転職体験談:40代、新しい職場では飛び込み営業と建設現場の立ち合い業務を初めて体験
ちょっと失敗
転職前
- 職業
- 宿泊業(ホテルチェーン)
- 職種
- 管理スタッフ
- 従業員規模
- 200名
- 年収
- 450万円
- 会社名
転職後
- 職業
- 建設資材のメーカー
- 職種
- 営業職
- 従業員規模
- 50名
- 年収
- 450万円
- 会社名
目次
さかなバナナさんの転職ストーリー
1これまでの私
家族との時間・サッカー

前職は2018年5月から2019年2月末まで勤めていましたので転職活動を始めたのは2019年3月からです。
私は妻と小学校・保育園の2人の子供と共にマイホームに住んでいます。
家族と過ごす時間がなにより好きで、仕事が終わればすぐに帰宅していましたが、前職は出張が多く、家にいる時間は多くありませんでした。
趣味は、平日や週末にサッカーをすることです。
小学生の子供が所属するサッカーチームでもコーチをしており、子供と一緒に楽しんでいました。
妻との仲も良く、喧嘩はほとんどしません。
家族の存在は、私にとってかけがえのないものです。
2転職のきっかけ
職場の人間関係や雰囲気に疲弊して。

私が「転職しよう」と思い立った理由は前職の会社での人間関係です。
もともと39歳の時にどうしても入りたかった会社(前職)があったので、それまで勤めていた会社にそれほど不満はなかったものの、前職の会社に転職しました。
しかし、入ってみると理想とは全く異なり、ピリピリとした職場の雰囲気や社風等で次第に疲弊していきました。
人間関係も悪く、少しでも上司が気に食わない言動や行動があると、人格まで否定するような事を言われるのです。
同期はすぐに辞め、うつになって辞めたりする人もいたほどでした。
そんな環境の中で何とか耐えていた私も、体力的・精神的にも限界に近づいてきて。
あるとき、私は上司2人と出張に行った際、その期間3日間に渡り延々と叱責され続けました。
でも、なぜ私がここまで攻められなくてはならないのか。
その理由がまったくわからないんです。
正直、上司たちの虫の居所が悪く、私をそのはけ口にしているようにしか感じられませんでした。
そのような出来事があって、私は10ヶ月勤めたこの会社を退職しようと決めました。
最後は「はやくここから抜け出さないと」という想いだけで退職の手続きを進めていました。
3転職活動中
40代転職の厳しい現実を目の当たりに。

既に前職を辞め、妻と当時小学4年生・3歳の2人の子供がいたことから、転職活動中は「とにかく生活の為にも何とかして早く探さないとならない」という気持ちでいっぱいでした。
しかし、転職活動を始めてみると、書類審査で不採用になる事が非常に多かったです。
40歳ということ、前職を10ヶ月で辞めていることも関係しているのかもしれません。
それでも、毎日ハローワークへ通い、求人情報を確認したり、履歴書や職務経歴書を作成して入社を希望する会社へ送付していました。
自分の好きな仕事を選ぶというよりも、前職と変わらない収入で働けそうな所を、という思いで。
こうして、非常に苦しい状況が1ヶ月くらい続きましたが、何とか今の会社に採用され、現在に至ります。
逃げるように辞めたとはいえ、とにかく転職活動中は「このまま仕事が見つからないのではないか」という焦りが常にあり、非常に辛かったです。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

経験のある営業職での転職でしたが、業種が全く違うという事もあり、まずは現場研修として建設現場での作業を行いました。
最初の頃は朝早い上に、慣れない建設現場での力作業・・・
気性が荒い人が多く、理不尽に怒られる事も多々ありましたが、新入社員の現場研修なので、我慢して作業に当たりました。
その後、営業として外回りを行いますが求人情報には全く記載のない新規の飛び込み営業を担当し、1日何件も営業をする日々を送ります。
もちろん不満はありました。
ただ、前職と比べたら精神的にマシである上に、再び転職先を探しても苦労するのが目に見えているので、そのまま現在に至ります。
今では新規営業で得意先となった顧客もいて、少しずつ慣れてきています。
しかし、立ち会いで現場に行くことも多々あり、建設現場独特の雰囲気にも慣れずストレスはまだまだ続いています。
その中でも、営業ですので自分1人の時間も次第に多くなってきていること、ある程度自分でスケジュールを決められることなど、悪くないと思えることがあり、気楽な時間も増えてきました。
また仕事以外でも、直帰して家族との時間を楽しんだり、自分の趣味の時間へ費やしたりできるので少しずつではありますが、心地よくなってきています。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

いちばん痛感したのは40歳になってからでは、特別な資格や経歴がない限り転職は難しいということです。
個人的にはまだ仕事は選べると思っていましたが、認識が甘いということに気付かされました。
また、前職を10ヶ月で辞めているというのも足枷になったと感じています。
そして、転職をするなら次の職場が見つかってからの方が良いということも痛感しました。
家庭がある身で十分な蓄えがないまま、辞めてから次の仕事を探すのは1リスクが大き過ぎます。
その一方で今まで営業として頑張ってきた経歴を認めてくれた今の会社があるということも事実です。
仕事人間ではなく、生活の為だけに仕事をしていた私ですが、今までしっかりと頑張ってきたことは無駄にはならなかったと思えます。
今の職場に満足している訳ではありませんが、幸い月収は変わらないです。
ただこの先、次を考えるとしても今の仕事を頑張ってアピールできる実績を積んでいきたいと考えています。
◇◇◇
これから実現していきたいことは、まずは、今の会社で営業として実績を積み上げていきつつ、自分の居場所を作っていきたいですね。
一番上の営業は高齢で、そろそろ退職する可能性もあるので、今の会社で役職がついて出世できるように頑張りたいです。
慣れない業種ということもあり、未だにストレスに感じることも多いですし、特に新規の飛び込み営業の際は精神的な辛さもあります。
ですが、家族が更に安定した生活を送れるようにするためには、これらも乗り越えていかなくてはなりませんから。
あと、最近は副業としてWebライティングを始めました。
まだまだわからないことばかりですが、少しずつではありますが知識もついてきましたし、案件が取れてお客様から高評価を頂くこともありました。
どこまでできるかはわかりませんが、このまま実績や評価を積み上げて、いつかフリーランスで働ければ良いなと考えたり、大好きなサッカー関係の仕事で独立したいとも考えたりしています。