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カーナビ開発のソフトウェアエンジニアとして働いていた私が、自動車メーカーに転職した話|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
家電メーカー
職種
ソフトウェアエンジニア
従業員規模
3000名
年収
790万

転職後

AFTER
職業
自動車メーカー
職種
ソフトウェアエンジニア
従業員規模
34000名
年収
750万

目次

momo318さんの転職ストーリー

1これまでの私

自動車のカーナビ開発。それが私の仕事。

イメージ図:カーナビ

転職したのは私が43歳のときのことです。

当時は、自動車メーカー向けの純正カーナビゲーションの組込みソフトウェア開発に携わっていました。

そこでの仕事内容は、主にカーナビゲーションに搭載されている通信機能のアプリケーション機能開発に携わり上流工程やテスト担当です。

チームメンバーは3名、リーダーは私でした。
私の役割は進捗管理、他部署との調整や問い合わせ対応、外注コントロール、各種設計レビューおよび後輩育成/指導です。

他人を面倒見るのが好きで、自分が修得したスキルや知識をメンバーにも共有しながらチーム全体がスキルアップさせていく──。そこに、やりがいを感じていました。

あとは、ものづくりの仕事自体も好きでした。
ときにメンバーに任せず自分で不具合の解析や調査等をしたりしましたが、これは「手を動かしいたい」という欲求があったからでした。

どちらかというと、管理職で働くよりもプレイヤーで働く方が向いているタイプ。
──これは後々の転職の際に苦労することになるのですが、また後程、詳しくお伝えしようと思います。

2転職のきっかけ

職場のかつての活気は、失われていって。

イメージ図:業績悪化中の会社

2015年頃からでしょうか、「うちの会社の業績が悪くなっている」という話がよく聞こえてくるようになりました。
実際、自動車メーカーからの受注が減っていましたので、それは事実であることも分かっていました。

加えて、カーナビの技術は日進月歩。大手カーナビ製造の会社と比べると当時の私たちの技術力はせいぜい三、四番手で、先々の不安もありました。

2017年になって、会社は早期退職優遇制度を発行しました。
勤続年数の積み上げでベース給が高くなった社員に対して、退職金上乗せの代わりに早期退職を促してきたわけです。

私自身は(年齢的にはバッチリ対象になっていましたが)勤続年数が足りず、早期退職優遇の対象ではありませんでした。

しかし、同僚が数人、そして私と同じチームの1人も、その制度に手を上げて会社を去っていったのです。

その1年後は、残った社員に向けて賞与カット。
不安は大きくなる一方でしたし、あとはやっぱり、残される側の寂しさというのもありました。
長年一緒に過ごしてきた仲間が去っていくのは、なかなか辛いものです。

そして私自身も、40歳半ばの年齢でした。

(もしこの先数年後にリストラや倒産があったとき、果たして次の職場は見つかるだろうか)と思ったとき、「今のうちに転職した方がいいだろう」と考えるようになったのです。

3転職活動中

40代半ばの転職活動。かかった期間は、半年間。

イメージ図:転職活動中の男性

仕事もあって子育てもあってのなかでの転職活動でしたので、うまくやれるかの不安もありました。

子育ての方は、妻と私の両親がフォローしてくれました。
平日仕事から帰っての時間、それから休日の数時間において、転職活動に専念できる時間を確保してくれました。

ですが、肝心の転職活動はかなり難航しました。
とにかく、応募しても落とされてしまうんですね。

その理由は、採用側のニーズと私のニーズのミスマッチ。
採用側は、40代の私には管理職やPM(プロジェクトマネージャー)としての働き方を求めていましたが、私は自分で手を動かすのが好きな方でしたので、そこがかみ合わなかったのです。

採用してもらうために自分の働き方まで迎合してしまっては本末転倒ですし、私自身管理職としての経験は先方の期待するレベルに達していませんでしたので、これには悩みました。

あるとき、(試しに利用している転職サービスを変えてみようか)と考えて、これまで使っていた転職サイト・エージェントに加えてクイック(現:オートモーティブ・ジョブズ)という転職エージェントに登録してみたのですが、これが正解でした。

まず、私の望む働き方にマッチする求人企業を探してきてくれて。
それから、私の思いやこれまで経験してきた強みを企業対してどのようにアピールするのかを詳細に教えて頂けました。

それからですね、少しずつ選考通過率が上がって、なんとかうまく行きそうな希望を持てるようになったのは。

最終的に、自動車本体を製造するメーカーのソフトウェアエンジニアとして、転職先が決まりました。

転職活動を始めて、6ヶ月目のことです。
長丁場でしたが、結果として満足いく職場への転職が果たせましたので、満足しています。
クイックの担当さんのフォローなしには、とても決まらなかったと思います。

4転職後

新しい職場で待ち受けていた状況は。

イメージ図:自動車メーカーの職場

自動車メーカーへと転職して最初に感じたことは、私自身の「経験不足」でした。

これまでのカーナビ開発では決められた機能を作り上げれば良かったのですが、新しい職場では自動車に関わるシステム全体をしっかりイメージしたうえで開発をする必要があります。

「自分で手を動かしたい」と言っていた私でしたが、ここでそうした働き方を発揮していくことですら、まだまだ知識もスキルも足りないことを痛感しました。

また、日常業務ではふんだんに英語メールが転送されてきます。
海外出張も今後あるとのことでしたので、英語スキルも今まで以上に必要だと思いました。

「転職は、転職活動よりも入った後の方が大変」とはよく言いますが、本当にそのとおりでしたね。

ただ、40代になってこうした新しい学びの機会を得られたのは貴重なことなのでしょう。
前職に留まり続けていたら間違いなくガラパゴス化していたこともわかりましたので、結果としてはこれで良かったと、思うようにしています。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って思うこと。そして、これから目指していきたいこと。

イメージ図:エンジニアの脳内イメージ

自動車メーカーで働くことは若い頃の私の夢でもありましたので、今回の転職については概ね満足感が勝ってします。

特に良かったと感じているのは、これまではサプライヤーとして自動車メーカーの言いなり的な感じで仕事をしてきましたが、そうではなく自分たちで「こんな車をつくりたい」「こんなことをしてみたい」という考えを持てることです。

もちろんそれを実行に移すのは大変でしょうが、その可能性を持てる職場ということは大きいと思っています。

一方、気になった点は昔からの大企業気質みたいな社員が多いことです。
そのため受け身気質な社員もいたりします。

また、決済フローの殆どが紙ベースなこと。
さすがにこの時勢ですのでじきに電子化が進むでしょうが、大きな企業だから何事においても進んでいるわけではなく、まさに「大企業病」的な側面は実際にあるものだなと思いました。

◇ ◇ ◇

今後は、知識・スキルを身に付けるだけでなく、新しいサービスを発案していける存在になりたいです。

将来的には特許を出願して会社に利益をもたらし、自動運転の分野で大きく貢献することができるようなエンジニアになることが目標です。

そのためには、これまではプログラミングや設計のスキルばかりを磨いてきましたが、それ以外の通信やセキュリティ技術を身に付けて行きたいと考えています。

あとは、私自身の働き方について。
新サービスを本当に立ち上げるとしたら数十名規模のチームをリーディングしていく必要があります。

これまでは「自分で手を動かす」ことを大切にしてきましたが、将来の目標に近づいていくためには、マネジャー・管理職としての働き方も必要となるでしょう。

そうした働き方について、以前よりもポジティブに考えられるようになった自分がいます。
こうした変化を感じられるようになったのも、転職して「よかったこと」のひとつなのかもしれません。

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