科など、様々な病院で看護師としての勤務を重ねてきました。
30代に入って結婚をし、2年後に第一子を出産しました。
しばらくは「潜在看護師」として、育児に専念する生活を続けました。
そして現在は2人の子宝に恵まれ、幸せに生活をしています。
「潜在看護師」とは
看護師の免許を持っているが、育児や介護のために退職し、現在は看護師の仕事をしていない人のことを指す。
2転職のきっかけ
夫の転職と共に、再び医療の現場へ戻る決心を。

夫も会社員でしたから、私が主婦業に専念しても、経済的には問題がありませんでした。
しかし、ある時夫に「転職をしたい」と相談を受けました。
夫にも叶えたい夢があり、それを実現するには今の会社は辞めないといけない。そう言われました。
私も、夫の夢を頭ごなしに否定するつもりは全く無く、むしろ応援してあげたいと思いました。
そして、夫の転職前後は給与も不安定になることが予想されたため、私も再び看護師の仕事を始めようと思ったのです。
3転職活動中
「経験」を武器にして。

幸い、何度か転職は経験したことがあったので、進め方に不安はありませんでした。
「ナースではたらこ」という転職サイトがあり、主にそこから求人応募をしていました。
不安があったといえば、3年近くのブランクがありましたので、その間に医療現場の事情も大きく変わっているんじゃないか、ということでした。
40代を越えた人材は、必要とされていないんじゃないかと。
とにかく「経験」を前面に出して、面接には臨んでいました。
若い人材に勝てる部分といえば、それくらいしかないんじゃないかって。
そして、私の経験は、どこの面接先でも概ね好意的に受け止めてもらうことができました。
そうして私が転職先に選んだのは、県内にあるクリニックです。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

あまり大きなクリニックではありませんが、患者様のための病棟も用意されている場所でした。
しかし、病棟勤務となると夜勤も発生しますので、まだ幼い子を持つ私には向かない仕事でした。
そこで私が配属されたのが、患者様のお宅に伺う「訪問看護」の仕事でした。
いくつかの科で勤務を経験してきた私ですが、訪問看護はまったくの未経験分野でした。
ですので、気持ち的には「まだ看護師になったばかりの新人さん」だったと思います。
訪問看護とは
看護師が療養や診断等を必要とする人の自宅や老人ホームなどの施設を訪問して、看護師としての処置やサービスをおこなうこと。在宅医療の一つ。
はじめの3ヵ月は、ひたすら指導係である上司の後について走り回る日々でした。
とても熱心な上司で、おかげさまで3ヵ月で「訪問看護のいろは」を自分に叩き込むことができました。
足腰が悪かったり、介護が必要な方のために、私たちの仕事はある。
それは次第に、私の中で大きな誇りとなり、やりがいへと変わっていきました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

医療の現場は私の想像通り、日々進化を続けています。
訪問看護の仕事も、私が現役の頃はまだまだメジャーではありませんでしたから。
しかし高齢化が進む時代、これからもっと、この仕事は誰かの役に立っていくと思います。
そのような仕事を経験できたことに、とても感謝しています。
現在、私は高齢者の方のお宅を中心に伺っていますが、今後はもう少し視野を広げ、小児患者や精神患者の対応もできるように、スキルを磨いていきたいと思います。