転職体験談:転職を通じて、「SEとして自分が本当にやりたいこと」に気づけた。
転職前
- 職業
- システムエンジニア
- 職種
- IT
- 従業員規模
- 1000人
- 年収
- 750万円
- 会社名
転職後
- 職業
- システムエンジニア
- 職種
- IT
- 従業員規模
- 2000人
- 年収
- 800万円
- 会社名
目次
yasuki0830さんの転職ストーリー
1これまでの私
元々は視野に入れていなかったSEの仕事だったが。

私は今年の7月に転職しました。
それまでは流通小売業向けのシステムを開発している会社でSE(システムエンジニア)をしていました。
SE(システムエンジニア)とは
SE(システムエンジニア)とは、ITに関わるシステム構築を担う人のことです。
顧客または社内の「要望」または「抱えている問題点」をヒアリングをして、解決に向けて要件定義、システム設計、開発(プログラミング)の指示、テスト運用等を行います。
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SE歴は、かれこれ約13年になります。
私は大学で文学を学んでおり、パソコンとは無縁の生活をしていました。
そのため、就職活動でもIT系の会社は受けていませんでした。
しかし、就活が思ったよりもうまくいかなかったこと、また、エンジニア関連は理系の仕事で、自分には縁遠いと思っていたが最近はそうでもないことなどを知るうちに、IT系企業も視野に入れるようになったのです。
仕事は専らPCと向き合ってばかりですが、お客様が要望されているシステムを設計、開発、納品して、それが実社会で利用されていることを実感することを大きなやりがいになっていました。
家族構成は妻一人、子供二人です。
2転職のきっかけ
合併後、仕事のシステムが様変わり。

前職の会社では、着実にシステムエンジニアとしてのキャリアを積むことができました。
しかし、ある時に会社が合併することになり、経営方針が変わったことが転職を考えるきっかけとなりました。
私が入社した当初は、パートナー会社の社員も含めて社内でチームを組んで開発業務を行うことが通常でした。
しかし合併後は、開発業務は別の会社へ完全委託して、社員は受注前の営業活動とコンサルティングに軸を置き、開発業務を下請け任せにして、下請け会社の進捗管理が仕事の中心になりました。
私は自らシステム開発に携わることにやりがいを感じていたので、それが他社任せになっている状況にどうしてもやりがいを持てなくなり、転職を考えるに至ったのです。
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3転職活動中
「転職のプロ」への相談で、面接通過率がアップ。

転職活動は難航しました。
私はそれまでにも2回、転職を経験したことがあります。
過去にも活用したリクルートエージェントに登録しましたが、前職を続けながらの隙間時間での転職活動だったため、エージェントの方との面談をする機会の無いまま活動を続けていました。
エージェントの方からのメールや自分で求人を検索し、気になった会社に応募をするというやり方でした。
私は既に40代半ばでしたので、「やる気」のみで押し通せる時期は過ぎています。
かと言って、これまでの経歴がどの程度通用するのか、それも分からないまま、手探りのような転職活動が続きました。
採用面接での強みの出し方も分からず、不採用が続きました。
方針を変え、やはりプロの意見は仰いだ方がいいということで、何とか時間を捻出し、エージェントの方と面談を行いました。
エージェントの方からは、面接での受け答えについて、以下2点のアドバイスをいただきました。
- 転職理由として、前職の会社批判のようなネガティブな要素は含まれていないか
- また、たとえネガティブな理由によるものでも「会社の方針は正しく、私の考えとは異なっていた」というような言い方で、うまくオブラートに包むことができる
やはりプロの方の意見は貴重でした。
アドバイスを踏まえつつ面接練習も重ね、それからは数社から内定をいただくことができました。
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4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

私は家族がいる身でしたので、数社の内定先のうち、待遇面の良さと安定性のある会社を最終的に選択しました。
前職と同じ、情報サービス系のSEの仕事です。
「自分がやりたい仕事ができるが、待遇・将来面に不安がある会社」と「やりたいことからやや外れるが安定性は期待できる会社」で天秤をかけた結果、後者を選んだのです。
この選択が、後に失敗だと気づきました。
私が転職した会社は金融機関の仕事を多く受注しており、それもあってか、社風も銀行系の色合いが濃いものでした。
よく言えば堅実ですが、意思決定が非常に遅く、社内手続きと稟議にかなり時間を割かないといけない会社でした。
また人間関係にも注意が必要で、社内関係者への根回し・説明が常に必要となっており、
- 私
-
「いったい誰に向けてシステム開発を行っているのか。本来顧客に向けて注力すべきところを、社内の人間関係にもこんなに労力を割かないといけないなんて」
とうんざりしました。
安定した会社なので、待遇面では不足はありませんが、私にはどうにも、この社風が合いませんでした。
結果、3ヵ月で退職しました。
幸運にも、2択で迷っていたもう一方の会社からお誘いを受け、年明けから入社が決まっています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

今回の転職で学んだことは、まずは転職活動において、当たり前のことかもしれませんが、面接の受け答えに際して準備は必要です。
自分が面接官の立場と仮定して、40代社員の採用の可否を検討するのであれば、経歴もさることながら、その人となりもよく知りたいと考えることでしょう。
そして一番大きな気づきは、転職はやはり「自分が一番やりたいこと」を重視して、家族とも相談しつつ決めるべきでした。
面接の場だではどれだけ質問を重ねても、その会社の実態は分からない部分もあります。
できれば面接だけでなく、職場見学や実際に一緒に働くことになる社員の方との面談を事前にお願いするようなことも重要だと思いました。
これを教訓にして、次の転職先では事前に職場の社員の方との面談を行いました。
今回の転職は私としては「失敗」となりますが、縁あって次の働き口も見つかり、自分のやりがいを重視して仕事に取り組んでいけると考えています。
仕事へのモチベーションは人それぞれかとは思いますが、私はどれだけストレスを抱えずにやりたいことができるか、人生一度きりの仕事なので、妥協せず後悔しないように仕事をしていきたいと考えています(家族への相談と理解は必要ですが)。
今後も働いていくうちに何か想像と異なることがあるかもしれませんが、自分が心から「ここがいい」と思って決めた会社であれば、その仕事を全うしたいと考えています。
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